ソマリ(猫)の性格や色、ブリーダーの値段は?
猫の種類、ソマリの性格や色、ブリーダーの値段は?について書いていきたいと思います。
1 猫のソマリについて
2 ソマリのブリーダーの値段は?
今回は猫のソマリという種類についての情報をまとめていきます。
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猫のソマリについて
ソマリの基本データ | |
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英表記 | Somali |
誕生国 | イギリス |
誕生年 | 1967年 |
公認団体 | CFA・TICA |
原種 | アビシニアン |
毛色 | レッド、ルディ、ブルー、フォーン |
目色 | ゴールド、グリーン |
平均体重 | オス4.3kg、メス3.5kg |
まずは、ソマリの歴史について情報をまとめていきながら、一体どんな種類の猫で、性格などはどんな猫なのか見ていきます。
ソマリの出現については、諸説あるようで、この種類の猫が現れ始めたのは、1950年代の北アメリカです。
一応、これがソマリという種類の猫の始まりだという王道の情報を、ここではご紹介していきます!
アビシニアンの子猫の中に、突然長毛種の猫が生まれたのが始まりだといわれています。
アビシニアンは長い歴史を持っている猫で、純血種として繁殖が始まったのは、19世紀後半で、20世紀初頭には、世界中の猫血統管理団体に登録されました。
最初は、ソマリの出現を快く思わない人たちもいたようですが、長毛種の誕生に魅力を感じた人たちが、長毛遺伝子を固定させようと、ブリーダーとなって交配を試みるようになりました。
長毛が遺伝するのは、第二次世界大戦中~後にすでに分かっていたようですが、純血のアビシニアンの中に、長毛のアビシニアンがいるのは、純血の繁殖に反するものだと考え、否定的な繁殖者もいたのです。
1960年代の北米で、Evelynさんが、長毛のアビシニアンに「ソマリ」という名前をつけたのが、この種類の猫が登場した始まりだといわれています。
名前の由来ですが、アビシニアンという名前は、現在のエチオピアのことなのですが、この隣の国が、ソマリアだったからだといわれています。
いろいろな困難がソマリには起こったようですが、それらを見事通り抜けて、ソマリの毛色のルディーとレッドが、1979年に、アメリカの猫の血統団体CFAに公認されました。
*画像はCFAよりお借りしました
「ソマリの毛色ルディ」
「ソマリの毛色レッド」
その後、毛色がブルーのソマリは1986年に、フォーンは1990年にCFAに認定されることになりました。
「ソマリの毛色ブルー」
「ソマリの毛色フォーン」
最初にソマリが公認された年には、キャットショーに出場して、グランドチャンピオンになった子も出てきました。
その後から、ソマリはショーで活躍をしていきながら、徐々に知名度を上げていったということです!
ちなみに、近年の研究で、ソマリが誕生したのは、異種交配が原因ではなく、どうやらミュータント!そう、突然変異だったことが分かったのですが、研究者や、繁殖者の経験から、これらの事実が理解できたようです。
ソマリは現在、アメリカ、カナダ以外にも、世界中で猫種として登録されていて、アビシニアンと同じように、世界中で愛され続けている種類になりました。
日本での、ソマリという種類の猫の繁殖は、なんと、CFAに登録される以前から独自に行われていたといわれています。
1980ー1981年シーズンに、日本で、ソマリという種類として初めてキャットショーでグランドチャンピオンになった猫は、FOXTAIL'S GOLDEN WEST(通称コール君)という子だったそうです。
日本では、このコールくんを繁殖したキャッテリー「SILKROAD」を出発点として広まっていったといわれています。
このような歴史を歩んできたソマリ、わかりやすく説明すると、アビシニアンから突然変異で生まれた猫を、人間が人工的に繁殖させて猫種とした猫であるということです。
アビシニアンの長毛種なので、ロングヘアード・アビシニアンとも呼ばれています。
ソマリの特徴は、V字型の頭に大きな耳、アーモンド型の大きな目、筋肉質な体格をしていて、被毛はダブルコート、一本の体毛が濃淡のしま模様になっていて、これをキッティングと呼んでいて、光の加減で色みが変わって見えるのも特徴です!
目の色はゴールドとグリーン、鳴き声が美しいと評判で、まるで鈴を転がしたような綺麗な声で鳴くことでも有名です!
