猫も鼻血が?原因は病気?止まらない時はどうする!
猫が鼻血を出すって本当!?原因は病気?止まらないときはどうしたらいい?
1 猫が鼻血を出したときの症状は?原因は病気なの?
2 猫が鼻血を出して止まらないときはどうすればいい?
3 猫の鼻血の予防法は?
人間だけが出すものだと思っている鼻血、なんと猫もおなじように鼻血を出すなんてと驚きますが、実は本当なのです!
今回の記事では、まさかの、鼻血を出した猫はどうしたらいいのかといった情報をまとめていきますが、原因は病気なのか?止まらないときはどうしたらいいのかシェアしていきましょう!
猫が鼻血を出したときの症状は?原因は病気なの?
猫も鼻血を出すことがありますが、ただ、人間のように「のぼせた」ことが原因で出血するということではないのです。
まずは、どんな症状が現れるのか見ていきましょう!
原因によって症状の現れ方も違いがありますが、交通事故、猫同士の喧嘩が原因であれば、大量の出血をして鼻血が出ることがあります。
外傷が原因で鼻血を出している猫は、痛みがあるので頭をふったり傾けたり、前足で顔をこすったり、鼻が詰まるのでくしゃみをしたりします。
くしゃみで猫の鼻血が散ると、人間は驚いてしまいます!
腫瘍や血液の病気が原因となって猫が鼻血を出す場合、少量の出血が長期間続いていきます!
基本的に、猫が鼻血を出しているだけで、出血多量になるということは考えにくいと言われていますが、原因によっては、他の部位で出血している可能性があり、貧血が急激に進んでしまう場合も想定されますので、口の粘膜、目の結膜が蒼白(チアノーゼ)になっていないか注意深く観察してあげましょう!
それでは、原因は一体どんなものがあり、病気であれば何なのか見ていきましょう!
● なんらかの感染、異物によって鼻炎や副鼻腔炎になっている
● 交通事故、猫同士の喧嘩で顔面を打撲したり、骨折した
● 鼻の中やその周囲に腫瘍が出来ていて、鼻から出血し鼻血になっている
● 大きな出血となるような事故が起こった
● 高血圧
猫の鼻血の原因が病気の場合は、次のものが考えられます!
● 感染症
● 中毒
● 白血病などの血液の病気
● 鼻の炎症
● 鼻の腫瘍
● 鼻咽頭に出来たポリープ
● 口鼻瘻管(こうびろうかん)
● クリプトコッカス症
● 多発性骨髄腫
猫がもともと持っていた疾患が原因となって、鼻血が出ていることもあります。
病気のなまえとしては、次のものが考えられます。
● クッシング症候群
これは、腎臓の上にある小さな臓器である副腎の働きが、異常に活溌になることで起こる病気で、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気です!
近年、猫に副腎皮質ホルモン薬を長期にわたって猫に与えたため、この病気が増えたと言われています。
● 多血症
血液の中の赤血球が増えすぎたことで起こる病気で、血液粘土が増すので血液がどろどろになってしまいますから、血流障害を引き起こします。
● 甲状腺機能亢進症
のどにある甲状腺機能が過剰になった状態で、原因は遺伝や、甲状腺腫というできものです。
● 多発性骨髄腫
これは、血液の中の悪性腫瘍のことで、骨髄で作られる白血球の一種で、免疫にも関係している、形質細胞ががん化することで起こる病気です!
猫にはあまり見られない病気だと言われていて、発症する確率はシニアが多くなります。
体内でがん化した形質細胞が増えるので、通常の血液が作られにくくなってしまい、鼻血や貧血、食欲が低下するなどの症状が出てきます。
● 血小板減少性
これは、骨髄で作られている血小板が激減してしまい、血が止まりにくくなる病気です。
血小板は出血しているところがあると、集合して止血をする働きがあります。
猫が鼻血を出して止まらないときはどうすればいい?
猫の鼻血は、症状や原因によって治療法は異なります。
少量の鼻血が出ている状態なら、特になにかしなくても大丈夫な場合もありますが、止まらないという場合は、X線や血液検査などが必要になってしまうこともあります。
猫の状態を見て、鼻血以外に食欲がない、呼吸が荒いなどの症状が見られる場合、とにかく一刻も早く獣医の元へ連れていきましょう!
ちょっとした打撲、ケンカや事故などなら、しばらく鼻血が出ていても止まらないということはなく、安静にしていれば止まってしまうと考えられます。
ただ、鼻血が止まらないときは、腫瘍やかなり重症の事故などが原因として考えられるので、特に外へ出ていく猫が家に戻ってきたときに、鼻血を出していたという場合は、外科的な治療か、他の内科療法などが必要な場合もあります。
とにかく、猫の鼻血が止まらないのはなんらかの異常があるので、病院へ急いでください。
猫の鼻血の予防法は?
猫の鼻血予防ですが、原因や病気などもありますから、一緒に暮らす人間が防げるものを見ていきましょう!
◎ 完全室内飼いにして、外に出ていったときの交通事故などのリスクを持たない
◎ 鳩などから感染症を移されないためにも、できればベランダにも出さないようにする
◎ 一緒に暮らす猫を、一度獣医に健康診断してもらい、遺伝性の病気を持っていないか診てもらい、もしあれば心構えとして注意することを知っておく
◎ 動物病院での症例で、猫の鼻が腫れているのに半年間放置して半年後にやってきた子がいたそうですが、鼻血が出ることもあるクリプトコッカス症と診断されたようですが、これらの病気は発見が遅れると完治が難しくなるので、おかしいなと思ったら、すぐに病院へ連れて行ってあげましょう
このようなケースがあるので、普段から予防のために、鼻の周辺を触って腫れはないか、おかしなところはないかもチェックしてあげましょう
今回は、猫が鼻血を出したときに考えられる原因や病気、止まらないときはどうしたらいいのか、予防法などをまとめていきました!