猫のおやつ「ちゅーる」!毎日は危険?

猫にちゅーるを与えるのは、毎日は危険なのかといった情報をまとめていきます!

1 まずは猫にちゅーるを与えてみました

2 猫におやつは必要?

3 いなばのちゅーるとは?

4 猫にちゅーるを毎日与えるのは危険?

5 ちゅーるの評判は?

6 動物病院専用のちゅーるとは?

7 ちゅーるの海外の反応は?

8 ちゅーるをあげると狂暴化するって本当なの?

9 個人的見解

そもそもちゅーるとは一体なんでしょうか?

近年増え続ける、猫に与えられる嗜好品などが増えていますが、まずはちゅーるとは一体なにかをご紹介していきます!

その前に、先に書き加えておきますが、個人的な意見をまとめただけの記事であり、ちゅーる自体を否定したり、非難するために書いているわけではないことをご理解ください。

まずは猫にちゅーるを与えてみました

実はこの章は追記になります。

最初に書いてアップした記事は、次の章の「猫におやつは必要?」から始まっていました。

我が家の猫との接し方を知らない家族が家にやってきて、なんとちゅーるを愛猫に勝手に与えてしまいまして(汗)、でもまぁ、一度や二度与えても害があるわけではないと判断し、それならば、与えた動画や情報を提供したほうが、よく分かりやすいですし、信頼度が高まると思い追記をしています。

まずは動画を御覧ください!

一度目に家族が勝手に与えたときの食いつきはもっとすごくて、まさに多くの方が書いているように、見ていて怖いくらい食いついてきたのです。

黒猫のモモさんは、普段は非常におっとりとしていて、大人しい猫なのですが、初ちゅーるのときには、目をらんらんとさせて「くれぇー」という表情で、まさかこの子がこんな顔をするなんて、と驚きました!

この動画は撮影するために、二度目に与えたときのものになります。

分かりやすく手に出して与えていますが、見ていただいたとおり非常に食いつきが良く、さらにもっと欲しがる様子が分かるかと思いますが、一度目のときよりはそれほどでもないのは、普段から、キャットフードの質にこだわり、手作り猫ごはんを与えていて、味覚を整えていることが関係しているのかなと観察しました。

夫が手に出して与えましたが、かなり嗜好性が高いので、食べさせた後は手にニオイが強く付いてしまったため、洗い流さなければなりません。

嗜好性が非常に高いことが、これで分かります。

こんなに喜んで食べるなら、また与えたいと考える方がいるのもよく理解出来、さらに、よく子供を姑(実母・・・舅&実父)などに預けて、お菓子ばかり与えられて困るとか、自分の育て方とは違う食事を与えるということで困るという質問などを見かけますが、その人のお気持ちも分かり(笑)、よい勉強になりました!

このあたりもバランスだとは思います。

我が家は手作り猫ごはんを与えていますので、嗜好品としては、そちらで補っている面が大きいので、今後ちゅーるを与える予定はありません。

↓スープも手作りしてますよ♪

momosan.hateblo.jp

また家族が持ってきても、厳重に拒否させていただきたいと思います(笑)。

猫におやつは必要?

まず、猫にそもそもおやつ自体が必要なのかという情報をまとめていきます!

一般的には、栄養という面から見れば、猫におやつは必要でないと考えられています。そもそも2016年現在、人間の家族として一緒に暮らしている猫の病気の多くは、肥満などが原因になっていると言われています。

キャットフードの栄養価がかなり高まっていて、さらに家猫だと運動量がやはり少ないこともあり、食べさせすぎて肥満になってしまっている猫が多いのも現実です!

出来るだけ、猫の肥満は防いだほうが良いと考えられていますから、猫におやつは必要ではないと個人的にも考えていて、もしあげることがある場合は、もちろん添加物の入っていない手作りのものを与えるようにしています。

猫のおやつ安全なのは?レシピも動画で紹介 - 保護猫モモ&ナナのブログ!

我が家の猫は、2016年7月1日の本日(2年前の今日、モモを拾いました)で2歳ですが、おやつはこれまで子猫の頃に数回くらいしか与えていません。

必要ないと個人的には考えていますので、余計なものを食べさせて肥満させないように気を配っています。

ただ、コミュニケーションを取るために、おやつを活用してあげると良いという意見も出ていますが、個人的には食物でコミュニケーションを取るのなら、手作り猫ごはんを作ってみて、人間と同じ食材を食べることで、お互いになんだか嬉しいねと感じるほうが楽しいと考えていますが、あなたはどう思いますか?

