子猫と母猫の関係

子猫と母猫の関係を見ていきます!

この記事を書いているのは、naomiです!

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実は、あるニュースを最近知りました、母猫が、子猫全部を、なんと、火事現場から救出したのですが、なにせ5匹もいたため、子供を救出する時に、母親は多くのやけどを負ってしまい、容姿が変わってしまった、痛々しい姿が、現場の火事の凄さを、コチラ側に理解させるには、説得力がありすぎなのですが、これは、1996年3月30日に、ニューヨーク州ブルックリンの、放置ガレージで起こった出来事です。

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炎の中へ5回も飛び込み、全身を焼かれながら子猫を救った母猫【スカーレットの物語】 – grape -「心」に響く動画メディア

個人的にも、このニュースには、目頭が熱くなり、胸が締め付けられるような思いがしたと共に、子猫と母猫の関係の深さに、胸が熱くもなりました。

この母親の名前は、スカーレットで、獣医に連れて行かれ、その後、治療のお陰で、里親を探せるほど復活出来ただけではなく、長生きしたようですが、2008年10月11日に、亡くなったそうです。

映像を見ると、ずいぶんと、デブ猫に(笑)なるほど、ごはんも貰って、大切にされたようです。

スカーレットに気づいた、消防士や、その焼けただれた姿を見て、きちんと獣医に連れて行ってくれた人たちの、思いやりの深さには、これを書きながらも、涙が出るほど、私的には感動したニュースでした。

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そこで、子猫と母猫の関係について、記事をまとめてみようと思いました。

まず、子猫についてですが、生まれた時は、目も見えず、耳も聞こえず、さらには、体温調整も、一定に保つことが出来ないだけではなく、子猫は、数センチほどしか動けないのです。

そして、母親から生まれてきた子供の数が多ければ、その分だけ、体は小さいため、エネルギを、体に蓄えることが出来ないのです!これらの理由から、子猫は、僅かな体重減少でも、体が弱っていくため、外部からの手助けなしには、生き延びられないと言われていますから、この時期の、母親との関係は、子供にとっては、非常に重要なものとなるため、母親の能力に、子供の命がかかっているといった関係でもあり、さらには、オスは、基本的には、子猫を育てることには協力しないので、家猫ではない、自然の中で子猫を育む母親は、一匹で、この数匹生まれてくる子猫の生命を、守っていかなければならないという、とても厳しい現実の中で、母親と子供は、強い絆を育みながら、関係を続けていくようです。

子供を出産した母猫は、24時間は授乳しながら、赤ん坊の毛づくろいをして過ごします!その後に、母猫自身が食べなければならないので、自然の中で暮らしている場合は、狩りに出かけなければなりません。

ですから、ねぐら選びは慎重に行われなければなりません、天候や、捕食者などから、子供を守ることも、大事な母親の仕事となりますから、こういった関係は、深い愛情がなければ、やっていけないものがありますから、この話を知るだけでも、母猫と子猫は、かなり密着した関係を持っているのだといったことが、想像出来るのではないでしょうか?出産後の母親は、飼われている場合であっても、非常に緊張状態にあると、多くの猫と暮らしてただけではなく、家の中で、出産を何度も経験して、その様子を見て育った夫が、教えてくれましたが、なんでも、家の中で子猫を育てていても、一匹でも行方が分からなくなると、すぐさま行動に移し、探して連れ戻すほど、緊張状態を保ちながら、成長を見守っていたようです。

外で出産した母猫も、寝床が気に入らないと、本能的に感じた場合、子猫の首(うなじ)をくわえて、すぐさま移動をするそうです!夫が出産を見てきた母猫も、家の中であろうとも、自分が気にいらないと感じたら、子猫を連れて、すぐに移動を開始してしまったそうです!なんでも、押入れの、2階にまであがろうとしたようですが、さすがにそれは困るということで、阻止して、別の場所にしてもらった経験を持っているようですが、母親は、産んだ命を守るためなら、なんでもやったとも教えてくれました。

子猫は、母猫が移動をする時、スムーズにそれが行えるように、うなじをくわえられた時には、すぐに、だらーんと体の力を抜く術を、本能的に備えているようです。

子猫が、乳離をする前に、母猫は最低でも1度は、移動させようとするようです。

これは何故なのか?その理由については、未だに動物学者の間では、解明されていないようです!そして、母猫が判断するねぐら次第では、子猫が苦しむ環境となってしまう場合もあるようです!なかなか関係は、深いものがあるようですね!そして、すべての母猫が、子育て上手であるとは言えないようです!多くの猫と暮らし、家の中でも出産を見てきた夫によると、やはりどちらかというと、賢い母猫のほうが、子猫を育てることが上手であったと、経験から話してくれました。

