猫の目が白く濁るのは病気なの?対策や原因は?
猫の目の病気で白く濁るときの対策や原因は?
1 猫の目の病気の種類一覧
2 白く濁るのはどんな病気
3 原因と対策は?
4 サプリメントの効果は?
5 自然療法はできるの?
6 我が家の食事対策
今回の記事では猫の目の病気についてどんな種類があり、白く濁るのはどんな病気が関係していて原因や対策はどうしたらいいのか?
なにかサプリメントはあるのかどうかなどの情報を、わかり易くまとめてシェアしていきます!
猫の目の病気の種類一覧
まずは、猫の目の病気にはいったいどんな種類のものがあるのかまとめていきたいと思いますが、その前に簡単に猫の目の仕組みについて情報をシェアしていきます!
猫の目は人間のように白目と黒目しかないように見えるのですが、球形の眼球の大部分は骨のくぼみに収まっていて外側から見たときには、まぶたの開き具合によっていろいろと異なっているのです。
胴体の短い猫(ペルシャなど)は丸っこい目、シャムなどの東洋猫はやや細めで切れ込んでいます。
猫の目は様々な色を見分けるのが不得意で、光に対しては大変敏感です!
猫と暮らしている人は気づいていると思いますが、明るいところでは猫の瞳は細くなります。
逆に暗い場所だと「かわいい」と感じるほどの丸目になります!
こうやって周囲の景色がしっかりと分かるように、猫は目の中に入る光の量を調整しているのです!
猫の目の色が種類によって異なっているのに、たいてい鮮やかな色をしているのは虹彩の色が異なっているからです。
※ 虹彩とは眼球の前面、瞳の周りにある円盤状の膜で収縮して瞳の大きさを変えて、網膜に達する光の量を加減しています
瞳の後ろには水晶体があり、これはカメラの2番レンズの働きをしていて、ここが潰れたり厚くなったりして目のピントを合わせています。
猫の目の奥には硝子体というゼラチン状の物質がつまった空間があり、これは眼球の形を保つためにあります
光が目の奥まで達するようにするため、これは完全な透明でできています!
そして目の奥には網膜がびっしりと並んでいて、これは光を感じる細胞になります。
猫はこの網膜に写った外の景色を視神経によって脳に伝えて、両目で観た景色がひとつの形として捉えています!
網膜の上にはタペタムと呼ばれている光の反射層があって、猫が暗がりの中で不思議な光を放っているのはタペタムの性質のためなんだとか!
猫の目のまぶたは複雑で上下ふたつのまぶたの他に、第三のまぶたという瞬膜または第三眼瞼を持っています。
瞬膜は目に異物がついたらそれを取り除き目の表面を守ってくれ、更には涙腺から出る涙で目に潤いを与えて乾燥を防ぐ働きをしています。
第三のまぶたは上下ではなく横に閉じたり開いたりしていて、猫が目を開いているときは目頭の中に隠れているのですが、猫が目覚めているときに瞬膜が猫の目を覆っていたり目が白っぽく見えるときは、猫の体調がかなり悪い証拠だと考えられているので、そういった状態に見えた場合獣医に診せたほうが安心です!
ちなみに白猫の目が青いときは遺伝的に耳が聞こえないことが少なくないので、聴覚に異常がないかよく観察してあげてみてください!
~もっと詳しいネコの病気百科より抜粋~
それでは、猫の目の病気の種類をご紹介していきましょう!
● 結膜炎
まぶたの裏側が炎症を起こします
● 角膜炎
目に傷がついて炎症を起こす
● 眼瞼内反症
まぶたが内側に折れて角膜を傷つける
● 瞬膜の露出
瞬膜の病気ではなく、猫の目か体のどこかに異常がある場合に現れます
●まぶたの怪我
他の猫に噛まれたり打撲などが原因
● 緑内障
眼圧が異常に高くなる
● 流涙症
涙がまぶたから溢れて顔の流れ落ちるので涙目とも呼ばれています
● 進行性網膜萎縮
最大の原因はタウリンの欠乏
● 脈略網膜炎
網膜と脈略膜が炎症をおこす病気
核硬化症
老化が原因で水晶体が白く濁る
● 猫クラミジア
目の結膜が充血したり目が腫れる
こちらの記事もお役立ていただければ幸いです!
白く濁るのはどんな病気
ここからは、猫の目が白く濁る原因は何があるのかわかりやすくまとめていきます。
● 角膜や水晶体が濁っている
● 先天性の場合は遺伝が原因
● 後天性の場合はアレルギーやウィルス感染、さらに外傷や他の目の病気、異物が入ったなどの原因
● 白内障、角膜炎、核硬化症などの病気
猫の目が白く濁る原因は、老化~感染症などさまざまなことが関係しているようです!
それでは、次の章では対策などについて観ていきましょう!
原因と対策は?
結膜炎などの病気が原因となる場合は、予防対策としてまずは猫が生活している環境を清潔にするようにし、多頭飼いをしていて他の猫が伝染性の病気を起こしている場合は隔離したほうが良いでしょう!
普段から猫の目を観察して異常がないかどうか確かめたり、目やにや目の汚れは普段からすぐに取り除き目元の清潔も保つようにします!
猫がしきりに目を気にしたり触ったりしているのなら早めに獣医に診せてください。
さらに、普段から年に一度ほど猫に健康診断を受けさせて早期発見を心がけるという対策もあります!
