猫の骨折、症状は?自然治癒はするの?料金はいくら?
猫の骨折、症状は?自然治癒はするの?料金はいくら?
1 猫の骨折の原因や症状は?
2 猫の骨折は自然治癒する
3 病院に連れて行く前の応急処置の方法は?
4 猫の骨折の治療方法
5 猫の骨折の治療にかかる費用は?
この記事では、猫の骨折についての情報をまとめていきます!
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猫の骨折の原因や症状は?
猫が骨折をする原因などはいろいろとあり、これですよと一概に言えるものではありません!
そもそも体が柔らかくて、筋肉も強靭だといわれている猫は、滅多なことでは骨折などをすることはありません!
かなりの高さから落ちた場合も、高い身体能力を使い、落下している最中に巧妙に体勢を立て直して着地して、まったく怪我なくそのまま歩いて行くなんて猫の姿を見たことがある方もいるのではないでしょうか?
ですが、さすがに猫であっても、この限界を超えるような高さから落下してしまえば、骨折をしたり、場合によっては亡くなってしまうこともあります!
猫の骨折の原因は、次のようなものがあります!
● 高いところから落下 ● 交通事故 ● ドアや窓に挟まれる
● 塀や壁の隙間に挟まってしまい、不自然に手足が曲げられたとき
● 栄養が偏っている、栄養不足になっている ● シニアになって骨がもろくなった
● 若い猫はまだ軟骨と骨の接合部分の接続がゆるいので、小さい衝撃で脱臼することあります。
● 骨の腫瘍 ● 運動のやり過ぎ ● 肥満
猫が骨折をした時の症状には、次のようなものがあります!
● 下顎を骨折した場合、口が閉じられない ● 患部の変形 ● 歩き方が不自然
● 排泄がコントロールできなくなる ● 運動をしなくなる ● 患部を痛がる
普通は、猫が骨折をすると、患部が腫れてひどく痛むため、猫は触られるのをとても嫌がります!
こうなると、動きたがらないので元気をなくしていき、歩き方がおかしいくなるといった運動障害が出てきます!
折れた骨が筋肉や皮膚を突き破って体の外に出てしまうという開放骨折になると、出血がひどくなり、猫はショック症状になることがあります!
猫が高いところから落ちたり、交通事故にあってしまった場合は、骨折以外にも内蔵損傷が起こっている場合もありますので、こうなると、猫は意識を失ってしまい、口や鼻から血を流すといった重篤な症状を見せることもあります!
頭骨や脊髄が折れると、猫は手足の麻痺が出てきたり、意識障害が起こる場合もあります!
猫は四肢のうち、1本以上の足を完全に骨折してしまうと、その足を地面に付けることが出来なくなるので、動けなくなってしまうのです!
大腿骨を不完全に骨折した場合は、周りの筋肉が骨折をした部位を保護してくれる場合もあって、このような軽い骨折ならば猫は足を守るように不自然に歩いたり、走れないという運動障害を起こすこともありますが、時間が経つと自然治癒する場合もあるようです!
猫の様子が次のような状態に見えるようなら、骨折ではないかと考えて、獣医に診察をしてもらうことをお勧めします!
● 腫れているところがある ● なんだかいつもと様子が違う
● 痛いところを引きずっている ● 体を触ると嫌がる仕草をする
猫の骨折は自然治癒する?
猫の骨折は自然治癒するものも中にはあるようですが、骨折の固定をするなどの治療を必要とする場合もありますので、大したことないし、大丈夫などと簡単に決めつけないようにして、なんだか様子がおかしい、足を引きずっていたり腫れているようだ、といったいつもと違う様子が見られたら、きちんと猫の体に何が起こっているのかを確認してあげて、対処してあげるようにしてください!
猫が骨折した場合、その後どんな治療をしたかが、その後の治癒に大きく関係してきます。
人間を含めた生き物にはもちろん自然治癒力は備わっていますが、骨折に関しては、この自然治癒力が働き、どんどんその部分の細胞やタンパク質が産生されるのが、最初の2週間だといわれています!
骨折をして数日間はかなりのスピードで変化が訪れてその部分を治癒しようとしますが、そのときに骨を固定したりする治療をしていないと、良い骨癒合(骨がくっつく)が起こらないので、自然治癒力があることにはありますが、それも場合によりけりですので、十分注意してあげてください。
病院に連れて行く前の応急処置の方法は?