猫の世界も、人間と同様に、個人差があるという訳でもあるようですね!子猫は、まだ自分で、体温調整が出来ないので、冷えに弱いのですが、野良猫で、秋産まれの子は、インフルエンザにかかって、死んでしまうことも多いようです。

家猫で、母親となった猫の中には、子供に興味を持たなくなる、いわゆる、どうやって子育てしていいのか?どこをねぐらにしていいのかが、分からなくなるといった状態となる、母親もいるようです!そして、母猫と子猫の関係の中には、面白いものがあって、他の兄弟がいなくなった時に、なんと子猫は、遭難呼び出しの、甲高い声で鳴くことで、母親に、兄弟がいなくなったことを、知らせてれるそうですよ!この声は、寒いときや、空腹感を感じた時にも出すと言われていて、このような声で判断して、母猫は、子猫を育てていくといった関係でもあるようです。

この声を聞いたら、捜索を開始して、子猫を見つけてきたら、うなじをくわえて、ねぐらに連れ戻します。

全部の子が揃っていることを、鳴き声から確認すると、母親は本能的に横になって、前足を使って、子供たちを抱き寄せて、授乳をするそうです!素敵な関係ですよね。

母猫は、出産後、約2週間ほどで、子猫を別個の生き物として、認識するようになると言われているのですが、一体いつから、母猫は、子猫との関係の中で、それぞれを区別できるようになるのかは、はっきりと分かっていないようです。

子猫は、生後数週間は、本当に無力なので、きちんと成長していけるかどうかは、母親の、力量にかかっています。

研究者の考えによると、家猫の中には、母性本能に、なんらかの、欠けた要素がある場合が見られるそうですが、野生の母猫は、最初の子供を出産した時から、きちんと子猫を育てる能力を、身につけていると言われています。

確かに、そうでなければ、子供が生存できる可能性は、極めて低くなるのですから、野生の母親の母性本能は、ある意味、完璧なのかもしれませんね。

あの、スカーレットの行動には、これらの野生の母性本能が、隠されていたのだと、この記事をまとめながら理解できて、さらに、胸が熱くなる思いでいっぱいになりました。

岩合光昭の世界ネコ歩き」を見ていると、野生の野良猫の、子育てを見ることが、出来る場合がありますが、あの番組を見ていても分かりますが、きちんと子猫を、天敵のいないところで育てているので、母性本能という能力の素晴らしさには、やはり神々しいものを感じてしまいますね。

立派に数匹の子猫と、いい関係を築きながら、子育てをしている野良猫(正しくは、農場だとか、農家などで、ネズミ取りのために飼われている猫で、自然の中で、人間と共存している猫、という表現となります)の姿を見ていると、やはり、母性本能のなせる技だったのかと、深く納得できます!

 動物学者が、放し飼いの母猫を観察した結果分かったことは、2度めの出産をした母親よりも、初産のほうが、育児が下手だといった証拠はなかったと言われているようですから、野生に近い場合は、母性本能というものが強く働くため、そこできちんと、子猫とコミュニケーションを取る、潜在的な力が、強く備わっているということが、理解できるようです!これは驚きますよね!家猫の場合は、人間の手が借りられる環境にあるため、意外と、育児放棄をしてしまったり、母親としての能力が、ちょっと欠けている場合もあるとは、言われていているようですが、これは、私の見解では、猫によるかとは思います。

最初に書いたように、夫が一緒に暮らしていた家猫は、立派に子育てをしていたようですから、個体差があるのではと思います。

そして、家猫で、子猫を出産した母親の中には、なにかあった時に、きちんと子猫の命を守れるように、うなじをくわえて運ぶことが出来ない子もいるようです。

そもそも、そのうなじ自体を見つけられない猫もいて、これでは、子育てをする上で、母猫としての能力が、欠如していると言われても仕方がありませんよね!

生まれたばかりの子猫と、母猫の関係ですが、まず子猫は、温もりと肌に触れる感触によって、母猫を識別しているようです!その後、母猫の特徴的な匂いを学んでいくそうです。

そして、成長する中で、母猫の乳首に、子猫がお気に入りの場所を見つける、なんて関係もあるようですよ!同じ兄弟でも、母親がどういった状態で寝そべっていても、子供それぞれに、吸いたい乳首があり、それぞれ正確に理解しているそうです。

では、この子達はどうやって、母猫との関係の中で、自分にとって、お気に入りの乳首を見つけていけるのでしょうか?目が見えていないのですから、見て探すことはできませんよね!実は、これも仮説ではあるようですが、子猫は、自分の唾液の匂いや、顎の下にある、臭腺の分泌液を、母猫の毛につけるそうです、その匂いをたどって、お気に入りにたどり着くのではないかと、考えられているようです!

