猫の鍼灸治療!効果や注意事項は?
猫の鍼治療、お灸の効果&注意事項についてシェア!
1 猫に鍼治療やお灸は大丈夫?
2 猫の鍼灸治療の注意事項や効果は?
3 鍼治療をやっている動物病院は?
4 お灸治療をやっている動物病院は?
個人的にも、鍼灸には以前大変お世話になった経験があります。
西洋医学一辺倒だった世の中も、統合医療という分野が進んでいき、利益優先という世界観から、本当に患者や人間のことを考えた医療体制へと自然にシフトしていき、予防医学という世界観が広がり、きちんと人間を診るという世界観が普通で当たり前になってきました。
本当に有り難いことだと思います。
そして、もちろん患者側も、いつまでも病気をする側として無知で居続けるのではなく、患者学というものも出来てきて、啓蒙活動をしている方たちも増え、どんどん世の中は人間が幸せな人生を送るために、大切なサポートをし合う人々で溢れてくるようになっています。
そんな中、動物の地位も向上していき、病気にする前の予防医学としても使える、東洋医学を取り入れる医療機関が増えています!
人間が病気にならない予防医学を始めたのなら、当然動物に対しても同じような考えを当てはめていくのは、自然な流れだなと個人的にも思います。
無知で居続け、動物を病気にさせるのではなく、一緒に暮らす人間が、自分の健康も、一緒に暮らす動物の健康も守ってあげられる社会が、ゆっくりですが確実に広がっている現実を見ていると、本当に有難くて涙が出てきます。
数多くの疾患を、医師の元へ通わず、くすりを使わず、代替医療や東洋医学を使いつつ、さまざまな方法で自力で克服してきた日々を振り返り、社会の変化も、動物の医療現場の変化も、本当に素晴らしいなと実感している今日このごろ、今回の記事では、猫の鍼灸治療についてなどの情報をシェアしていきますが、どんな効果や、注意事項があるのでしょうか?見ていきましょう!
猫に鍼治療やお灸は大丈夫?
まず、猫に鍼治療やお灸は大丈夫なのかといった情報をシェアしていきます!
もちろん、犬にも猫にも鍼治療は有効だということが分かっていますので、やっても大丈夫です!
鍼とは、疾患の治療及び予防のために、とても細い針を皮膚のある部分に刺す療法です!
世界でもかなり古い医療形態のひとつで、長い歴史を持っている医療のひとつです。
中国では3000年を超える前から、、牛や豚への鍼治療が行われていたといいます。
オーストラリアで、ペットに鍼治療を行うようになったのはつい最近になり、日本でも近年鍼治療や漢方など、東洋医学も取り入れた治療法を行っている獣医もいます。
鍼治療は、食事や中国ハーブ、マッサージ、呼吸法などの療法から成り立っている伝統中国医学の体系の一部で、中医学では、体は常に、それ自身がバランスを保って調整を図ろうとしていると考えていて、その考えに基づき、疾患の診察、治療、予防を行っています。
鍼治療は、生命力の全身の流れを刺激するのに役立ち、痛みや炎症を軽減していき、体のバランスを整えるのに役立ってくれます。
鍼治療は、痛みが心配だと考える方もいるかと思います。
「ペットの自然療法辞典」という書籍には、次のように書かれています!
「犬や猫の場合は、どちらも最初は怖がるかもしれませんが、すぐにリラックスして落ち着きはじめ、眠ってしまうことさえあります。たいていの犬や猫は、次の治療にやってきて、施術中はとても満足した状態で立ったり、寝そべったり、飼い主に抱かれたりしています」
なんでも、研究では、猫の胃経36という経絡に針を打つと、体内を巡回する白血球の数が増えて、免疫力が改善することが証明されています!
さらに、エンドルフィンなどの多くの神経化学物質や鎮痛及び、抗炎症作用のあるホルモンの血中への放出が、鍼治療の刺激によって刺激されることも証明されているんだとか!
ちなみに、鍼治療やお灸をするのに、猫の毛を刈ったりしなくてもいいそうです!
さらに、鍼灸師が犬や猫に鍼治療やお灸をすることは違法行為になりますので、頼まないようにしましょう。
獣医師の監視下のもとで行うのなら良いのですが、人間用の鍼灸師がこれを行うと逮捕されてしまうそうです!
そして、2017年12月25日現在、日本には動物の鍼灸師の資格は存在せず、動物への鍼治療やお灸などの施術は、獣医師のみが行なえます。
そして、実は何故鍼治療で症状が良くなるのか、はっきりと理由はわからないのが現状のようですが、確実に鍼治療やお灸で症状が改善していくことが多いといわれています。
鍼灸適応症であれば、すべての仔が鍼治療で治り、もちろん鍼灸師の腕次第とも言われています。
個人的にも鍼灸、カイロプラクティック、整体、さまざまなマッサージなどを渡り歩いた経験がありますが、腕のいい人に当たれば、本当に体も楽になりました。
腕は大事な点なので、鍼灸が出来れば誰でもいいという話ではありません!
