猫の健康診断、料金や検査内容は?

猫の健康診断、料金や検査内容は?どんな感じなのでしょうか?

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え?猫にも健康診断させている人がいるの?どうやら2015年現在、飼い猫の健康に対して、意識の高い人達の間では、人間が受けるのと同じような健康診断を、料金がかかってもいいから家猫にも受けさせて、健康に対して気を配っているようです!

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この記事では、次のような流れで情報をまとめていきます!

1 健康診断を受けさせる理由や意味について

2 どれくらいの頻度で受けさせたらいい?

3 病院を選ぶときの決め手やポイントは?

4 健康診断の料金の目安

5 病気は何歳くらいから出てくるの?

6 シニア猫になるとかかりやすい病気の種類はなに?

7 西洋医学だけではなく、東洋医学代替医療、自然医療も使ってみては?

8 健康診断の内容は?

9 健康診断の血液検査数値の見方は?

10 病院に行くときに気をつけたいことやポイントは?

11 健康診断を受けさせた個人的感想

 

~追記~

 2017年6月19日に、愛猫の黒猫モモ、メス2歳11ヶ月を初めての健康診断に連れていきましたので、まずはそのとき経験談などをシェアしていきます!

もうすぐ3歳になるということで、健康診断をしようと考えて連れていきました。

朝一番で連れていきましたが、朝ごはんは4時頃に食べさせてしまいましたが、それが血液検査に悪影響したということはありませんでした。

やっていただいた検査は次のものになります。

● 血液検査

● 猫エイズ(FIV)と猫白血病ウイルス感染症(FeLV)の検査

● 一般的な検査

血液検査は外注で調べてもらうを選択したので、結果は後日聞きに行くという形になりました。

一般的な検査では、まったく問題がなく、獣医からもそう伝えられました。

10分ほど預かってもらって触診などもしてもらい、体重を測ってもらったら、4・36kgでした。

一週間後に血液検査の結果を聞きに行くと、次のような話をされました。

まずは、血液検査の結果表をご覧ください。

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こちらは猫エイズと猫白血病ウイルス感染症の検査結果です!

ちなみにこの検査は、通常ですと5000円かかりますが、なんと春の健康キャンペーン中だったので、半額の2500円で受けられました!

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腎臓肝臓、膵臓脾臓など、とにかく臓器関係もまったく問題なく、先天的な病気も一切なし、さらに猫エイズと猫白血病ウイルス感染症も陰性で、獣医からは花丸マークをもらえるほど健康体だということでしたが、ひとつだけ今後の課題がありました。

それは、少し中性脂肪が多いということです。

この後の記事にも書いてありますが、我が家は夜は手作りごはんにを作っていて、毎晩魚か肉に野菜を混ぜて茹で汁や、鶏がらスープを入れたりしながら食事を与えています。

そして、朝はキャットフードを与えていますが、グレインフリーを選んでいて、グレインフリーとは穀物不使用、本来猫は肉食だという海外の見解を元にこのような食生活をさせてきましたが、我が家の黒猫モモは日本猫のメスなので、タンパク質量が多すぎたようで、これが理由で少しだけダイエットさせる必要があることが分かったのです。

仮に同じ量を、ノルウェージャン・フォレスト・キャットという大きな種類の猫のオスが食べていたら問題がなかった可能性もあり、個体差でモモにとってはこの食事スタイルが合っていなかったということが、今回の健康診断ではっきりとしたということです!

このときほど、数値で見える化することの大切さ、分かりやすさを体験として実感した瞬間はありませんでした。

こうやって、事前に検査を受け、今の生活スタイルの何を改善すればいいのかを把握しておけば、病気を事前に防ぐことが出来るというわかりやすさに、これは便利だと心底思ったものです。