サプリメントの効果は?
ここからは、獣医師が開発したという猫の目用のアイケアサプリメントをご紹介していきましょう!
◎ 毎日愛眼 ブルーベリー&ルティン
こちらは猫の目の健康を守るために開発されたサプリメントで、目に有効な6種類の成分が入っています!
老化から目を守ってくれる抗酸化作用&アレルギーや、外部からの傷から守ってくれる抗炎症化作用&猫の目に有害な細菌が増えるのを防ぐ抗菌作用で、猫の目の病気のリスクから守ってくれます!
次の目に有効な成分が入っています!
● ブルーベリー
● ムラサキイモ
● アフリカンマリーゴールド
● アスタキサンチン
● グリーンプロポリス
● メグスリノキ
国産で無添加、静岡県の工場で作られているだけでなく、猫の食い付きにも注目してカツオ味でビール酵母も入っています。
もし、あなたの家の猫が次のような様子を見せるのならオススメです。
● 眩しそうにしている
● 目が充血している
● 目が濁っている
● 瞬きや涙が多かったり涙やけがある
● 目やにが多かったりやたらと目を触る
● 歩いていてものにぶつかる
こんなサプリメントを与えつつ、たまには手作り猫ごはんなども食べさせてあげるとさらに安心感が高まるのではないでしょうか?
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むむむ、手作りはハードルが高いとお考えなら、こちらのトッピングごはんの記事をお役立ていただければ幸いです!
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大事な愛猫の健康のためにも、さまざまな方法を試してあげて元気で長生きできるようにサポートしていただければと思います。
自然療法はできるの?
ここからは、猫の目の病気で白く濁る状態になっているときに自然療法を使えるのかどうかといった情報をシェアしていきたいと思います!
まず、目には全身の健康状態と活力が反映される、体の他の部分の健康状態のバランスや乱れも明らかにすることが出来ると考えられています。
そして、中国医では目は肝臓に関係していると考え、目の健康は良い食事によって維持されると教えています!
外科的処置で極めて良好に治療することが出来る症状はありますので、獣医師に相談されることをまずはおすすめします。
目の病気にさせないための予防策として、自然療法を使うというのも有効だと考えられます!
目に炎症がある、軽度の結膜炎などが起こっている場合、次のハーブを使って目を洗うと良いと言われています。
● カモミールティー
● 食塩水(1カップの水に塩小さじ1杯)
次のホメオパシーのレメディーは、緊急の場合使用できると言われています。
● 充血・結膜炎・・・・エイピス
● 流涙を伴う炎症・・・ユーフレイジア
● 外傷・・・アルニカ
手術を選択しない場合、次の食事を与えると良いと自然療法では教えています。
☆ 黄色の野菜
☆ 濃い緑色の野菜
☆ 豆類
☆ 卵や果物
果物はビタミンCを含んでいるものや、特にりんごがおすすめされています!
システィン、グルタミン、グリシンの3種類のアミノ酸を食事に加えると、水晶体中のグルタチオン濃度を高めるのに役立ち、水晶体の健康維持に貢献すると考えられています!
目を健康にするハーブには次のものがあります。
● ビルベリー
● シネラリア・・・白内障の白濁を部分的にきれいにするのに有用となる可能性
サプリメントでは次のものが良いと考えられています。
■ ビタミンEはフリーラジカルによる損傷からの保護を助ける
■ 亜鉛は水晶体の正常な機能に重要
■ ピクノジェノールやケルセチン、セレンも有益
■ 抗酸化作用のあるビタミンを早い段階で与えていると、白内障の形成を予防するのに役立つ
■ ビタミンA&βカロテンは優れた抗酸化物質
他には目に効くと言われる経穴への指圧や、タウリン欠乏の場合はこの栄養をしっかりと与えてあげることも大事なポイントになります!
自然療法の場合、予防や病気にさせないための普段からの生活&食生活の改善が大事となってくるかと思いますので、獣医によく相談されながら、独自に自然療法の勉強をしていくことも大切なポイントになります!
これらの自然療法は「ペットの自然療法辞典」という書籍から情報をお借りしていますので、もっと詳しく知りたい方はそちらを一読してみてください!
個人的にも自然療法や東洋医学的なことを学び、実践をしてさまざまな疾患を治した経験を持っていますが、これらを上手に活用しながら西洋医学で治せるのならそちらを上手に選択しながら、目の疾患をまずは治し、今後同じような病気にさせないために、食生活や生活習慣に気を配っていくことを考えたほうが安心だと個人的には考えます。
西洋医学の良さと東洋医学&自然療法の良さ療法を上手に活用していってください!
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我が家の食事対策
我が家では、何度もこのブログでご紹介しているように朝はキャットフード、夜は手作り猫ごはんを与えて、病気にさせないような生活&食生活習慣を続けています。
食事に関しては、猫に与えてはいけないものを避け、高たんぱく&低カロリー食になるように食材を選んでいき、同時に太らせないための工夫もしています!
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食事対策としては、手作り猫ごはん&キャットフードは質の高い食材を使っていて低カロリーなものを選んでいます。
詳しいことはこちらでシェアしていますので、お役立てください!
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あなたの大事な家族の一員である猫の健康を守ってあげるために、これらの情報がお役に立てたら幸いです!
今回は、猫の目の病気について種類や白く濁る原因、対策&サプリメント情報などをまとめてシェアしていきました!