猫の鍼灸治療の注意事項や効果は?
それでは、猫の鍼治療やお灸などは、猫のどんな病気の場合に用いられているのか見ていきましょう!
● 筋肉や関節の問題
● 神経系&脊髄の問題
● 行動上の問題
● 心疾患
● 免疫障害
● 皮膚疾患
● 消化管障害
● 癌
● 生殖
● 尿路疾患
● 呼吸器疾患
● 目や耳
「ペットの自然療法辞典」という書籍には、これらの症状に鍼治療やお灸などを行えると書かれています!
どうしても、西洋医学に頼りがち、信頼をそちらに重く置きがちな方にとっては、鍼治療やお灸などの、いわゆる代替医療などは腑に落ちない、なんか怪しいという意見を持ちがちですが、個人的にこれらは、先程も書いたように、本当に腕の良い、センス&愛と真心を持った施術者に出会えれば、非常に速いスピードで回復していった経験を持っているので、個人的には眉唾的な考え方は持っていませんが、あなたはどう感じますか?
効果については、ペットの自然療法辞典に、次のようなことが書かれています!
● 鎮痛
● アレルギー
● 免疫系や内分泌系障害
● 血流改善
● 腸の動きや消化液の正常化
● 突然の下痢や嘔吐
● 慢性下痢&便秘
● 心不全のリスクの改善
● 心拍リズムの異常
● 抗炎症作用
● 免疫刺激作用
● 回復時間の短縮
● 精子数を増加させる
● 精巣や前立腺の炎症を軽減
● 膀胱炎や腎疾患
● 高齢猫の尿失禁
● ドライアイや慢性結膜炎
● 加齢性難聴
ここからは、猫に鍼治療やお灸治療を選ぶ場合の、注意事項をご紹介していきましょう!
◎ 事前に獣医に診断をしてもらいましょう
◎ 動物の治療は、人間の治療とは異なることを理解しましょう
◎ 施術させる場合、空腹時または軽く食べた後などにしましょう
◎ 鍼治療の直前or直後に水浴をさせない
◎ 妊娠している動物には受けさせられません
◎ 施術する獣医は、その動物がどんな症状を抱えており、どんなくすりを使っているのかを把握しておく必要があります
◎ 重度の皮膚感染症や、局部的な皮膚腫瘍がある場合は、鍼治療が感染や増殖をさらに深部まで運ぶ可能性がありますので、施術を行うべきではない
なんでも、猫は冷え性の子が多いそうです(ニャエラ2017 No58号より)
なので、お灸をしてあげると気持ちよさそうにしているといいます。
わが家の愛猫は、ブラッシング大好きで、黒猫のモモにやっていると、黒白猫ナナも、自分にもやってとやってくるほど大好きですから、こういった手当のような治療や施術は好みなのかもしれませんね!
鍼治療の場合は、すぐに効果を実感できる子もいれば、しばらく時間がかかる子もいるので、早い段階で諦めないほうが良いという見解もあります。
ペットの自然療法辞典によると、「多くの場合、ペットの性格に変化が起こり、施術前より快適さが増したり、緊張がほぐれてリラックスした様子を見せる」そうです!
鍼治療をやっている動物病院は?
ググれば、鍼治療を行っている動物病院がヒットしますが、この章では、せっかくなので、ニャエラで紹介されていた、鍼灸治療を行っている動物病院をシェアしておきます!
● こばやし動物病院
東京都世田谷区成城2-35-18 TEL(03)3417-3018
成城こばやし動物病院│世田谷区│内科、外科、歯科、腫瘍科、鍼・漢方
こちらの動物病院では、内科、外科、歯科、腫瘍科、鍼&漢方の治療を受けられます!
体質改善に目を向ける東洋医学は、獣医学の分野でも注目をされているようです!
なんでも、飼い主のニーズに応える形で、2016年12月に開設されたそうです。
猫は通院するだけでもストレスを感じますし、受診すること自体が負担になりがちですから、木のぬくもりが感じられる診察室を用意して、それらの負担を減らすようにしてくださっているそうです!
お灸治療をやっている動物病院は?
こちらも、ニャエラで紹介されていたところをご紹介しておきましょう!
● 沢村獣医科病院総合医療センター
千葉県千葉市中央区生実町1704 TEL(043)312-3965
沢村獣医科病院統合医療センター│鍼灸漢方・統合医療・腹腔鏡・CT・腫瘍│千葉市中央区の動物病院
こちらには、強力な換気扇を設置していて、お灸を据える専用の診察室があります!
使用しているお灸は、人間用のものを使用しているそうです。
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今回は、猫の鍼治療やお灸の効果や注意事項などをご紹介していきました!