猫の食欲不振は病気?原因は何?

猫の食欲不振は病気?原因は何?

1 猫が食欲不振になったときに考えられる病気は?

2 病気以外の猫の食欲不振の原因は?

 

人間だって猫だって、食欲不振になることは長い人生の中でありますが、まさか病気に繋がっている症状だったなんて、ということになると大変です!

この記事では、一体食欲不振になった猫は、どんな病気が考えられるのか?

情報をまとめていきます!

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猫が食欲不振になったときに考えられる病気は?

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猫は繊細な生き物だといわれています、別の言い方をすればちょっとわがまま(笑)、いえ、あるがままに自由にのほほんと生きる姿が、この愛すべき生き物好きにとっては、たまらなく愛しい部分ではあると思いますが、なんだか最近愛猫が食欲不振になっているんだけど、これ病気かなにかかな?

と心配するようなことが起こる場合もあります!

それでは、猫が食欲不振になったときに考えられる病気について、どんなものがあるのかをまとめていきたいと思います。

● ウイルス性呼吸器感染症 ・・・軽い症状のときは食欲不振が見られないのですが、40度以上の熱を出したりすると食欲がなくなります。

● 猫伝染性腸炎・・・軽度のときは吐き気や下痢が起こるのですが、重症になってくると食欲不振になります。 

● 猫伝染性腹膜炎・・・この病原ウイルスに感染した猫は、ウェットタイプ(湿性型)とドライタイプ(乾性型)のどちらかの症状を出すのですが、75%はウェットタイプになると言われていて、食欲不振の症状を出します。

● 下部尿路症候群 ・・・この病気の原因は、結石が詰まって尿が出なくなるというもので、飼い主気付かずに治療をしなかった場合、急性腎不全になってしまい、尿毒症の症状が現れて、食欲不振となっていきます。

● 慢性腎不全・・・猫の死因のひとつとして心配されている病気で、これを発症すると猫は食欲がなくなり痩せてきます。

● 尿毒症・・・腎臓の働きがかなりおとろえたときに出て来る症状で、原因は、本来なら、尿として出される体内の有害物質が体にたまるので、猫は食欲不振になってしまいます。 

● 急性腎不全・・・この病気の原因ですが腎臓に異常がある場合が多いといわれていて、他の病気が関係していることもあります。

この病気が軽い時には、猫は食欲不振になりますが、治療をすぐに行えば回復します。

● 腎炎(糸球体腎炎)・・・血液をろ過する働きがある腎臓の糸球体が炎症を起こすことが原因で起こる病気です!

普通は食欲不振になり、体重が落ちて、大量に水を飲み、しょっちゅう尿を出します。

● 鼻炎・・・猫は呼吸器感染症にかかることが多い動物だといわれています。

鼻炎のため食べ物の匂いなどがわからなくなると、猫は食欲不振になり元気もなくなってしまいます。 

● 副鼻腔炎・・・ウイルス性の感染症が原因で発症することが多い病気だといわれています。

これを治療しないでいると、猫は蓄膿症になってしまい、症状が重くなると食欲不振になっていきます。

● 咽頭炎・・・猫の感染症はこちらの咽頭炎も起こす率が高まります。

猫がこの病気になって喉に痛みを感じるようになると、食欲不振になってしまいます。

● 気管支炎・・・原因はウイルス感染です!

状態によって高い熱を出すと、食欲がなくなってしまいます。 

● 肺炎・・・肺と気管支が炎症を起こす病気で、原因はウイルス感染や、刺激性の薬品やガス、異物などを吸い込んでしまったときにも、肺炎を起こす場合があります

● 膿胸(のうきょう)・・・胸の中に膿がたまる病気で、初期の頃には症状があまり見られないので見過ごされえしまう場合があり、重くなると食欲不振になっていきます。 

● 横隔膜ヘルニア・・・お腹の臓器が胸の中に入る病気で、原因は激しい事故ですから、外に出て行く猫を飼っている家庭では、注意が必要です。

ヘルニアの程度によって、食欲不振になってしまう場合もあります。

● 黄色脂肪症(イエローファット)・・・猫の栄養が偏っていることが原因で現れる症状で、お腹に硬いしこりが出来ます。

脂肪が変性してしまい、猫の体に炎症が起こる病気なのですが、しこりは熱と痛みを持つので、症状が重くなると元気がなくなってしまい、食欲もなくなります。

● ビタミンB欠乏症・・・魚ばかりを食べさせていると、猫はビタミンB1が不足してしまいます!