↓参考になりそうな動画がありましたので参考にされて下さい
数時間以内に骨折をした猫を獣医の元へ運ぶ場合は、副木固定をする必要はないようです!
副木をする場合は、あまり強く縛ったりしないように気をつけてください!
痛がっているようなら、無理に手当をすることも避けたほうが無難です!
そして、動かさないように安静にして獣医の元へ運ぶようにします。
骨が傷口から出ているときは、ガーゼなどをあてて圧迫して止血しておきます。
骨折をしている足全体に布を巻いて、骨折している足に平板の副木をあてて包帯で固定してます。
家に副木となるものがなければ、新聞紙で代用できます!
応急処置をしたら、すみやかに獣医の元へ、安静にしながら運んであげてください!
猫の骨折の治療方法
それではここから、猫がどうやら骨折をしているようだと分かったら、どのような治療方法をするのかの情報をシェアしていきます。
動物病院では一般的に2方向からX線撮影をして、猫の骨折の状況がどんなものなのかを把握していきます!
これでどんな骨折になっているのかを理解してから、猫の年齢、持病はあるのか、品種や性別、性格なども考えにいれながら、治療方法を計画していきます!
骨折の状態や症状によって、治療方法は異なりますので、症状に合わせてどんな治療をするのかを見ていきましょう!
猫の手足の骨に亀裂が入っていたり、骨盤が骨折してしまったときは、状態によりますが外科的手術は行わない場合があり、3~4週間ゲージに入れて安静にしておいて、内科療法を行います。
猫が骨折をしているなら、基本的には患部の固定をすることですが、代表的な方法は、包帯やギブスを、骨折している場所の外側から装着する「外固定法」、外枠と骨折したところを特殊なピンで固定する「創外固定法」、骨同士をワイヤーと金属板で直接固定する「内固定法」があります!
「創外固定法」
この状態でも元気に動けるそうです。
術後のレントゲン写真ですキレイにくっついてますね!
「内固定法」
どんな方法で治療したとしても、折れた骨が完全に固定されるまでは、どんな骨折でも最低で1ヶ月はかかるので、固定した部分を動かさないようにしなければなりません。
手術が終わっても、骨折はまだ治っていないので、術後のケアは獣医とよく話し合って、面倒をしっかりと見てあげることが重要になります!
猫の骨折の治療にかかる費用は?
とにかく動物病院の支払いは、人間のように保険に加入していないければ、高いのが現状です!
骨折で猫の治療にかかる費用ですが、もちろん状態や症状によって違いがありますし、絶対にこれだけかかると言いきれない部分はあります!
まず、骨折の状態を把握するためのX線検査を行うだけで、ある動物病院では1,000円かかった、だけど別の病院だと4,000円だったと、やはり病院の治療方針や営業時間の長さやサービス対応などによって開きがあるようです!
ある猫が、骨折をして手術を受けて、結局いくら総額でかかったか?
という例があるのですが、なんと10万以上かかったというケースもあったようです!
中には、そんなもんじゃなかった、50万くらいかかった・・・汗、というケースもあったようで、まさに動物病院によっていくら治療費がかかるかは分からない状態です!
猫の骨折で、手術後通院になるのか、入院になるのかでもまた料金が変わってきますし、薬代、診察料なども別途必要になるため、どんどん加算されていくと、・・・汗という気分になるのではないでしょうか?
一般的な目安として、猫の骨折で手術が必要になった場合の平均的な治療費は39800円で、そこへ診察料、薬代、レントゲン代、入院料、モニター監視料などなど、ペット保険比較ランキングなどのサイトで計算された、一般的な平均的猫の骨折治療費用の総額は、70,280円という計算になっています。
そして、骨折はその後の経過を見てもらいにいかなければなりませんから再診を受けますので、さらにその時の治療費がかかると考えてください。
こればかりは、どこの動物病院で治療してもらうのかや、症状や状態によって治療費は異なってきますので、大体の目安として考えていただければと思います。
以前飼っていた猫が大腿部の骨折をした経験があるのですが、そのときの費用は手術代だけでも7万円ほどかかり、なんだかんだで10万円はかかったと記憶していますので、何かの参考にされてください!
ちなみにその後の経過は順調で、猫は治癒力が高いと言われているとおり、早く回復したと記憶しています!
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今回は、猫の骨折の症状、そして自然治癒はするのか、料金はなどの情報をまとめていきました!