この検査結果を元に、今後は炭水化物も食事に混ぜながら、たんぱく質量(脂質)を減らしていき、中性脂肪を減らし、4kgまで減量をすることにしました。

この結果から面白いことがわかったので、情報をシェアしておきます。

● 海外の獣医たちの見解

猫は完全な肉食なので、たんぱく質含有量の多い食事を与えるのがベストだ。

だから、グレインフリーで、穀物は消化出来ないので必要ない

● 日本の獣医たちの見解

猫はどんどん進化していて、雑食化しているので、炭水化物、たんぱく質、脂質、ミネラル・ビタミンなど、バランスの良い食事が良い。

このような食事をしている猫のほうが、長生きをするということが分かっています。

日本では、猫は雑食、海外では、完全肉食という見解で診察などを行っているということが、今回の検査を受けて、日本の獣医から話を聞いて理解できた状況になります。

たしかに、日本中でさまざまな猫がいろんなものを好物にして食べている動画や話は沢山あります。

こういったことから考えて、猫は自分の体に適していないものは自ら食べないという現場からの経験談などから、猫はどうやら雑食に近づいているらしいということが分かってきたようで、日本の獣医はそのような見解を持っているとおっしゃっていましたが、日本の中にも、さまざまな考えを持っている獣医がいますので、これがすべての獣医の見解かどうかは分かりませんが、基本的にはそのような見解であるというお話でした。

健康診断を受けた動物病院では、このような検査内容を行っています!

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獣医の話では、今回モモには内臓系に問題が中性脂肪の1件しかなかったので、食事の改善をしてダイエットを行い、数カ月後にもう一度検査を受け、それで問題なければ、もとも他の面にはまったく問題がないので、5~7歳ごろまで健康診断の検査の必要はないとのことでしたが、これは情報がいろいろとあるようですので、下で健康診断に関しては色々と情報をシェアしていますのでお役立て頂ければ幸いです。

そして、後ほど、この血液検査の結果の見方をさらに細かく書いているので、そちらもお役立て頂ければと思います。

健康診断を受けさせる理由や意味について

猫の飼い方も、かなり人間レベルの扱いをするようになっていて、個人的には素敵な気持ちを持って、一緒に暮している人が増えているんだなと、驚きとともに嬉しい思いになります!なんでも、猫に健康診断を受けさせる意味や、理由があるそうですから、どんな意識を持って、料金のかかる健康診断に臨めばいいのか?

子猫のときには、成長状態をチェックするためで、成猫になった子は、病気などの早期発見などに役立てるために行うようです。

料金や、検査内容などを見て行く前に、ではどれくらの頻度で、健康診断を受けさせればいいのか?目安を見ていきましょう。

どのくらいの頻度で受けさせたらいい?

一般的には、1歳以上になったら、年に1度、7歳以上になると、すでにシニアの仲間入りだといわれているので、もう少し慎重に健康を守ってあげるために、年に2回以上受診させると、料金は自腹ですが安心でもあるようです。

猫は年に一度、ワクチンを打ったほうがいいといわれていますが、もし、飼い主が毎年定期的にワクチンを接種させているのなら、その時に、簡単な内容の健康診断を、ささっと受けさせてもいいようです。

ワクチンに関してはこちらの記事でまとめていますので、お役立て頂ければ幸いです。

猫のワクチンは必要?値段や時期は? - 保護猫モモ&ナナのブログ!

病院を選ぶときの決め手やポイントは?

では、健康診断を受けさせるなら、どんな感じの病院がいいのか?ポイントや決め手となるものを、チェックしていきます!シンプルですが、次のようなポイントがある病院が、やはり安心感があるところでしょう。

● 猫の知識が豊富

● 丁寧に扱ってくれ、動物に対して愛情を持っている

● 出来れば経験も豊富なほうが安心ですが、若い獣医でも、動物に対して、優しく接する人なら安心です

● 相談したら、きちんと丁寧に答えてくれ、説明をしてくれる

● 病院内が、清潔に保たれている

● 家から通いやすい場所にあるのも大事なポイント

● 料金などが明瞭会計で、はっきりとしているところ

● 健康管理、そして一緒に暮らす中で、必要なアドバイスをしてくれる

● 出来れば、口コミなども見て、評判がいいと思えるところ

みなさんご存じのとおり、動物病院は自由診療なので、料金は、病院によって違いがあります。!検査内容なども、きちんと聞いて、なんだかこの病院は納得がいかないと感じられるような対応をするところは、相性があまり良くないと考え、料金もかかるので、納得がいく獣医に会えるように、他の病院を探すのも大事なポイントです!胸がモヤモヤざわざわする病院に、大事な猫を預けて、健康診断を受けさせるのは検査内容が良くてもおすすめできません。

飼い主さんが、料金や検査内容に納得したうえで、健康診断を受けさせる病院を選べばいいのでは?

