猫の病気、血便が出たら?

猫の病気、血便が出たら?どんな病気が潜んでいるのでしょうか?

こんにちはnaomiです!クリックありがとうございます人気ブログランキングへ

ある日いきなり、愛猫が血便を出していることに気づいたら・・・!とても驚くだけではなく、心配で仕方がなくなりますよね?猫が血便を出したときに、考えられる病気などについて、この記事では、情報をまとめていきたいと思います。

まず、猫が血便を出したとき、考えられるのは。大腸の異常や病気です!そして、猫が血便を出したとき、その血の量などが多いと、病気がかなり進行していると考えられるようです。

血が少し筋状に混じっている程度なら、まだ緊急性は低いとはいわれていますが、どちらにしても、猫が血便を出したら、すぐに獣医に診断してもらうことが大事だと思います。

猫が血便を出したときに、考えられる病気について、ここからは情報をまとめていきます!まずは、胃腸炎と、胃潰瘍という病気が考えられるようです。

まず、胃腸炎について見ていきましょう!胃や腸に炎症が起きている状態が、この病気で、猫は、何度も吐いたり、下痢をします。

腸炎という病気は、慢性と急性に分かれていて、急性だと、とても危険性が高くなり、症状が重く、亡くなることもあるので、すぐに獣医に連れて行ってください。

猫の病気である胃腸炎は、厳密に見ていけば、炎症が起こっている場所によって、胃炎、腸炎(小腸炎、大腸炎)に分けられます。

急性胃腸炎という病気の、主な症状は、下痢と吐き気だと、すでに書いていますが、症状が軽いと、これらの症状が出てこない場合や、ちょっと便が柔らかいかな、といった印象を持つ程度の症状が現れます。

血便が出てくるのは、かなり症状が重くなった頃で、そうなると、どろっとして、形がなくなるような便を出すか、水様性(水のような下痢)になったりします。

慢性胃腸炎という病気は、急性に比べて、吐き気や下痢は、軽いようですが、慢性ですから、いつまでも続くため、猫は痩せていき、栄養状態も悪くなるので、被毛や皮膚の状態が、悪くなってしまいます。

子猫は、急性の胃腸炎で始まった下痢が長引くと、慢性化することがあり、まだ成長期の子猫が、このような病気を、体内で引き起こした場合、成長に影響があるため、発育不良となって、体が弱くなるので、特に注意が必要となります。

腸炎が慢性化すると、繰り返し吐いたと思うと、しばらく吐かないといった、散発的(間をおいて起きる)な、吐き方をするようです。

そして、食欲が、まったくなくなることは稀で、食事の量が、少ない状態が長く続くようです。

この原因ですが、毛球症が考えられるようです!特に長毛種は、この病気になりやすく、体を舐めて、口に入った毛が、胃や腸に入り込んで、毛玉となって胃腸炎を起こします。

スポンサーリンク

 

腸内に寄生虫がいる場合も、これらの病気を発症してしまいます。

寄生虫の種類や、いる場所によって症状が重くなる場合もあります。

これについては、後ほど書いてありますので、そちらを御覧ください。

猫の中には、生まれつき、消化酵素の分泌が、少ない子もいて、このようなタイプの子は、慢性の下痢を起こしやすくなります。

牛乳に含まれる、ラクトールという成分を、分解する酵素を、十分に作ることができない子がいて、飼い主が気づかすに、子猫=牛乳と思いこみ、普段から与えていて、下痢をしていることにも気づかず、与え続けた場合も、この病気を引き起こします。

他には、植物アレルギーが原因で、嘔吐や下痢が続いて、それが慢性化する場合もあるようです。

これらの病気の予防法は、やはり、普段から飼い主が、血便などを出していないかどうかなど、便のチェックをしてあげることです。

次に、猫が血便を出したとき、考えられる病気、胃潰瘍について見ていきましょう!これは、胃腸炎を起こした猫の炎症がひどく、胃の粘膜が剥がれてくるような状態になると、胃潰瘍という病気になってしまいます。