初期の症状が軽い段階のときから食欲不振が現れたり、吐き気を見せ、痩せてきます。

● ビタミンA過剰症・・・猫にレバーを頻繁に与えると、この病気にかかってしまいますので、たまにならいいのですが、しょっちゅう与えるのは危険ですので注意してください。

このビタミンAが過剰になると、猫の骨は変形したり、骨同士が正常に連結しなくなることがあるので体に痛みが出て来るため、食欲不振になってしまいます。

● 上皮小体の異常・・・食事からしっかりとカルシウムが摂れていないことが原因で、この病気が発症します!

症状が重くなると体に痛みが出るので、猫は食欲をなくしてしまいます。

● 食道炎・・・食道に炎症が起こると痛みが出るため、猫は食欲をなくしていきます

● 急性胃腸炎胃潰瘍・・・この病気の主な症状は下痢と吐き気で、吐き気があると食欲不振になってしまいます。

● 胃捻転・・・読んだ通り、胃がねじれることですが、原因はよく分かっておらず、緊急性を伴う病気ですので少しでもおかしな様子があるなら、すぐに獣医に診せてください。

● 便秘・・・消化器系が衰えたシニアのメス猫に多いと言われていますが、犬よりも猫は便秘になりやすいといわれています。

● 巨大結腸症・・・先天的な障害が原因であること多いといわれている病気で、一日に何度もトイレに行くのですが、便秘で出ないという状態になりますから、猫は食欲不振になってしまいます。 

● 腸閉塞・・・腸の中の内容物が動かなくなるため、お腹がガスで圧迫され、腹痛で苦しむため食欲不振になっていきます。

● 腸重積・・・腸がたたみこまれるという病気で、腹痛がひどいので食欲不振となります。

● 肛門嚢の炎症と膿瘍 ・・・肛門の周りから膿が出る病気で、肛門に炎症が起こると痛みがひどくなり、食欲がなくなります。

● 歯周病・・・歯茎に炎症が起こっている状態で、猫は硬いものが食べられなくなるので食欲が低下します。

● 毒性のある植物を食べてしまった・・・吐き気や食欲不振、よだれや目やになどが出てきます。

● 薬品による中毒・・・アスピリン系の薬は、猫には鎮静作用がなく、食欲不振や吐き気を出します。

● 子宮蓄膿症・・・子宮の中に膿がたまる病気で、膿の量が多くなると、猫は食欲不振になってしまいます。

● 心筋症・・・心臓の筋肉に異常が出てくる病気で、原因は分かっていません。

● 脂肪肝(刊リピドーシス)・・・人間にも出る症状ですが、肝臓に脂肪がたまるという病気です!

原因はよく分かっていませんが、猫は食欲不振になってしまいます。

● 肝硬変と肝炎・・・肝臓の細胞が炎症を起こしたり、壊死や変性する病気で、猫は食欲がなくなってしまいます。

● 膵炎・・・症状がないこともありますが、猫が膵炎になると、食欲不振になります● 胆管肝炎症候群・・・肝臓&胆管が炎症を起こす病気で、発熱すると食欲不振になります。

オス猫に多く見られる病気だといわれていて、この病気で食欲不振が続くと、刊リピドーシスを併発することもありますので、注意が必要です!

● がん・・・ほとんどのがんは、食欲不振の症状を出します。

● ヘモバルトネラ症・・・赤血球にヘモバルトネラというウイルスよりも大きいのですが、細菌よりは小さい生物が寄生する伝染病です。

脾臓が腫れたり、食欲不振、黄疸や貧血などの症状が現れます。

● 毛球症・・・毛づくろいをしたときに口から消化器官に入った毛が、通過障害を起こすため食欲不振になります。

● 腹内側視床下部に傷がついた・・・これは脳の中にあるのですが、事故やジャンプに失敗したなどで猫がこの部分に傷をつけてしまうと、極端な食欲不振になり、手が震えたり、嘔吐したりします。

病気以外の猫の食欲不振の原因は?

なんらかの病気が原因で猫が食欲不振になる場合について情報をシェアしたところで、どうもなんの病気も関係していないのに、やたらと食欲不振な状態が見られるという場合は、一体どんな原因が潜んでいるのか?

理由を探ってみたいと思います!

