猫の爪の切り方と手術やキャップについて!
猫の爪の切り方と手術やキャップについて!
1 猫の爪の切り方
2 猫が爪切りのときに暴れた場合の対処法
3 猫の爪の手術
4 爪用のキャップについて
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この記事では、猫の爪に関する情報をまとめていきます。
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猫の爪の切り方
*動画も撮りましたので参考になれば幸いです
そもそも、猫の爪を切るのはどうしてでしょうか?
もともとは、放し飼いの猫や、野良猫などには爪切りは不要であると考えられています。
なぜなら、外に出る、もしくは野良猫などは、歩いているうちに、爪の先端が丸くなるので、家猫に比べたら、爪切りをする必要がないと考えられているからです。
家猫の場合は、外に出歩かないため、爪の先端が摩耗(他のものにすれて磨り減ること)しないため、我が家の猫もそうですが、爪が伸び放題になってしまいます。
そうなると、家の中の家具や畳、床などの備品などが傷だらけになってしまいますし、飼い主や家族の体に傷をつけてしまうこともあります。
それだけではなく、猫の爪が伸びてしまっていると、肉球に食い込んでしまう場合もあるといわれていて危険でもあります。
もし、子猫が数匹家にいた場合、まだ小さいうちは、爪を出し入れすることが出来ないので、他の猫を傷つける可能性もあるので、家猫ならば、飼い主が責任を持って、猫の爪切りをすることが大事なのです。
まずは、猫の爪切りを行う前に、構造はどうなっているのか?を理解して、深爪しないように気を配ってあげるため、どの辺りまで切ればいいのか?
知っていただきたいと思います。
猫の爪は、2層構造になっています!
内側と外側で成り立っていて、内側のクイックと呼ばれるところは、神経と血管が通っているので、切らないように気をつけてください。
猫の爪は、幾重にも重なった構造となっていて、新陳代謝していきながら、内側に新しい爪が生えてくると、外側の古くなった爪は、はがす必要が出てきます。
猫が爪とぎを欠かさないのは、この古くなった爪をはがすためでもあります。
飼い主が、猫の爪を切る場合は、外側の先っぽだけを切ってあげてください。
深爪すると猫はひどく痛がりますし、出血するとなかなか止まらなくなるといわれていますから、十分注意してあげてください。
もし誤って深爪して出血した場合は、止血剤の粉を切り口に押し当てて、止血してあげて下さい。もし止血剤がなければ、小麦粉で代用して下さい
では、猫の爪の切り方のご説明をしたいと思います。
優しく猫をリラックさせながら、後ろから抱きかかえるように抱っこして、まずは前足の爪を指で上下からはさんで押してあげれば、自然に爪が出てきます。
そして先端部分だけをさくっと切ってあげれば大丈夫です。
先端から2mmほどの部分をカットするだけです、それ以上は深爪になるので危険ですから、切らないでください。
動画を作ってありますので、参考にされてください。
猫が爪切りのときに暴れた場合の対処法
我が家の保護猫モモは、寝起きでぼーっとしているときを狙って、爪を切ることが多いのですが、理由は、暴れるからではなく、遊んでもらっていると勘違いをして、食いつくからです。
遊びたくてウズウズしているような、目がはっきりと冴えているときは、できるだけ爪切りをするのを控えたほうがいいかと思います。
できるだけ抵抗されにくい、寝起きや寝ているときなどに、ちょこっとやってあげることも、暴れたり、遊んでもらっていると勘違いする我が家の猫のようなタイプには、必要な心配りであるかと思います。
暴れる猫の爪を切るのは、大変だと思いますので、まずはタイミングを見極めることを考えてみてください。
そして、一度に全部の爪を切ってしまおうと思わず、1本でも切れればいいと考えることも、暴れる猫の爪の切り方で心得ておきたいことです。
嫌がっているときに、無理にやっていると、猫は、これをされることが嫌だと覚え、お互いの信頼関係にもヒビが入るので、注意が必要です。
猫が暴れる場合は、二人がかかりでやるという方法もあります。
他には、タオルで体を包んであげたり、洗濯ネットに猫を入れて、爪だけ出して切るという方法もありますが、猫が嫌がらないように注意しながら、これらはやってみるといいのではないでしょうか?