おやつが必要かどうかは、猫の家族の数だけ考え方があると思いますので、個人的見解などをご紹介しました!

いなばのちゅーるとは?

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ちゅーるとは、猫用のおやつです!

しかも、液状のもので、猫の食いつきが半端無いというほど、すごい勢いで食いついてくる、袋状で、舐めながら食べるおやつの名前になります。

猫缶で有名な、いなばが作っているちゅーるは、猫が自分で手で持って食べたり、家族となった人間が与えることで、距離感が近くなり、仲良くなれるというおやつになります。

元々いなばは、鰹節を作っていたのですが、1936年から缶詰工場を作り缶詰販売に乗り出していきました。

その後、今回ご紹介しているちゅーるを開発する前の1958年から、ペットフードの生産を開始し、日本で1989年に国産のキャットフード「チャオ」が誕生しました!

これまでなかった液状のおやつを開発したいなばは、誰からも真似されない、真似しないをモットーに商品開発に取り組んでいます!

今回も、画期的な液体の猫用おやつを開発し、これが家猫たちの間で大ブームとなっていて、食いつきがすごいと大評判になっています!

ネット上では、愛猫にちゅーるを与えたら、まるで野生のように「がるる」となるほど食いつきが良くて怖いという声もあがっているほど、嗜好品としては猫に人気が高い商品となっています!

猫にちゅーるを毎日与えるのは危険?

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~追記 2018年3月31日~

ちゅーるが悪いということではないのですが、要はこちらの記事にきたコメント返しを読んでいただいて、含まれてている成分の何が問題なのかを知り、ご自身で調べて学んでいってください!

momosan.hateblo.jp

この記事もお役立て頂ければ幸いです!

猫の関節炎の症状と治療法、自然療法で治るの? - 保護猫モモ&ナナのブログ!

~追記 ここまで~

それでは、猫に毎日ちゅーるを与えるのは危険なのかどうかを、個人的見解になりますが、ご紹介してきます。

まず、ちゅーるの全成分を見ていきましょう!

いなばから発売されているちゅーるは、全部で5種類の味があります。

なんでも、意外とまぐろ味などが品薄になっているという情報もネット上にあったので、この5種類の中のまぐろ味の成分を見ていきます!

● まぐろ ● まぐろエキス ● たんぱく加水分解物 ● 糖質(オリゴ糖など)

● 植物性油脂 ● 増粘剤(加工でん粉) ● ミネラル類 ● 増粘多糖類

● 調味料(アミノ酸など) ● ビタミンE ● 緑茶エキス ● 紅麹色素

 

1本のカロリーは7kcalほどになります。

まぐろエキスは、まぐろの缶詰を製造するときにの煮汁から作られるものです。

たんぱく加水分解物は、コクや旨味を調整するために使われる食品ですから、これは食品添加物ではありません。

これは、グルタミン酸ナトリウムといういわゆる発がん性の高い物質が入っていて、嗜好性が高い、旨味成分が入っていて、いわゆる偽たんばく質です!

小麦や大豆、とうもろこしや肉などを原料とした食品の一種で、アレルギーの心配がある食品になっています。

酸や酵素を使って、これらの食品から加水分解されるのがたんぱく加水分解物になります。

オリゴ糖は大量に摂取しないかぎり安全なものですが、量が多ければ下痢を引き起こす場合があります。

増粘剤(加工でん粉)や増粘多糖類は、食品添加物になります。

増粘多糖類は、食感を調整するために使われていて、安全性に関しては物質によって考えなければならないと言われています。

2017年8月10日追記

増粘多糖類に関しては、こちらで記事にまとめていますので、お役立て頂ければ幸いです!

momosan.hateblo.jp

ちなみに、いなばのちゅーるに使用されている増粘多糖類は2種類、すべて植物由来で次のものになります!

● グアーガム

● キサンタンガム

追記するために、お客様相談室に電話をして問い合わせをし教えて頂きました!

