「猫の殺処分ゼロ!」千代田区の方法とは?

「猫の殺処分ゼロ!」千代田区の方法とは?なんだったのでしょうか?

1 野良猫の現在の状況は?

2 千代田区が取り組んだこと

3 不法な対応をしているのか?

4 殺処分ゼロ継続中の秘密は?

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野良猫の現在の状況は?

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猫の殺処分ゼロを実現して、それを継続し続けている千代田区、まずは、現代の野良猫の状況について、情報をみていきます!

現在の日本で、殺処分される動物の9割は猫だといわれているようです!

2010年度には、16万匹の猫が殺処分されたといわれています。

野良猫は、飼い主のいない猫ですが、この生き物は生後、4~5ヶ月ほどで、発情期を迎えて子供を産みますが、一度に4~5匹も産むほど、多産だといわれていて、野良猫を放おっておくと、どんどん子供を産み、その子がさらに、生まれて数ヶ月で子供を産みますから、すごい勢いで、野良猫が増えていくため、都会では、どうしても行政が、さまざまな問題となるため、猫を殺処分していくという対応が、取られてしまうのが現状です!

動物団体や、保護活動をボランティアで行っている団体などが、これらを阻止するべく活動を行っていて、野良猫を保護したり、その後、里親を募集して引き取り手を探したり、野良猫のままで、避妊手術や去勢手術をして、これ以上殺処分が行われないようにするために、これらの活動を行いながら、日々地道に、命を守ろうと、懸命に働きかけてくれているようです。

御存知の通り、野良猫を見かけた時に、片耳をカットされているものを見かけたら、それは避妊手術をしたという印です。

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こうやっておけば、また別の保護団体や個人が、野良猫を見つけた時に、手術をするべき猫か、そうでないのかが見分けがつくため、便利でもありますから、このような印をつけるようになっているようです。

日本全国で、この試みはされていて、滝川クリステルさんも、これらの活動を行っている団体を支援をするなど、多くの方の力で、猫の殺処分を、出来るだけ少なくしていこうと、命を守る働きが、日々地道に行われているのです!

これが現在の、日本の野良猫の現状でもあります。

千代田区が取り組んだこと

それではいったい、千代田区はどんなことに取り組んでいき、猫の殺処分をゼロにしていったのか?その方法や、取り組みについて情報を見ていきます。

元々千代田区は、皇居や国会議事堂の周辺などに、野良猫が多く住み着いていた地域でした!

この辺りは、どちらかというとオフィス街になりますが、野良猫の存在は、さまざまな弊害も起こりますから、千代田区は、13年前から、この区に住む人や、働きにやってくる人たちに、ボランティアになってもらったり、保健所や動物病院などに協力してもらい、「動物と共生支援ネットワーク事業」というものを立ち上げ、活動を続けてきました。

その成果が、現在の、殺処分ゼロとなった、千代田区の方法でもあるようです。

本来なら、猫のすべてに家族がいることが望ましいのですが、野良猫の引き取り手は、子猫を望む場合が大半ですから(それでも引き取り手のいない子猫も多いのです)、1年で成猫に成長する猫が、引き取ってもらえる確率は低いため、それならば、先程も書いたように、飼い主のいない猫に、去勢や避妊手術をしてあげて、これ以上子供が増えないようにして、地域猫として、一代限りの命を見守っていこうという試みを始めたのです。

他にも、保護した猫の常渡会を定期的に開いて、里親を見つける活動も行っています!

ですが、日本社会には、この愛すべき生き物を好む人ばかりがいるわけではありません!

野良猫に餌を上げる人に、嫌な気持ちを持つ方もいますし、猫が自分の庭に入ってくるのを、極端に嫌がる人もいます。

糞尿被害の問題もありますし、さまざまな感情を持つ人もいるのが現実です。

動物だからといって、すべての人が、その存在を好むかといえば、そうではありませんから、千代田区でも、殺処分ゼロが実現する前は、苦情も数多く行政に寄せられ、さらには、生まれて間もない子猫が、車に轢かれて死んでいく率が85%もあった現状があったのです。

千代田区が「動物と共生支援ネットワーク事業」を立ち上げ、活動を開始した後から、これらの苦情や、路上で死体となる猫の数は激減し、2011年には、千代田区のこれらの取り組みの成果があがり、殺処分はゼロになったのです!

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不法な対応をしているのか?