猫の健康診断の料金目安?

こちらは、2017年6月19日に受けた健康診断の領収書です。

我が家はこれだけの金額がかかりましたので、シェアしておきます!

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 ここからは、猫の健康診断の料金は?といった具体的な話をまとめていきます。

地域によって、驚くほどこの病院の料金は違いがあり、これがトラブルの元となり、飼い主さんとの間でさまざまな面倒が起こっていると現場では言われています。

自由診療なので、地域によって営業している建物のテナント代などがいくらかかるか?などによって、やはり料金に上乗っせされる金額が違うため、差が出てしまうということでもあるようですから、都会になればなるほど、動物病院の診察料や、健康診断にかかる料金は高くなる傾向にあるといわれているようです。

では、一般的な、ある程度街である我が家の近所にある動物病院の料金を見比べて、どんな違いがあるのか?目安として、料金をまとめてみたいと思います(この記事をまとめたときには、近所に今回お世話になった動物病院はまだ開院していませんでしたので、別の病院の話になります)。

まずはA病院から見ていきましょう。

ここは、健康診断のコースメニューなどはなく、獣医と何を検査するか、飼い主と相談しながら検査の内容を組み合わせていくといったやりかたを選択している病院のようです。

● 初診料・・・1000円

● 再診料・・・500円

● 尿検査・・・500円

● 血液検査・・・2000円

● 糞便検査・・・1000円

● レントゲン・・・3500円

● 精密検査・・・7000円

といった料金設定になっています。

B病院は、健康診断の内容がセットになっているので、料金がもっと分かりやすくなっています。

健康診断フルコースが15000円となっています。

簡単な健康診断(血液、糞便、身体検査)を、10分ほどでしてくれる、シンプルなコースでの料金は4500円で、血液検査などは、どこも外の業者に出してしてもらうので、時間がかかるため結果は後日報告となります。

ただ、近年では、自分の病院で血液検査をするところもありますが、より詳しく調べてもらうためには外注のほうが安心だと言われています。

1日かけて、尿、レントゲン、超音波、さらに目の検査を付け加えて行う健康診断は、フルコースと名付けられていて、15000円ほど料金がかかります。

何を選ぶかは人それぞれですが、ここでは、一般的な街に近い場所にある、動物病院の健康診断料金をご紹介しましたので、なにかの参考にされてください。

シニア猫になるとかかりやすい病気の種類はなに?

 次に、健康診断を受けさせる、受けさせないは飼い主さんの判断ですが、猫が病気を発症しやすい年齢があると専門医が語っているようです。

では、いったいいくつくらいから、病気を発症しやすくなるのでしょうか?

御存知の通り、猫の1年は、人間でいえば4年に相当します!大体12~13歳くらいから、病気を発症しやすくなると言われていて、これは普通の状態の子で、肥満となっている子になると、若いうちから糖尿病などの危険も出てきます。

ですから、やはり、普段から飼い主が豆に健康チェックをするようにして、猫の様子をきちんと観察しながら、異変がないかをしっかりと見ていくことも大事です。

では、シニアになってからかかりやすい病気には、いったいどんなものがあるのか?

● 慢性腎不全

● 歯周病

● 甲状腺機能亢進症

ご存じのことと思いますが、猫は、腎臓病を患う率が高いといわれています!この病気が原因での、猫の死因は上位に入っているといわれるほど、非常に多いといわれていて、海外では、15歳以上の猫の30%以上は、慢性腎臓病だったといった報告もされているようですし、動物病院で、日々ペットと触れ合っている獣医によると、現場にいると、さらにその多さを実感するとも話していますから、猫=腎臓病は切っても切れないといわれるほどですから、普段から飼い主も注意して、様子を見てあげたり、健康診断を定期的に受けさせることで、早めに気づいてあげられるので、猫にとっても有り難いことだと思います。

ただ、慢性腎臓病となっている場合、症状を遅らせることは出来ても、進行をとめ、回復させることは、現代の獣医療では出来ないといわれています。

この辺りは、やはり、東洋医学的な観点も取り入れる必要があるのでは?と、個人的には思います。

西洋医学だけではなく、東洋医学代替医療、自然医療も使ってみては?