調味料(アミノ酸)は化学調味料になりますので、出来れば体の小さな猫に与えたくないものになります。

人間の食物にもこれらは入っていますが、味覚を狂わすとも言われている面がありますので、注意が必要なものになります!

合成添加物になりますから、これはちょっと危険かなと個人的には感じてしまいます。

紅麹色素の紅麹とは、カビ菌の一種で、麹菌の仲間、人間の18歳以下の子どもたちへの摂取は、科学的データでの安全性が確立していないものになります。

これらの理由から、個人的には、毎日与えるのは危険であると考えます!

そして、これだけ嗜好品が高いおやつを、猫に毎日与える必要はないとも考えます!

喜んで食べるからという気持ちは分かりますが、そもそも食事をしっかりと与えていれば、猫におやつは必要ないと言われていますので、ご自身で十分に色々なことをググって検索されて、猫にとって必要なのかどうか、今一度考えてみてはいかがでしょうか?

個人的には、多頭飼い経験&モモがやってきて学んできた経験からも、猫におやつを与える必要はほぼないと考えます。

ただ、子猫は成長期ですから成猫とは別の考えになりますが、それでも、体の小さな子猫にちゅーるをしょっちゅう与えるのは、健康という面から考えて、個人的にはおすすめ出来ません。

塩分濃度計で、ちゅーるにどれくらいの塩分が含まれているのか調べたら、ほとんどが0・8~1・0%入っているようです。

かつお節味だけ0・4%と塩分濃度は低かったのですが、腎臓病になりやすい猫の体に、毎日ちゅーるを与え続けるのは、あまりおすすめ出来ません!

たまに、ほんとにたまに、年に数回ほど、コミュニケーションを取るために与えるのであれば、心配はないかと思いますが、個人的には我が家の愛猫に、これらを与えるつもりはありません(最初の追記に書いてあるとおり、二度与えましたが、これも経験&勉強ですが、今後は与えることはないと思います)。

変わった商品で、目の付け所は面白いとは思いますが、入っているものを考えると、個人的に選ぶ予定はありません。

あまりこれらのことを気にされない方でしたら、後はご自身でどうするか、調べるなりして、与えるかどうかを決めてあげてください!

ちゅーるの評判は?

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ここからは、ちゅーるの評判についてまとめていきます!

● みんなだいすきです

● 食べる猫と食べない猫に分かれます

● 食いつきが半端ない

● ちゅーるを見つけるとすっ飛んでくる

● お安くて助かります

● 薬やサプリメント飲ませるときにこれを混ぜる

● あっという間に一本ペロリ

● うちの子はちゅーるが大好き、見ると顔が変わります(笑)

● 缶詰やパウチはすぐに飽きますが、ちゅーるは飽きません

薬を飲ませなければならない猫に、ちゅーる使って上手に薬を与えている方が多かったようですが、全体的に安くて助かるという声が多く、評判は悪くありませんし、猫にも好評のようです!

評判は上々ですが、毎日与えるのは個人的におすすめできませんが、決めるのはあなたです!

追記(2016年10月13日)

コメント欄へ、シニア猫に与えたらこんなことに・・・という書き込みが何件かありました。

チュールには栄養が期待出来ないと考えられますので、もしシニア猫と一緒に暮らしていて、食が細くなったという方は、こちらの記事をお役立てください。

猫のウエットフードおすすめは? - 保護猫モモ&ナナのブログ!

動物病院専用ちゅーるとは?

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なんでも、高栄養食として作られた動物病院専用のちゅーるがあるといいます!

これまでご紹介したちゅーるとは別物で、カロリーはこれまで書いたちゅーるより倍ありますが、それでも14kcalで栄養価が高いのが特徴となっています!

こちらの動物病院専用のちゅーるは、次の特徴があります!

⚫ 味は鶏ささみ、まぐろの2種類

⚫ 猫には必要な必須アミノ酸タウリンが配合されています

⚫ 殺菌乳酸菌が入っていて免疫力を高めてくれます

⚫ イミダゾールペプチドという抗疲労成分が強化されて入っています

⚫ 嗜好性は一般販売されているちゅーると変わりません

⚫ 粘度は一般販売されているものの4倍

それでは、動物病院専用のちゅーるの成分をご紹介しておきましょう!