どうしても無理、うちの子はなにをやっても爪を切らせてくれないという場合は、数百円程度でやってもらえるようですから、獣医に頼むという手もあります。
とにかく、普段から信頼関係をしっかりと築くようにされていると、ケアをするときにはなにかと便利というか、やりやすくなると思います。
無理やりやり続けるようなことはせず、ゆっくりと、優しく歩み寄ってあげつつ、暴れる子と信頼関係を築いていきながら、上手に爪を切っていくようにされるといいようです。
そして、爪切りが終わった後に、おやつをあげるようにすると、次回から、これをやると、美味しいものがもらえると覚えて、爪切りがやりやすくなる可能性もあります。
爪切りを始める前は、肉球や後ろ足などを触ったり、体をマッサージしてあげたりしながら、徐々にコミュニケーションをとってから、ゆっくりと爪を出していくという方法も、いいようです。
人間でもそうですが、いきなり触られたりすると嫌ですから、徐々にゆっくりと、だけど確実に、という感じでやっていかれるといいのではないでしょうか?
猫の爪の手術
抜爪(ばっそう)という、猫の爪の手術をされる方が、近年増えているといいます。
この手術については、もちろん賛否両論あって、どちらがいいとか悪いとか決めつけられないのが現実ですが、一体どんな手術を行うのか、まずは抜爪の方法について理解をしていきたいと思います。
猫の爪の手術と聞くと、???と思う方もいらっしゃるかと思いますが、ディクローと獣医学界では言われていて、英語で、ディ(取り除く)、クロー(爪)と表現されているようです。
アメリカやイギリスなどでは一般的な手術で、ヨーロッパやオーストラリアなどでは違法となっている、世界各国で議論を巻き起こしている手術でもあるといわれています。
そして、動物学者からすれば、とても考えられないと、嘆きの声が出ている手術でもあり、これらは人間側のメリットしかなく、猫にはいいことがひとつもないなどといった意見も多く出ていて、考え方は飼い主さんによってさまざまなようです。
猫の爪の手術、抜爪のやり方ですが、前足のみでやるそうです。
ですから、走ったりカーテンに登ったり、木にも登ることができ、日常生活に特に支障は出ないといわれています。
そして、ずいぶん前に手術を行った猫でも、雀などを捕まえてくることもあるといわれていますので、感情論が飛び交うこれらの情報は、一旦少し冷静に情報を集めていきながら、考えていく必要があると個人的には思います。
以前は、爪の根本からばっさりと切り落としてしまうという手術が行われるのが一般的だったようですが、現在ではレーザーを当てたり、爪を出す靭帯を切り取る手術などが一般的になっているようです。
手術自体は30分ほどで終了して、日帰り出来るようです。
費用は4万円ほどかかるようで、アメリカなどでは、避妊や去勢手術のついでに一緒に行うことがほとんどだといわれるほど、一般的な手術となっているようです。
どれほどアメリカで普通のことなのか?なんと、アニメに登場する猫も、この抜爪の手術を受けているという設定で表現されるほど、一般的であるといわれています。
この猫の爪の手術を行う利点をまずは見ていきましょう。
● 家具などに傷をつけられなくなる
● 小さい子供などが引っかかれたりすることがなくなる
● 一緒に暮らす他のペットもひっかかれる心配がなくなる
● 小さいころに行うと、性格が温厚になる(爪という武器がないため)
リスクについては次のようなものがあるといわれています
● 手術後化膿したり、変な形の爪が生えることがある
● 爪とぎができなくなる
さまざまな理由があり、どうしても猫の爪の手術を選択するかない飼い主さんが、最終的に、猫と一緒に暮らすために、必要であると判断された結果、この抜爪を行うようですが、個人的には、人それぞれ背景が異なりますから、いいとか悪いなどという理屈で、どうこう言い切れるものではないと考えます。
抜爪を行った人の理由を調べていくと、新築した家で、爪とぎをされるのを嫌った祖父に、猫を処分するように言われ、抜爪を選んだとか、住んでいる社宅を傷つけてはいけないため、相談した結果、爪を取るなら飼ってもいいという許可が降りたなど、どうしても猫と離れたくない、そのために泣く泣く選んだという方も少なくありません。
様々な事情があり、猫の抜爪手術を選択されるのですから、それは飼い主さん側の問題となりますが、やはり、事情があって選択されることですから、仕方がない部分もあるのでは?と考えます。
受け取り方や考え方はそれぞれ違いますので、個人的には議論云々というよりも、一緒に暮らすための必要悪であるのなら、いた仕方ない部分もあるのでは?と考えます。
ただ、ある研究では、抜爪手術を受けた猫の20%が、合併症や感染症にかかったり、テーブルに頻繁にジャンプをしたり、人間に噛み付いたりする問題行動をするようになったという事実も出ています。
日本では、もちろん賛否両論あり、人間側の都合だけでと感情論になりがちな抜爪ですが、海外ではどのような状況なのか?