千代田区が、猫の殺処分ゼロであるのには、なにかからくりがあり、これまで行ってきた方法については、不法な対応をしているのではという意見もあるようです。

糞尿被害などで、自宅の庭を汚されることに、非常に憤慨している方もいらっしゃるといいますし、先ほどから書いているように、この動物を好きなだと感じている人ばかりではなく、心底嫌いだという方もいますから、さまざまな方々が一緒に住んでいる街のなかで、これが一番の解決策だというものはありませんから、難しいところですが、どうやらある見方によると、千代田区が、殺処分ゼロになっている方法は、次の2つのからくりがあるからだとい指摘もあります。

● 不妊手術をした後の猫を、再度野良猫として遺棄を指示している

● 捕獲された猫の引取を拒否している

この件に関しては、素人なので、詳しくは説明できませんが、どうやら、見方によると、不正な対応をしているから、千代田区が、殺処分ゼロを、実現できている部分もあるという面も否めないようです。

殺処分ゼロ継続中の秘密は?

千代田区が、殺処分ゼロを実現したのが2011年、この記事を書いているのが2015年7月ですから、5年4ヶ月経っていますが、現在でも、ボランティアを募集していて、活動を続けているようです。

継続できている秘密は、これらの活動を続けてくれる方の募集を常に行い、これからご説明するやり方で、猫の手術を行っているからだといわれています。

まず、千代田区が募集している、普及委員と呼ばれるボランティアに登録をします。

その後、ボランティアは、猫を見つけた時に、地域猫であるかどうかを確認します。

これは、最初に書いたとおり、耳にさくらの形の印がついているかどうかがチェックポイントです!

これがないのなら捕獲するので、保健所に連絡して、捕獲機を借りてきて、仕掛けをして、猫が捕獲されるのを待ちます。

捕獲されたら、動物病院に運び、避妊もしくは去勢手術を受けさせる。

この費用は、千代田区が、助成金として一部提供しているそうです!

そして、ここが、さまざまな動物愛護団体などから、ツッコミが入っているところなのですが、手術がすんだ猫を引き取りに行って、元の場所へ戻してあげる。

殺処分されるのを防ぐために、千代田区がボランティアに頼んで行う、これらの連携プレーを、一人でも多くのボランティアの力を借りて行っていくことで、殺処分ゼロを継続しているのです。

ちなみに、千代田区の助成金額をご紹介しておきましょう!

雄・・・17,000円  雌・・・20,000円 

妊娠している猫・・・25,000円

これを上限としています。

年間で猫の手術費用の予算は決まっているので、これに達すると、その年の助成金は出ないことになります。

毎年予算を組むので、金額は年度によって異なります。

なるほど、この記事をまとめて理解出来ましたが、千代田区の行っている方法は、殺処分するのではなく、地域猫として、子供を繁殖できないようにしておいて、人間と共生させているということですから、猫が嫌いな人にとっては、野良猫がうろつくことに変わりはないということになります。

このあたりは、団体や人によって感じることも、考えることも違ってきますので、千代田区が行っている、猫の殺処分ゼロの方法について、情報を集中させて見ていきました。

私が住む地域では、ボランティアや、これらの活動を行う団体が、手術を受けさせ、出来る限り野良猫の里親を探してあげようと、保護活動をしていたりします。

この、千代田区が行っている方法ですが、確かにこれで、殺処分される子猫が生まれる確率も減りますが、繁殖を、人間がコントロールしているわけですから、どうなんだろう?という疑問の声も上がっているようです。

これもまた、人それぞれ考え方や感じ方が違いますから、このような方法で、千代田区は、猫の殺処分ゼロにしていますよという、現在行われている事実について、情報をまとめていきました!

ネット上にも、里親募集のサイトや、それらの活動を行っているブログなどが、数多く存在しています。

我が家も、1年前の7月1日に、突然拾わされるように、目の前にぽつんと、「もぐらかっっ?」と思った、真っ黒な子猫を発見して保護した後、このブログを作って、猫の生活向上を目指して、情報発信を続けていますが、活動のやりかたは人それぞれですね!

ただ、ひとつだけ個人的に思うことですが、どんなやり方であろうとも、今目の前に生きている猫を生かしてくれた、その事実には、猫を大切に思う気持ちを持つもののひとりとして、有り難いことだと、心の底から感じています。

猫だけではなく、生き物の殺処分は、できることなら避けたい現実ではあります。

千代田区の行っている方法に、ツッコミも入っている現実もあるようですが、命を生かしてくれた事実に対して、ありがとうございますと伝えたいと思います。

「猫の殺処分ゼロ!」千代田区の方法とは?という情報をお届けしました!

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