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● 食に対する好み・・・我が家の愛猫は、生後半年から手作り猫ごはんを与えてきたことや、人間との接触が生後1週間~10日ほどの頃に拾ったという理由などで、信頼関係が強いためだと考えられるのですが、どんなキャットフードを与えても食べてくれるので楽ではありますが、猫によってはかなりこの食に関してこだわりの強い子もいるようです。

中には非常に頑固な猫もいて、絶対に食べませんという意思表示をする子もいるようです。

茹でた鶏肉などを混ぜてあげるなど、工夫をしてあげると食いつきがよくなる場合もありますが、キャットフードが微妙に酸化しているなど、猫にしか分からない微妙な変化で気に入らない場合もあるようですので、出来るだけ新鮮な状態のまま食べられるようにして、長持ちさせようと考えないようにしたほうがいいようです。

● 新しいキャットフードが気に入らない、もしくはこれまでのものに飽きた・・・いきなりすべてのキャットフードを新しいものにせず、これまで食べていたものに混ぜるようにして、徐々に量を増やして変えていくようにすると、猫も変化を少しずつ受け入れるので、おすすめの方法です。

● 新しいキャットフードが嫌・・・生後6ヶ月までにいろんな食べ物を食べる機会がなかった猫は、食べ物に対する好みが狭くなると言われています。

これはネオファビアと呼ばれる現象だといわれていて、ネオファビアとは今まで慣れたものと違うものが現れたときに恐れを感じて避けようとするものです。

やはりこれは、元のキャットフードに一度戻し、新しいものをどうしても与える必要がある場合は、先ほど書いたように、徐々に今までのキャットフードに混ぜていきながら、切り替えをしていく方法で乗り切ってみてください。

● 繁殖期・・・家で飼っている猫は去勢や避妊手術をすることが多いので、これに関してはあまり関係ないかもしれませんが、これらの手術を行っていない猫の繁殖期に、食欲不振が現れることもあります。

そう、猫にとっては、食事どころじゃないんだという状態になっているので、性欲が原因となっている場合は、自然現象ですから、それほど心配することはありません。

● 暑い夏だから・・・我が家の猫も、夏の暑い時期にはかなり食欲不振になりましたが、秋口になったら復活しましたので、季節的なものもありますので、夏場は食欲が衰えるという猫もいます。

● シニアになったから・・・やはり年齢を重ねることで、猫も食欲がそれほど出てこなくなるといわれています。

成猫の元気なときよりも動かなくなりますから、ある程度年齢を重ねた猫の食欲不振は、それほど心配することではないようです。

● 環境が変わった・・・この場合、猫が安心できる環境を整えてあげてみてください。

● 食器がなんか嫌・・・多頭飼いをしている場合、他の猫の唾液がついていたりすると、嫌って食べない場合があるようですが、他には食器を不潔にしているなどの状態が気に入らないために食べないこともあります。

食器は使う度に洗って綺麗にしてあげて、多頭飼いの場合、猫の数だけ食器を用意してあげてみてください。

他には、お皿に猫のひげがつく「ウィスカーストレス」を感じている場合も、嫌がる傾向があるようですので、平べったい皿に入れるなどの工夫をされてください。

● 病院帰りでワクチンなどを摂取した・・・こんなときも繊細な猫は食欲不振になってしまうことがありますが、いつでも食べられるように、新鮮な水とキャットフードを用意しておいてあげてください。

● まずいものを食べたとか、なにかを食べたら腹痛になった場合・・・猫は一度食べてみて、なんか嫌と感じたものに不快感を抱くようです。

そのため、一度嫌と感じたものに対してはかなり強い嫌悪感を持つようです。

個人的に、そんなことまでしたの?と驚くような実験が行われたようで、猫に刺激物が含まれた食事を与えたところ、その後3日間は、同じ食事を食べなかったり、数十日後になると数回ほど口をつけ、同じ食事を40日~80日という長期間避ける傾向があったことが分かっています。

猫が一度「なんか嫌、まずい」と感じた場合、長い期間その食事を摂取しようとはしないということがこの実験で分かったようですが、家猫も日々進化していますので、あまり気にならならいようなタイプの面白い子もいると思いますので、嫌がる子には、別のフードを用意してあげてください。

他には、朝食べたなんらかの食べ物が原因となって体に違和感を持った場合、猫は違和感を感じる前に食べたものには警戒心を持つので、この場合は、直前に食べたキャットフードが原因と考えてしまうようですので、やっかいな状態になる場合もあるようです。

 猫の食欲不振の原因が、病気である場合は、丸一日24時間食事を受付なかったときにこの心配をしたほうがいいと言われています。

健康な猫なら、24時間食事を摂らないということはないので、うちの子は昨日から丸一日何も食べていないと気づいた場合は、獣医に診せたほうが安心です!

猫は繊細で、ちょっと変わった生き物でもありますので、何が原因で食欲不振になっているのか、普段から猫の様子をチェックしてあげながら、理解するようにしてあげてください!

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猫の食欲不振は飼い主にとっても心配の種になりますね!病気が原因場合もありますので、注意深く観察をしてあげてください。