オーストラリアやブラジル、そしてイスラエルなどは違法となっていて、罰金を取られたり、なんと、懲役1年以内の刑を言い渡されたりするのです。
他にも禁止している国は数多くあり、オランダ、スイス、スウェーデン、ニュージーランド、フィンランド、トルコ、ヨーロッパ諸国などが、抜爪を禁止していたり、北カリフォルニア州でも、禁止が決まり、バークレー市では、軽犯罪扱いとなっていて、罰金は9万円も支払わなければならないのです!
腫瘍が出来たなどの理由や、先程も書いたような、どうしてもやむおえない事情がある場合は、いたしかたないかとは考えますが、個人的には、それらの問題が特になければ、自然のままで猫をそっとしておくことのほういいのではと考えますが、あなたはどうですか?
そして、わざわざ猫の手を傷つける手術をしなくてもいい、猫の爪にキャップをかぶせて、爪とぎを阻止する方法もあるようです。
猫用のキャップについて
ソフトクローと名付けられた、猫用の爪にかぶせるキャップは、次のようなトラブルを回避出来るとして、意外と人気となっているようです。
● 猫に傷つけられた
● 猫が自分の傷を引っ掻いてなかなか治らない
● 大事な家具に傷をつけられた
● 他の猫を引っ掻いて傷つける
これらを回避して、さまざまな、猫の爪による問題を解決するものとして、猫のキャップが人気となっているようです。
アメリカの獣医が、さまざまな問題解決をするために、開発したようです。
約1ヶ月で自然に取れてしまうので、一生そのままというわけではありませんから、これなら安心して使えると考え、装着させる飼い主も増えているといいます。
爪の大きさによって、サイズが異なり、3つほど用意されているようです。
猫の爪のキャップの装着方法は、次のようなやり方で行います。
● まず爪を切ります
● 接着剤をつけて爪に装着します
● 固まるまで、5分ほど猫を抑えておく
これで、キャップがかぶさったので、猫の爪の問題は、回避されることになります。
手術で痛い思いをさせることもありませんので、安心ですが、個人的には、必要ないとは思います。
ただ、先程も書いたように、なんらかの背景がある方が、やむおえない事情で使うのなら、いたしかたない部分もあるとは思います。
猫にとって爪とぎはストレス解消の役割もあるといわれています、できれば自然な状態で生きていてもらったほうが、お互いに嬉しいとは思いますが、世の中には、どうしてもやむおえない事情があるという方もいらっしゃいますから、使い方次第ではないかと思いますが、かわいい、オシャレなどという人間のエゴで使おうと考えている方は、今一度その考えを見つめなおす必要があるのでは?と、個人的には思います。
ソフトクローと呼ばれる、猫の爪用のキャップですが、調べていくと、つけていないという飼い主さんが大半です。
そして、使用していない理由については、次のような話が出ているようです。
● すぐに取れてしまう
● 値段が高いから
● 猫に装着するのが大変だから
実際に装着させたら、すぐに猫がかじって取ってしまったり、気にして舐め続けたりする場合もあるようです。
ですが、そのうち気にしなくなるという子もいて、反応は猫によって違いがあるようです。
さまざまな理由や背景がありますから、一概にダメだ人間のエゴだと言い切ることが出来ない、猫の爪の手術やソフトクローなどの爪用キャップ、使い方次第だとは思いますが、我が家の愛猫には、必要なさそうです。
そして、これらを選択される方は、是非、最後までしっかりと、猫の世話をしてあげてくださいと、私からも頭を下げてお願いさせていただきたいと思います。
2015年現在の日本では、地震や火山活動が活発化していて、自然災害がないとは言い切れない現状ですから、それらが起こった場合の対策なども常に考えながら、猫の体の一部の自由を奪うリスクもあることも考慮されたうえで、判断してくださると、有り難いと思います。
この記事では、猫の爪の切り方、手術やキャップについての情報をまとめていきました。
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