猫が夏バテに!症状は?対策や食事はどうする?

猫が夏バテをしているときの症状や対策、食事はどうしたらいいのかといった情報をまとめてシェアしていきます!

1 猫の夏バテと熱中症の違いは?

2 猫も夏バテをするの?症状は?

3 猫が夏バテをしないためや、したときの対策は?

4 猫が夏バテをしたときの食事はどうすればいいの?

 

猫も夏バテをするの?と不思議に思う人もいるかもしれませんが、家猫ともなると人間と暮らすため、夏バテになる子もいるようです!

我が家にやってきた、保護猫で黒猫のモモは、生後1歳のときの、あまりにも暑い日に、ぐったりとしてびろーんと横たわって体力温存をしていた様子を見せましたが、幸い夏バテというほどひどい症状が出たわけではなく、昼間過ごしやすいようにクーラーをかけてあげれば、シャキッと元気に動き回っていました。

今年1歳になりたてのハチワレ猫ナナが、2017年の夏の暑い日に、どんな様子を見せるのか楽しみですが、猫って夏バテをするの?

症状はどんな状態なのかとった情報から見ていきましょう!

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猫の夏バテと熱中症の違いは?

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まずは混同してしまう猫の夏バテと、熱中症の違いについて情報をまとめていきます。

夏バテは、暑い夏の気温が続くことで、猫に次の症状が現れます。

● びろーんと伸びてあられもない姿になる

● テコでも動かない

● ぐったりとしているように見える

● 食欲不振

● 嘔吐

● 声をかけても反応しない

● 発熱

猫は、毛皮を着ているだけでなく、人間と汗腺の数が違い、さらに汗をかいて体温を下げるという芸当が出来ません。

ですから、動かないことや、食事量を自分で調整したり、運動量を減らす、風通しの良い場所を探してそこで寝転び、被毛を舐めるなどして体温調整をします。

ですが、あまりにも暑い日が続いたら、猫も参ってしまいます。

そんなときに、猫は夏バテをしてしまいます。

それでは、熱中症はどんなものなのでしょうか?

夏バテしている症状から、一気に悪化していく状態が熱中症です。

すでに書いたように、猫は人間と違い汗腺が少ないので、発汗で簡単に体温を下げられません。

暑い夏の日に、一気に体温が40~41度まであがってしまうと、その後すぐに下がらないので熱中症になってしまいます。

気温上昇には気を配ってあげないと、気がついたときにはゼーゼーハーハーと喘いでよだれを垂らし、夏バテから熱中症になっていることもありますので、暑い時期には、こまめに様子を見てあげるようにしましょう。

そして、猫は重度の熱中症にかかりにくいので、素早い治療によって早く回復することが多いそうです。

ただ、もちろん熱中症で亡くなる子もいますから、様子がおかしいと感じたら急いで獣医の診察を受けさせてあげてください。

猫は夏バテをするの?症状は?

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山にいる猿が花粉症になっているように、人間の世界で暮らす猫の中にも、夏バテをする猫がいるそうです!

ただ、子供の頃から多頭飼いをしていた家族の経験談によると、確かに夏になると暑くてぐったりとして寝てばかりいて、見た目的に夏バテしているように見えたけれど、病院に連れて行ったこともなく、特別どうこうということもなかったと記憶しているそうですが、犬に比べて猫は夏バテになりにくいとは言われています。

そして、例えばゲージの中に入れられているとか、車に乗せられて自由に動き回ることが出来ない状態である場合、夏バテや熱中症を起こす可能性が高まると言われていますので注意が必要です。

熱中症を起こしたときの対処方法については、こちらの記事でまとめていますのでお役立て頂ければ幸いです。

momosan.hateblo.jp

御存知の通り、猫の祖先は砂漠で暮らしいてた「リビアヤマネコ」だと言われているので、基本的に暑さには強いと考えられていますが、すでに書いたように、近年人間と都会で暮らす家猫は、やはり進化をしているので、獣医でさえも家猫はそうともいえないと考えているようです。

猫は汗腺も少ないので、人間のように汗をかいて体温を調整することが出来ませんし、猫は口と鼻から水分を蒸発させて体温を下げるのですが、なんといっても日本の夏は湿度が高い!

野良猫や地域猫として、自分で涼しい場所を選んでゆったりしたり、風通しが良くひんやりとした場所を見つけてなんとか湿度の高い夏を乗り切れるのならともかく、よく猫のことが分かっていない人間が、環境を整えるということを知らずに夏バテにしてしまう場合もあると考えられます。

例えば、うっかり猫がいると思わずに押入やクローゼットを閉めてしまったとか、外出中も冷房を入れているから大丈夫と思っていたら、なんと家に戻ったら壊れていて機能していなかった。

レースのカーテンを開けたままにしてしまい、家の中に直射日光がたっぷりと注ぎ込んでいたなんてことがあった場合、室内猫がぐったりと夏バテをしてしまうこともあります。

それでは、猫が夏バテをしているときの症状はどんなものがあるのかチェックしていきましょう!

ただ単に、体力温存のためにぐったりと寝てばかりいるだけなら、夏バテの心配はないと言われていますが、次のような症状がある場合は注意が必要です。

● ひたすら毛づくろいをしているのなら、体温を下げようとしているのかもしれません

● ハァハァと息が荒くなっていないか?