ただ、猫はめったなことでは、胃潰瘍にならないといわれているので、とても少ない病気であるとはいえるようです。

血便を出した猫、他にはどんな病気が考えられるのか?ウイルス感染症です!血便を伴うようなものは、猫汎白血球減少症です。

これは、バルボウイルスの一種で、猫汎白血球減少症ウイルス(FPV)によって、引き起こされる感染症です。

別名、猫伝染性腸炎や、猫ジステンバーと呼ばれていて、死亡率と伝染性が高いため、消毒や清浄化が、困難な場合があります。

軽いものなら、軽度の下痢や、嘔吐が起こるだけのこともありますが、重くなると、血便を伴う下痢をして、激しい吐き気を起こし、40度を超える発熱をしてしまいます。

こうなると、食欲がまったくなくなり、水を飲むことさえ出来ません。

吐き気は、1日に何度も起こり、水分摂取も出来ないので、脱水症状を起こし、元気がなくなり、ぐったりとしてしまいます。

治療が遅れると、ショック死する場合もありますから、すぐに、獣医に診断してもらったほうがいいようです。

3種混合ワクチンを摂取していれば、予防できる病気です。

血便を出した猫、他に考えられる病気は、肛門嚢の炎症と膿瘍です。

肛門嚢は、消化器ではありません!肛門の周囲にあるので、胃腸の関連器官です。

袋状の組織で、肛門の周囲の皮膚から1~2cm奥の左右にあります。

肛門嚢が炎症を起こすことを、肛門嚢炎と呼び、炎症が進んで内部が化膿することを、肛門嚢膿瘍と呼びます。

この病気を起こした猫は、しきりにお尻を気にするようになり、肛門を舐めたり、お尻をしきりに、床にこすりつけたりするようになります。

飼い主が気付かずにいると、肛門嚢が破れ、肛門の横に穴があき、そこから膿が出てきます。

そうなると、血の混じった膿が出てくることもあります。

他には、トキソプラズマ症という病気が考えられるようです。

この病気は、トキソプラズマという、微小な生物が、猫に感染することによって発症します。

ほとんどの猫は、症状が出ませんが、体の弱い子や、子猫が感染すると、亡くなる場合もありますので、注意が必要です。

猫以外に、ひつじや豚、ねずみや鳥類などにも感染します。

子猫のような、まだ病気に対する抵抗力のない子が感染すると、せきや呼吸困難、血便を伴う下痢、発熱などの、急性症状が出ることがあります。

これらの症状が重いと、亡くなってしまうこともあります。

実は、この感染症は、予防のためのワクチンがありません!ですから、猫が感染しないよう、トキソプラズマに接触する機会を、なるべく減らすようにしてください。

完全に、家猫として飼っている場合は、安心感が高いですが、外に遊びに出る子だと、外で、ネズミや鳥を、捕食してしまう可能性があるので、注意が必要です。

人間も、トキソプラズマの中間宿主なので、感染しないように、気をつける必要がありますが、幸い、日本では、寄生虫などに対する、食肉検査が徹底しているので、よほどのことがないかぎり、国内で感染する可能性は、ないといわれています。

次は、病気ではないけれど、血便を出すときに考えられるものですが、寄生虫病の中の、鉤虫症があります。

これは、長さが1~2cmほどの、白い糸のような寄生虫で、猫の小腸に住み着いて、血を吸います(オカルトチックで怖いですね・・・汗)、これがいると、ねこは貧血気味になり(血を吸われるのですから、当然ですよね)、血便を出します。

子猫がこの寄生虫に住み着かれると、症状は重くなり、お腹が痛そうな様子を見せ、タール状の血便を出します。

便に異常が見られない場合もあり、大人の猫などは、慢性の症状を見せるようになる場合もあります。

猫が、だんだん痩せて元気がなくなっていき、毛艶も悪くなってきたら、便に異常がなくても、この寄生虫がいる可能性が、考えられるようです。

その他、熱中症になった猫も、血便を出すことがありますが、猫が熱中症にかかる確立は、そんなに高くないとはいわれています。

 

 

スポンサーリンク

 

血便を出すときには、すでに熱中症が、さらに進行している状態ですので、ショック死する場合もありますので、注意が必要です。

猫が血便を出す前の、熱中症の症状ですが、まず、呼吸が荒くなり、苦しそうにゼーゼーと、あえぐようになり、口をあけて、舌を出したまま、よだれをだらだらと、垂らすようなこともあります。

このとき、体に触ると、、あきらかに体温があがっているのが分かるほど、熱くなることもあり、猫は元気をなくして、衰弱してしまいます。

他にも、猫が血便を出したときに、考えられる症状がありますので、そちらも見ていきましょう!病気ではなく、ストレスが原因となる場合もあります。

もちろん、これは、その子によって、性格の違いがありますから、同じ状況でも、ストレスを感じない子もいますが、なんらかのストレス(環境の変化や、多頭飼いの場合は、他の猫との相性など)が原因となって、猫が血便を出すことがあります。

これは、ストレスを感じたことで、腸壁が荒れてしまい、血便が出ることもあるようです。

猫は言葉を喋れないので、普段から飼い主が、気を配って様子を観察してあげたり、便や尿などの状態を、毎日チェックしてあげることは、とても重要になります。

普段元気な様子を知っていれば、ちょっとした便や尿、猫の様子の変化が分かるので、日々、しっかりと見てあげてください。

なんでも、人間の子供も、最近では、母親にしっかりと、観察されなくなっていると話す、代替医療の先生などもいます。

子供だろうと、猫だろうと、家族、周囲の人、友人などなど、日々気にかけてあげることは、色んな意味で、コミュニケーションを活発に出来るだけではなく、病気のリスクや、微妙な変化に気付きやすくもなりますので、普段から、猫の様子なども、しっかりと見てあげてください。

ある日、猫のトイレ掃除をしていたら、え!血便が出てる?なんてことになると、慌ててしまいますよね!どんな病気が考えられるか、まとめてみました。

人気ブログランキングへ