~とりささみ味~

鶏肉、チキンエキス、ホタテエキス、糖類(オリゴ糖類)、魚肉抽出物、殺菌乳酸菌、植物性油脂、増粘剤(加工でん粉)、ミネラル類、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、ミルクカルシウム、ビタミンE、タウリン、紅麹色素、緑茶エキス

たんぱく質は9・0%以上、脂質は3・8%以上、水分は84・0%となっています。

~まぐろ味~

まぐろ、鶏肉、チキンエキス、糖類(オリゴ糖等)、マグロエキス、殺菌乳酸菌、植物性油脂、増粘剤(加工でん粉)、ミネラル類、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、ミルクカルシウム、ビタミンE、タウリン、紅麹色素、緑茶エキス

たんぱく質、脂質、水分ともにとりささみと同じです!

まぐろ味を選ぶと、鶏肉とチキンエキスの栄養も摂取できますし、とりささみを選べばホタテエキスや魚肉抽出物の栄養が摂取出来ます!

投薬用で、薬をなかなか飲んでくれない猫のために、これで薬を包んで食べさせて投薬をすることが出来る便利なものになります。

ちゅーるの海外の反応は?

ちゅーるはなんと海外でも販売されていて、非常に人気が高いと言われているようです!

なんでも、中毒性がすごいということでKittycrack(猫用コカイン)とも呼ばれていわゆるドラッグ呼ばわりされるほど海外の猫の間でも大人気のようです!

こちらアメリカのアマゾンで販売されていて大反響となっています。

https://www.amazon.com/Churu-Lickable-Creamy-Flavor-Variety/dp/B01N3QZTMI/ref=cm_cr_arp_d_product_top?ie=UTF8

なんでも、日本やアメリカだけでなく北米やアジアでも販売されていて世界中の猫のもとへ届けられているらしく、アメリカアマゾンで販売されているものはタイ産なんだとか!

さらに、日本のホームセンターやドン・キホーテコストコなどには、逆輸入の海外向けのちゅーるも置いてありたっぷりと量が入っているものを購入する人たちもいるようです!

海外のチュールCMの動画などもありますのでご紹介しておきましょう!

まずはアメリカバージョン。

中国バージョン

韓国バージョン

タイバージョン

どうやら海外での反応も高いようです!

日本でも病気で薬を飲まなければならない猫などに、チュールを使って上手に飲ませている人も多いようですが、アマゾンのレビューを見ると海外でも同じ使い方をしている方が多くいらっしゃいました!

ちゅーるをあげると狂暴化するって本当なの?

ここからは、ちゅーるをあげると凶暴化するのかどうかといった情報をシェア!

個人的経験でもありますが、我が家のおっとり猫のモモですら凶暴になったちゅーる、調べるとこれを与えるとき凶暴化している猫はたくさんいるようです。

これを食べると興奮して運動会を始めるとか、ものすごい勢いで食べるなど、猫が凶暴化するというよりも興奮してしまうようです。

個人的見解

個人的には、おやつとして与えることを考えると、カロリーが1本9kcalですからもっとカロリーの高いおやつを与えるよりは安心ではあると思いますが、病気の猫などが食べないなどの状態でこれを与えてばかりだと、栄養が摂取できませんから、弱っていくのは当然なので、使い方次第だと個人的には考えます。

それで生き延びたということは、水分が摂取できていたと考えられます。

「ネコに手作りごはん」という書籍を出版している須崎獣医&個人的経験、学び、実践から、人間も猫も次の3つが生命を維持する基本です。

★ 酸素

★ 水分

★ 栄養バランス

ウェットフードで猫が食いつきの良いプレミアムなものもあります、よく調べて、あなたが具合が悪いときに、栄養をどう摂取するか考えながら与えるようにすることもポイントになります。

嗜好性が高いけれど、カロリーが低い、これは紐解けば、ジャンクでカロリーが低いものを食べているという人間の食物と変わらない発想でもある面がありますが、こういったものも使い方次第です。

否定も肯定もしません、ただ、猫が喜んで食べる、食いつきが半端ないと言う、僭越ながら、人間側のエゴで与え続けることにどんな意味があるのかを考えることは大事なポイントになります。

どこまで気にされるかは、ひとりひとりの考え方だと、僭越ながらそう思います。

今回は、斬新なアイデアは素敵だと思ったちゅーるは、毎日与えるのは危険かどうかといった情報をまとめていきました!