● 猫が夏バテをすると出てくるのは胃腸系の症状だと言われています、下痢をしていたり、おしっこの量が少なくなっていないかチェックしましょう。

おしっこの量が少なすぎるときは、脱水症状を起こしている可能性が考えられますので、水をどれくらい飲んでいるか観察してあげてください。

● 水を飲まない、食事を食べない

● 隠れた場所で寝ていたり、食事のときに呼んでもこないようなら、夏バテで体調を悪くしている可能性があります

● 嘔吐している

● よだれを多く出す

● 嘔吐と同時に痙攣をしている

暑い日に、猫がぐったりと動かないだけでなく、これらの症状を出していたら、夏バテをしている可能性、さらに熱中症にっかっている高いので、すぐに対処したほうがいいでしょう。

対処方法をご紹介していきます!

猫が夏バテをしないためや、したときの対処は?

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多頭飼いしていた家族の経験談を聞くと、冷房の使いすぎや、付けたり切ったりしすぎるという生活スタイルをさせることは、人間でも夏バテしてしまうので、気をつけたほうがいいとは話してくれました。

まずは、夏バテをさせないために出来る対処方法からご紹介していきます。

御存知の通り、猫の体温は人間よりも高く38~39度です。

そして、猫が快適な環境だなと感じる温度は18~28度といわれていますので、夏の暑い日は、28度以上になることも多いので、出来るだけこの快適温度に合わせて室温を調整してあげたり、風通しの良い状態にして家の中の扉などを開けてあげ、猫自身がここはひんやりとして心地良なと感じる場所を探して寝られるようにする。

御存知の通り、猫は年に2回換毛期があり、春になると、夏の暑い時期を乗り切るために、被毛が夏仕様になり、秋には冬の寒さを乗り切るために、冬仕様になります。

ですから、冬仕様になるともっこりとしてきますし、夏仕様になるとさっぱりとしてきます。

この換毛期に、しっかりとブラッシングをしてあげると、冬毛が取れて、夏仕様の被毛が活躍しやすくなりますので、しっかりとブラッシングをしてあげることも大切な夏バテ予防対策になります。

近年、猫のためにひんやりとしたベットなどが購入できますので、こういったものを購入して猫のために置いてあげる。

家の中のさまざまな場所にお水を置いて、好きなときに水がたっぷりと飲めるようにしてあげる、逆にやらないほうがいいのは、極端に冷房で温度を下げすぎることです。

冷房を切った後、外との温度差が高ければ高いほど、猫の体に負担がかかります。

人間も、キンキンに冷房をかけた部屋で布団をかぶって寝るような状態だと、次の朝体調不良だなと感じます。

外と中の温度差がありすぎる状態にするような冷房の使い方はしないように気を配りましょう。

意外とお風呂場などが涼しくて好きという猫や、玄関がいい感じという猫もいます、そこへ自分で移動できるように、扉を開けておいてあげるのも、猫を夏バテにしないための対策にもなります。

日中に、家の中に直射日光が入ってこないように、ブラインドを下ろしたり、レースのカーテンを引いたりするのも効果があります。

そして、多頭飼いをしていた家族の母親がやっていた対策ですが、湿気を取り除いてあげたほうがいいということで、夕方からは、ドライを使って寝るまでの間猫のいる環境が快適になるようにしてあげていました。

とにかく日本の夏は湿気がありすぎで、逆にこれが砂漠育ちの祖先を持つ猫にとっては負担が大きいかと思われますので、湿気取りをするだけでも随分違うと思います。

それでは、すでに時遅し、猫が夏バテしちゃっているよぉ~(汗)という場合、どんな対処方法があるのでしょうか?

様子を見て、ハァハァという息をしていたり、食欲不振でぐったりとしていたりするのなら、獣医に診察をしてもらったほうが安心です。

そこまでひどくないけれど、ぐったりとして動かないのなら、あまり触ったりしないで、そっとしておきながら、水をたっぷりと飲めるようにしてあげたり、部屋の温度を猫が快適に感じるくらいに設定して過ごしやすくしてあげます。

食事に関しては次の章でご紹介していきます。

 猫が夏バテをしたときの食事はどうすればいいの?

↓これは鶏ガラスープにササミとチアシードが入ってます

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猫が夏バテをしてごはんを食べないときは、どんな対処法をすればいいのでしょうか?

出来れば、手作り猫ごはんを作って水分の多い食事を与えてあげるのが理想ですが、忙しい現代人はそんなことも言ってられない場合が多々あります。

食事から必要な栄養素が摂取できなくなると、心配ですし大変です。

食べやすいように、ウェットフードを適量混ぜて水分量が多くなるようにしてあげたり、人間が夏バテで食欲不振なのに、カレーなどのスパイスの入った食物なら何故か不思議に食べるように、猫の食事(ドライフード)にさっと茹でたささみや魚などを入れて混ぜてあげたり、刺し身(たまに少量)を与えてみるのも食欲を回復させる鍵になる場合があります。

食事に関しては、猫それぞれに好みがいろいろとあり、難しい面があります、とにかく水分補給は大事ですから、鶏がらスープをとってドライフードに混ぜてみたりといった工夫をしてみるのも手です。

ウェットフードも総合栄養食と書かれていないものは、人間で言えばおやつなので、主食になりませんから、ドライフードを必ず混ぜるようにしたり、普段と違うドライフードに変えて風味を変え、食いつきやすくしみてください。

夏バテといっても、よほどひどい症状が出ている場合でない限り、人間と同じで自然治癒も働きますので、とにかく猫が涼しく過ごせる、風通しの良い場所を作ってあげて少しでも快適に過ごせるようにしてあげてください!

 今回は、猫が夏バテになった場合に出てくる症状や、対策、食事はどうしたらいいのかといった情報をまとめてシェアしていきました!