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我が家では、2015年6月後半で、やっと1歳になるモモに、生後半年ほどから手作り猫ごはんを与えています。

その後、一匹では甘えん坊になりすぎるので、動物病院の譲渡会で、上の写真に体の一部が映っている白黒猫のハチワレのメス猫を生後2ヶ月でもらってきました。

この子もやってきてから、手作りごはんを食べて元気に成長しました。

これは、家族と相談して、将来腎臓病になるリスクも減らせるからいいのでは?と考えて実践しています。

病気になってから獣医の元へ行き、料金がかかる医療に頼りきるという生き方ではなく、まず自分達に出来ることを、日々やっていきながら、医療を上手に使っていければと考えたので、この方法で、現在も日々の食事の管理をしていますが、これで将来腎臓病になるリスクを、どれだけ減らせるかは、成長を見届けていかない限り分かりませんが、現時点で、さまざまな経験や学びから、これがいいのでは?と考えて、手作り猫ごはんを推奨している獣医の本なども読み、なるほどと理解したうえでやり続けていますが、猫は生き物ですし、どんどん進化もしているでしょうから、今後どうなるかは分かりませんが、続けていこうと思っています。

人間の世界でも、現在西洋医学と代替医療、自然医療などがミックスされた病院も出現していて、西洋医学の良い点、代替医療や自然医療の良い点を、混ぜあわせながら、治療にあたっている、素晴らし医師も多く存在していますから、ペットの世界も、このように柔軟に考えることで、猫の病気に対処できる方法が、見つかる可能性は否定できませんし、自然医療などの考えなどを取り入れ、食事が大事だと感じているので日々実践し続けています。

健康診断の内容は?

ここからは、料金のかかる健康診断の、内容の情報をまとめていきますが、年齢によって違いがあるようですが、一般的なものを見ていきます。

● 触診 聴診

● 血液検査

● 便や尿の検査

● レントゲン、超音波、心電図

● 目や歯の検査

これらが、猫の健康診断で行う一般的な検査の内容です。

触診では、リンパ節のしこりや腫れがあるかないか?むくみはどうだろうか?脈拍は?聴診では、肺音、心音、腸音などを調べます。

血液検査は、猫の病気を診断するための健康診断検査の中で、最も重要なものだといわれています。

健康診断チェックで行われる血液検査は3種類あります。

● 赤血球や白血球を調べる一般血液検査

● 猫のウイルス感染症

● 肝臓や腎臓などの臓器の働きを調べる、生化学検査

病気を持っている子やシニア猫、若い子などによって、この血液検査は組み合わせが変わるようです。

血液検査で分かることは、次のようなものです。

● 貧血があるかないか? 

● ホルモン異常

● 腎臓、肝臓、膵臓などの臓器の状態

● ウイルス感染していないかどうか(猫エイズと猫白血病ウイルス感染症など)

● 炎症がないかどうか

尿を調べるのは、健康状態や、体の異常を知ることが出来るからです。

膀胱炎、尿結石、腎不全などの病気が分かると言われています。

次に便から分かることは、寄生虫に感染していないかどうか?消化吸収、消化器官に炎症や異常がないかどうか、腸内細菌についてが分かります。

健康診断で行われる、レントゲンで分かることは、触診ではわからない体内臓器の様子が理解できます。

超音波は、腫瘍がないかどうか?臓器の状態は?といったことが分かります。

心電図では、心臓疾患があるかどうかについてや、心肥大や不整脈などについて理解出来ます。

目の検査は、涙の分泌量や、結膜炎などがないかどうか?目に傷はついていないか?眼圧はどうなっているか?目薬を使って、視神経や網膜の状態を観察したりもします。

歯の検査内容は、歯石や、歯肉炎があるかどうか?歯根はどうなっているか?といったことを見ていきます。

猫の健康診断は、このような内容と流れで行われます!さすが、料金を支払ってやってもらうだけあって、内容が充実しているようですね!

健康診断の血液検査数値の見方は?