しっぽがふさふさしているのも、ソマリの特徴でもあります。
ソマリ好きの間では、体格や見た目などを見て「狐のような猫」だと言われているようです。
猫の体格は、6つに分けられているのですが、ソマリはその中の、フォーリンタイプと呼ばれる、比較的スレンダーで筋肉質な体を持っているといわれています。
↓ボディタイプについてはこちらを参考にされて下さい。
この体格の猫の種類は他に、ロシアンブルーやターキッシュアンゴラ、ジャパニーズ・ボブテイルなどがいるといわれています。
色は、レッド、ルディー、フォーン、ブルーがあり、成猫は3~6kgに成長するといわれています。
優雅で凛とした姿が良いと、多くの人から人気のある種類なのですが、被毛の一本一本が非常に細いタイプの猫なので、ふさふさになっているようです。
ソマリの性格ですが、アビシニアンと同じように、好奇心が旺盛で、活発で甘えん坊、犬のように人懐っこいだけではなく、よく人間を観察していて、人間がしつけることが非常に簡単な、コミュニケーションを取りやすいタイプの猫だといわれています。
環境の変化にとても敏感で、人見知りしやすい部分もあり、少し神経質な性質もあるといわれていますので、その子によって性格には違いがあるのではないかと考えられます。
かなりの運動好きで、遊ぶのが大好きな種類であるといわれていますが、猫は基本的に水を嫌がりますが、ソマリとアビシニアンは、水を怖がらない子が多いと言われていますので、子猫のうちは特にお風呂の残り湯などに落ちないように、なんらかの対策をして危険防止をしておいたほうがいいと言われています。
ソマリの飼い方ですが、長毛種ですが、毛はそれほど長くないので、手入れなどは他の長毛種に比べたら比較的楽であるといわれています。
できれば1日に一度は、コミュニケーションを兼ねて、ブラッシングをしてあげるといいのですが、忙しいとそうもいかないこともありますので、最低でも週2日はブラシを入れてあげてください。
ソマリは皮膚の病気になりやすいと言われていますが、すべての子が発症するわけではなく、傾向があるということですので、気を配るようにしてあげてください。
猫の皮膚病の原因は、内的要因と外的要因があり、ストレスやホコリ、食物、ホルモンバランスの乱れ、原因が不明のものなど、いろいろとあるようですが、結局は私達人間と同じで、発症する子には、なんらかの理由があると思われますが、普段からよく触ってあげて変化に敏感に対応してあげるようにしていると、おかしいなと思ったときにすぐ対処できますので、出来る限りしっかりと毎日観察してあげるようにしてあげてください。
他に、ソマリの遺伝疾患などはあるのか?
実は、ソマリ特有の遺伝性疾患があるのですが、「PKーDef(ピルビン酸キナーゼ欠損症」と呼ばれている、溶血性貧血のひとつです。
アメリカでは数多く報告されている遺伝性疾患だといわれていて、日本ではこの診断を受けるソマリなどは少ないと言われていますが、これは、この国の獣医が遅れているからだという指摘があるようです。
検査が簡単なアメリカでは、この診断を受けるソマリがけっこういるようです!
確定診断は、遺伝子検査で行うことが出来るのですが、現在日本では行われていません。
気になる方はアメリカDavisに検体を送ることが個人でできるので、こちらで検査を行ってみるのもひとつの手であるようです。
この病気の症状ですが、倦怠感、食欲不振、継続的に貧血が起こるなどです。
長毛種なので、換毛期には毎日ブラッシングをしていても追いつかないほど毛が抜けるようですから、できるだけしっかりとブラッシングをしてあげて、毛づくろいをしたときに、ソマリが沢山の毛を体の中に入れないように気を配ってあげてください。
換毛期でなければ、抜毛はそれほど気にならないといわれています。
キャッテリー達が言うには、できればシャンプーを、1~2ヶ月に一度はしてあげてくださいとのことですが、猫によってはシャンプーが大嫌いな子もいますので、ストレスにならない程度に、綺麗にしてあげるといいようです。
ソマリのブリーダーの値段は?
ソマリは純血種ですから、必ず血統書がついてきますので、できるだけ信頼のおけるキャッテリーから購入されることがおすすめとなります。
値段はペットショップで13~20万円、ブリーダーは、7~20万円、キャッテリーだと9~20万円だといわれています。
すべて、毛色などによっても変動します。
キャッテリーは、CFAやTICAが認可しているプロの繁殖家ですから、こちらが一番安心感があります。
ブリーダーは、素人や悪質な繁殖家、もちろんプロのきちんとした繁殖家もいますので、ご自身でしっかりと見極めることが重要です。
命を預かるという気持ちを持って、受け入れるようにしてください。
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この記事では、アビシニアンから誕生したミュータント、ソマリについての情報をまとめていきました!