どうやら、猫社会、しかも野良猫や、放し飼いの猫の世界は、かなり柔軟な関係性を持っているといった、研究結果も出ているようです!なんでも、母親達は、同じ時期に妊娠して出産した時など、自分以外の子猫でも、別け隔てなく、授乳をさせている姿が確認されているようです。

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こういった研究の中から分かったことは、他の母親が出産した子供だろうと、自分のねぐらにいるのなら、それは、自分の子だという、猫社会の、暗黙の了解のようなものがあると、考えらえられているようです。

保護団体のところで暮らす猫は、この特性を生かして、孤児になった子猫の面倒を、甲斐甲斐しくみると言われています。

自分の子供の中に、そっと入れられた、月齢違いの子であっても、喜んで受け入れる、そんな素敵な関係を持っているのが、猫社会でもあるようです。

さらには、自分の産んだ子供たちが離乳しても、連れて来られた子がいれば、授乳する母親もいて、これは、この母親が、きちんと人間から食べ物を与えられていれば、これらの細かいことには、なんらこだわりがないという、母猫と子猫との関係もあるそうです。

ここからは、生まれたての子猫と、母親の関係を、ホルモンから紐解いていきたいと思います。

生まれてすぐの子供と、親母は、お互いになんの疑いも持たないといった関係にあるようです!母親はこの時に、オキシトシンと名付けられた、ホルモンを出すそうですが、これが働くと、子供を、一番大切だと感じるそうです!では、子猫もこのホルモンを出すから、お互いの関係で、何の疑いも持たないのか?実は子猫の方は、アドレナリンといった、ストレスホルモンを出すことが出来ないため、疑うことを知らない状態でいられるようです。

何故なら、もし仮に、母親が、子供を置いて狩りに出かけた時などに、なんらか拍子に、ねぐらから、引きずり出されてしまったなんてことが起こった場合、考えられるのは、子猫がとても怖がるということですよね!生まれたばかりの頃に、このような経験をしたら、当然トラウマになりますが、ストレスホルモンを感じてしまい、このトラウマを持ったら、ねぐらに戻った時、母猫のお乳を吸わなくなったり、母猫を避けたりするかもしれないのです!子猫はストレスホルモンがないため、こういったことがなく、すぐに忘れてしまう、なるほど、こういった話を理解していくと、自然は、完璧なタイミングで、すべての出来事に対して、采配をしているのだといったことも深く理解でき、全ては大丈夫なように出来ているのだと、安心しますね。

母猫と子猫の関係を、もっと見ていきましょう!生後2週間もすると、よちよち歩きをするようになりますが、この時期になると、ストレス機構と呼ばれる、ストレスを感じるメカニズムが、発達していくようになると言われていて、この頃から、自分が生きているこの世界の中で、何が良くて悪いのかを、学び始めるそうです。

そしてこれは、側に母親がいるかどうかで、子供が学ぶことが変わってくるとの、研究結果も出ているようです!母親が側にいる場合は、親を手本にするため、ストレスは感じないと言われていて、嫌なことが起こっても、ストレスを感じていないので、覚えていないことになるようですが、母親が側にいないと、子供は世界で起こっている出来事に、どう反応するかなどの判断は、自分でやらなければならなくなるので、ストレスレベルは急上昇していきます。

ですから、トラウマになったり、きちんと行動出来たのかどうか、といった記憶がしっかりと、子猫の脳に焼き付けられる、という研究結果が出ているようです。

母猫と子猫の関係、深いものがありますね、人間と同じで、やはり、その体内から生まれてくるのですから、いろいろな関係があるのは、当然でもあります。

わが家の保護猫、モモを拾ったのが、丁度生後10日くらいでしたから、モモにとっては、かなり、ストレスレベルが高かったということになりますが、人間と早い段階から接触した猫は、進化型となるとも言われていて、人間との関係や、なつき方も、かなり違いがあるとも言われているので、この辺り、研究が進んだお陰で、様々なことが理解できて、勉強になります。

このような観点から見ていくと、母親が、いつもねぐらにいる子供は、守ってくれる存在が近くにいるので、世界の危険について学ぶのが、多少遅れても、大丈夫であるといえるようです。

母猫と子猫の関係を見ていくと、絆の強さが浮かび上がってきますが、最初に書いた、火事現場から、子猫たちを救った母猫、スカーレット、母として、立派な生き様を見せてくれたなと、違った面から、彼女の強さに気付かされ、ただただ驚くばかりでもあります!

子猫と母猫、強い絆で結ばれた関係に、胸が熱くなり、その体内から生まれ出てきた生命力に対する責任感に、ただただ、跪きたくなりました。

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