それでは、ここからは、獣医から血液検査の結果を聞いたときに、数値の見方などが書かれた用紙を頂き、詳しい説明も受けたのでそれを元に、言葉の解説や見方などをご紹介していきたいと思います。

我が家の愛ネコが2017年6月19日に、健康診断でお世話になった動物病院はいわゆる最先端医療を行っている、かなり高度な技術&知識&実践を行っているいわゆるマニアな感じの病院で、担当してくれた獣医もしっかりと説明をしてくれる、有り難い存在でした。

そして、誤解がないように書いておきますが、ココから書くことは、今回健康診断を受けさせて、担当獣医から説明を受け、家に戻って自分なりに書籍やネットで情報を集めたりしながら、一体どういう意味なのかを理解したことなどをシェアしているだけですので、書いている私が獣医ではありません。

そして、今回診断結果は、他はすべてパーフェクトであったのですが、手作り食で脂肪分の多い食材(青魚など)&キャットフードなどを使ったことが原因だということが後に判明しましたが、中性脂肪が高かったので、それはすぐにダイエットで改善させました。

これまで分かっていることは、炭水化物ばかりが肥満を引き起こすわけではなく、やはり脂肪分が多くなると肥満になるということですが、そんなの当然の話と笑われればそうですが、猫は完全肉食という海外の考え方を取り入れると、どうしてもたんぱく質優先になり脂肪分のほうが多くなります。

そういう面も含めて、今回は経験としてよく理解出来、大変学びになりました。

知っていることと、分かることはまた別の話なのだなと、獣医の説明を聞いていてもそう肌で実感しました。

さらに、我が家の愛猫はメスで小さいので、与える量が多すぎたということも判明、これらのことから分かったことは、キャットフード会社が推奨している年齢=これくらいの量を与えてくださいという量は、すべての猫にその年令だから当てはまるわけではなく、やはり個体差があるということです。

情報としてこれを理解はしていましたが、今回経験としても理解出来たことで、バランスの取り方を自ら変えていくことが出来たので、健康診断を受けたのはいい経験でした。

さらに、今回の検査結果では、「腎臓の数値を示すクレアチニンが年齢の割に(3歳)若干高かったのが気になった」と言われましたが、「ただ他の数値と見比べて腎臓が悪いわけではない」とも言われ、思い当たることがあるとすれば、手作り食で若干健康診断を受ける前に魚が多かったので、生を茹でて与えていましたが、やはり海に生息する生き物なので、魚の体内に残っていた塩分が関係している可能性が高いのではと考えました。

それらは食材選びなどを改善することで問題ではなくなると思います、3ヶ月後に再度血液検査をすることになっていますので、結果はまたのちほど書き足します。

そして、どうやら手作り食を与えている猫は、食材の成分が、血漿クレアチニン値に影響を及ぼすようです。

腎不全?-気をつけて!猫の血漿クレアチニン値はウソをつく- - アミール動物病院、動物病院、犬、猫、フード、高知市、朝倉

まさに、我が家の愛猫は食べていた食材で、クレアチニンが多少高かったことが、これらの記事で理解出来ます!

こちらの記事に書かれている次の言葉が、個人的には心に響きました。

「検査結果が臨床症状と一致しない場合は、検査結果を疑え」

確かに、人間もそうですが、猫だって普段から何を食べているか、どんな生活スタイルを送っているかによって、その時の血液検査の結果は変化します。

飲み会が続いた人が、ある日突然いきなり血液検査をされれば、当然肝臓の数値に異常が現れやすくなるでしょうし、ストレスがたまたま多かった後に行えば、それがそのまま反映されるでしょう。

そういう、数字ではわからない生活スタイルや食べているものなど、ホリスティックに生体を見ていくようにしなければ、分からないことが沢山あるのが生命の不思議ですね!

