猫は雑食?肉食?どっちなのでしょうか?

猫って肉食って言われているけど、うちの仔はなんでも食べるんだけど雑食なの?どっちなのか調べていきます!

1 猫は肉食なの?

2 猫は雑食?

3 猫は雑食、肉食どっちなの?

4 猫は菜食で生きていけるの?

 

猫って昔はねこまんまを食べていたんだから雑食だよね?

え?海外の研究の結果では、猫は肉食って豪語してたけど、だけど魚も食べるし、うちの仔はとうもろこしが大好き、一体猫はなに食なの?

ということで、情報を解りやすくまとめていきましょう!

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猫は肉食なの?

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海外の研究者の見解によると、猫は完全肉食だという説が有力のようです。

どうやら、海外と日本では認識がかなり違うようなのですが、とにかく海外のプレミアムキャットフードは、猫は完全肉食だという考えをベースに作られているものが多く、そのため肉の含有量を多くしていて、かなり高タンパク質な作り方をしています。

動物学者のジョン・ブラッドショーの書籍「猫的感覚」によると、猫は真性肉食動物で、猫は好んで肉食なのではなく、必要から肉食になっているという見解を示しています。

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猫は何百年も前に祖先の猫が完全肉食になったことで、はるかに多くのたんぱく質を必要とする身体になったのです。

他の動物が、食物にたんぱく質が不足すると、身体の中にあるありったけのたんぱく質を、身体を維持したり修復することに切り替えることができるのに対して、猫はこれができません。

しかも、タウリンというたんぱく質をとりわけ猫は必要としており、猫はこれを体内で合成できないので、食物から摂取する必要があります。

猫の身体が肉食に適しているのは、脂肪を身体の中で代謝するのですが、その一部は動物性のものでなければならない体質をしているからです。

なぜなら、肉食であると言われる猫は、これを使ってプロスタグランジンを作るからです。

これは、猫にとって生殖に必要な必須ホルモンになり、他の動物は植物性の脂肪からプロスタグランジンを作ることができるのですが、猫は肉食なのでそれができません。

さらに、肉食である猫はビタミンを人間よりも厳格に必要としており、これは肉食であればしっかりと摂取できるので心配がいりません。

猫は肉食をするのに適している体質をしているのです。

さらに、猫は人間よりも腎臓がとても優秀で、水分をあまり摂取しなくても、肉食をすることで水分をここから摂取できるのです。

そして、猫は本能的に栄養学的知恵をもっていることも、観察した結果分かっているそうです。

猫の繁殖に肉食は適していると、動物学者はそう結論づけています!

さらに、「ペットの自然療法辞典」には、猫の食事について次のようなことが書かれています!

「食事の最低90%はたんぱく質とし、さまざまなたんぱく質供給源となる食品を交互に使いましょう。たんぱく質の15%以上はレバーと腎臓で摂るか、週に1回以上レバーと腎臓を与えましょう」

炭水化物の摂取量に関しては、食事の10%を越えないことという注意書きもされています。

猫の生魚を与えすぎると、チアミンを破壊する酵素が入っているので欠乏症を引き起こすことも分かっています。

 

 

 

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猫は雑食?

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日本の猫はむかしからねこまんまを食べていたんだから、雑食でいいんじゃないの?

という説もあります。

2017年6月に我が家の黒猫モモが、健康診断を受けたときに獣医に言われましたが、なんでも日本の獣医業界では、家猫として進化している猫は、近年雑食化しているので、海外では完全肉食という見解だけれども、日本では猫は雑食だという考えが一般的だという話をしてくれました。

なので、猫の食事を手作りしているのなら、雑食のような食事を作ったほうがいいので、炭水化物も一緒に摂取させたほうがいいともアドバイスされ、毎日ではありませんが、夜の手作り猫ごはんに炭水化物を入れるようになりました。

海外のプレミアムキャットフードでも、玄米や白米などの炭水化物を入れたものがありますし、穀物アレルギーがある猫のために、炭水化物を野菜から摂取できるように、糖質の多いじゃがいもやさつまいもを使って作っているものもあります。

多頭飼いをしていた家族の話によると、数匹いた猫の中に、とうもろこしが大好きな猫がいたそうです!

知り合いの方が一緒に暮らしていた猫もとうもろこしが大好きだったそうですが、我が家の黒白猫ハチワレのナナはさつまいもが好きです。

もちろん量はそれほど食べませんが、人間が食べているときに少しだけ与えると嬉しそうに食べています。

家猫として進化している猫は、驚くようなものまで食べる仔もいるようです。

じゃぁ、2017年現在、猫は雑食なんじゃないと思う方もいるかと思いますが、もちろん個体差がありますので一概にどうこう言えませんが、結論は次の章でご紹介していきます。

猫は雑食、肉食どっちなの?

これらの情報や、獣医の話などをこねくり回し、いろいろと調べて考えていくと、結論的には、猫は肉食であり、雑食でもあるという話が一番スッキリするなという話に落ち着くのかなと考えられます。

要するに、猫には肉食で動物性のたんぱく質がたっぷりと必要だということははっきりとしています、ですから肉食であり雑食であると考えると解りやすくなります。

獣医の見解通り、家猫はかなり進化型でもあるようで、犬のように家猫は雑食化がかなり進んでいるようですから、食の90%は肉食として動物性蛋白質が必要ですが、残りは雑食でもかまわないと考えられるかと思います。

ということで、猫は肉食が基本で、雑食でもある、これが現在の猫の食生活には適している食べさせ方だということになります!

猫は菜食で生きていけるの?

それでは、猫は菜食で生きていけるのかという疑問もはっきりとさせていきましょう。

「ペットの自然療法辞典」によると、犬は菜食でも生存が可能であるのに対して、猫は不可能という表現がされています。

「ネコに手作りごはん」という書籍の著者の「須崎恭彦氏」の言葉によると、「ネコはベジタリアンになれない」と書かれています。

理由は「猫には体内で合成できない栄養素があって、その多くは野菜ではなく動物性食材に多く含まれているから」ということです。

ただ、奇跡的に順応する猫もいる可能性もあるかもしれませんが、そんなことにエネルギーを注ぐくらいなら、他にすることがあると思いますとも書かれています。

多頭飼いをしてきた家族の見解では、猫は肉食というよりたんぱく質を必要としているということは体験的によく理解できていると話してくれました。

これらの話を丸めてこねてみると、結論的に猫は現在では菜食で生きていけないという話になります!

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今回は、猫は雑食?肉食?どっちなのという疑問をはっきりとさせてみました!