それでは、一つ一つ見ていきましょう。

● 総蛋白・・・猫の正常値5・8~8・9g/dl

猫が下痢や嘔吐を起こしたり、慢性の肝臓疾患やリンパ腫などにかかるとこの数値が高くなります(高タンパク血症)。

食事の量が足りない、腎臓の病気でたんぱく質を失ったという場合、出血ややけど、腹水があるとこの数値が低くなります。

この数値が高いと次の病気が考えられるようです。

★ 感染症

★ 慢性炎症

★ 下痢・嘔吐・脱水

★ 高脂血症

★ 腫瘍

★ ショック

低いと次のものが考えられます。

★ 肝臓疾患

★ 吸収不良

★ 体外喪失の増加

★ 腎臓疾患

★ 腹水や出血

● アルブミン・・・正常値は2・3~3・8g/dl

これは肝臓で作られるたんぱく質で、肝機能や栄養状態の指標となっています。

高いと脱水、低いと慢性肝疾患、腸吸収機能不全、栄養失調などが考えられます。

● A /G比(アルブミングロブリン比)

グロブリンは免疫機能を担っているたんぱく質で、FIPなどの感染症にかかると跳ね上がります。

グロブリンの猫の正常値は2・6~5・1g/dlで、A/G比の正常値は0・42~1・09になります。

これが低いと次の病気が疑われます。

★ 慢性炎症

★ 肝臓疾患

★ ネフローゼ症候群

★ M蛋白血症

● 総ビリルビン・・・正常値は0・0~0・1、これはGDPやGOTなどの肝機能に関する数値などを表現しているものです。

ビリルビンが高いと、肝胆道系疾患、溶血性疾患が考えられます。

GTPとGOTは、体の重要な構成要素であるアミノ酸を作る働きがあります。

GPTはGOTよりも比べると少なく、一番多い肝臓であっても3分の1程度しかありません。

GPTの量は、肝臓の細胞が変性したり壊死したときに敏感に変化しますから、胆道系や肝臓の病気の診断に欠かせない検査となっています。

GOTは心臓を収縮させる心筋、肝臓、骨格筋、膵臓に多く存在していて、これらの細胞に異常が起こると数値に異常が生じます。

猫の正常値

★ GOT・・・52IU/l・・・数値が高いと慢性肝炎、肝癌、肝硬変、骨格筋障害

★ GPT・・・18~108(単位は同じ)・・・慢性肝炎、肝癌、肝硬変、肝壊死

● リパーゼ・尿素窒素(BUN)・クレアチニン・・・膵臓、胆道、腎臓系に関係する

★ リパーゼ・・・正常値7~38IU/l

★ 尿素窒素・・・正常値16~36mg/dl

★ クレアチニン・・・正常値0・8~2・1mg/dl

リパーゼが高いと、急性or慢性すい炎、膵外傷、胆道疾患。

尿素窒素が高いと、脱水、腎不全、尿毒症、尿路閉塞、消化管出血、低いと肝機能低下(肝炎、肝硬変)。

クレアチニンが高いと腎不全、尿毒症、尿路閉塞、低いことで考えられる症状はありません。

● 総コレステロール・・・正常値は67~232mg/dl

体内のコレステロールは肝臓で合成されたものがほとんどで、一部は食物から吸収されたものになります。

以前の猫の正常値は95~130mg/dlだったので、かなり幅が広がっているようです。

個人的な勝手な推測ですが、これはやはり、猫の血統などによってや、種類で数値に差が出るからではないかと思います。

それだけ、猫は個体差が大きいという話になり、十把一からげに出来ない、繊細な生き物であることがこれらの情報から分かります。

数値が高くなると、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、胆管閉塞、糖尿病、低いと甲状腺機能低下症、肝疾患、アジソン病

● 中性脂肪・・・正常値は16~101mg/dl

これは、今回我が家の愛猫も高かったものですが、原因ははっきりと分かっているので、それを取り除いて体重を減らし、食事の改善も行っていますので、問題はないと考えていますが、これが高いとどうなるでしょうか?

甲状腺機能低下症、クッシング症候群、糖尿病、低いと甲状腺機能亢進症、副腎皮質低下症、肝硬変

● カルシウム・・・正常値は8・8~11・1mg/dl

これが高いとリンパ肉腫、ビタミンD過剰、上皮小体機能亢進症、低いよビタミンD欠乏症、腎不全、上皮小体機能低下症

● 血糖・・・正常値63~132mg/dl

高いと糖尿病、ストレス、クッシング症候群、低いと機能性低血糖、インスリノーマ、副腎皮質機能低下症

ちなみに、我が家の愛猫はこれが高かったのですが、獣医の説明によると、病院に来て検査をされたことによる緊張が原因だろうということで、特に問題はありませんとのことでした。

今回、健康診断を行い、改めて食事の見直し、さらには手作り食の材料の見直しなどをしていきながら分かったことは、猫の種類によるとは思いますが、2歳ころから食事に関しては意識していかなければ病気にかかる確立が上がるんだなということでした。

まだまだ2歳だからではなく、これくらいから脂肪分、キャットフードのカロリーなどを見て、猫が太っていないかなどをチェックし、しっかりと管理してあげることで、事前に病気を防いでいけるということです。

そして、海外のプレミアムキャットフードに関しては、成長プロセスに合わせて、いろいろと変えていくほうが良いと考えられます。

猫の3歳は人間で言えば28歳、人間もこのくらいの年齢で、10代の頃と同じ食事量で運動もしていなければ太っていきます。

そう考えると、猫1歳=17歳ですから、やはり2歳くらいから食事に関しては目を光らせていくことが大事なポイントだということが、よく理解出来ました。

猫は十把一からげで考えられない生き物ですから、ここに書かれている情報も、参考程度にされて、あなたの愛猫の健康にお役立て頂ければ幸いです!

病院に行くときに気をつけたいことやポイントは?

次は、健康診断に連れて行くときの、ポイントについて説明をしておきます。

ご存じの通り、病院に連れて行くときには、猫が脱走しないようにするために、キャリーバッグなどに入れて連れて行くようにしてください。

抱っこ嫌いの子もいますから、一概にこうだといえないところもありますが、病院に連れて行くことを考えると、抱っこに慣れさせたり、キャリーバッグに時々入れて、この中に入ることにも、慣れるようにしたほうが、ある日突然、病院に連れて行くとなった時などに、なかなか入ってくれなくて、予約時間に、間に合わなかったというトラブルを回避出来ますから、防災訓練ならぬ、猫の病院に出かけるための訓練と題して、ときどきキャリーバッグに入れてみたりすると、いざ!というときに、猫が戸惑ったりしないので、楽ではないかと思います。

もし、どうしても、急いで入れなければならないことになったら、タオルで包んでそっと入れるとか、強者になると、大きめの洗濯ネットに、猫を入れてしまってから、キャリーバッグに入れる、なんてやり方もあるようです。

健康診断以外でも、動物病院の待合室で待っている間は、キャリーバッグから出さないほうがいいようです。

慣れない場所に連れて行かれたことで、ストレスを感じた子が暴れたり、脱走する可能性もありますから、些細なことですが、気をつけてあげてください。

健康診断を受けさせた個人的感想

2017年6月19日に初めて健康診断を受けさせて感じたことをシェアしていきます。

まず、最初に書いたように、体の中を数値化することで、より改善策の具体例が見えてくるのは面白かったです!

そして、今回中性脂肪が多いということでしたが、モモの姿を見ていただくと分かる通り、体型はちょっとコビータイプ

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(猫の体型に関してはこちらを参考になさってください=

猫の種類とボディタイプについて - 保護猫モモ&ナナのブログ!)なのでちょっと「ズングリムックリ」している感じにも見えるかもしれませんが、少し痩せさせたほうが良いなとはおもっていたけれど、上からみたら、スリムな痩せている猫にしか見えないのです。

これが、数値で見たら中性脂肪が高いということが分かり、すぐに対応出来るので、じわじわと太っていった猫が血液検査をしたときの中性脂肪の数値はもっと跳ね上がるのですから、検査を受けて数値化出来たことは非常に良かったなと実感しました!

獣医の説明も非常に理路整然としていてわかりやすいだけでなく、疑問に思ったこともしっかりと聞いて答えを頂けて、わかりやすいし改善策は目に見えるし、さらに疑問や不安はないしという感じで、受けて損したなんてところがひとつもなかったので、これは病気を未然に防ぐために上手に活用できるツールだと改めて感じました。

頭がスッキリするというあの感覚は、とても心地よかったです。

こちらでも、健康診断を受けた話を書いていますので、お役立て頂ければ幸いです。

momosan.hateblo.jp

この記事では、猫の健康診断について、必要だと考えられる情報(料金&内容)について、いろいろとまとめていきました。