猫の種類、グレーの品種や入手方法は?
1 グレーの猫について
2 純血種のグレー
3 ミックスのグレー
4 入手方法は?
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グレーの猫が意外と人気があるなんて言われているようですが、では、猫の種類で、グレーの品種はどれくらいいるのでしょうか?
グレーの猫について
*簡単なスライド動画を作成しました参考になれば幸いです
グレーの猫は、純血種を除くと、日本では少ないといわれているようです。
比較的、猫でグレーの色をした種類の品種はヨーロッパに多く、日本はロシアンブルーやシャルトリューといった純血の品種を除くと、数がそれほど多くなく少ないといわれてます。
ですが、グレーの猫が持っている毛色を薄める遺伝子は、いろんな種類の猫の中に入るようになったため、今後は日本でも、猫のグレーの種類が増える可能性があると考えられています。
純血種のグレー
有名なグレーの猫で純血種は、現在のところ次のような品種であるといわれています。
● シャルトリュー
● ロシアンブルー
● ブリティッシュ・ショートヘアー
● コラット
● スコティッシュフォールド(番外編)
まずは、シャルトリューという品種の種類の猫について情報を見ていきましょう。
こちらはフランス生まれで、ロシアンブルーやコラットと並んで、「ブルー御三家」と呼ばれている品種の猫です。
なんでもフランスにもともといた雑種とシャム猫を交配させて、人間が創りだした種類の猫になるようです。
グレーのこの猫の品種が誕生したのは、1800年代だといわれていますが、フランスでは文献などを調べると、かなり古くから存在している、グレーの猫のようです。
起源については様々な言い伝えがあるのですが、これだというはっきりとしたものが分かっていないため、明らかにされていません。
あまりにも見事な被毛をしているため、高額で取引され、一時期は絶滅の危機に瀕したことがあるほど、人気が高い品種の猫として有名であるようです。
計画繁殖が成功し、絶滅を逃れた猫なのですが、1987年に、世界最大の猫協会であるCFAに公認されていて、日本に輸入され始めたのは1970年代だといわれています。
日本に入ってきてから、グレーという種類の猫は人気が出たようです。
この品種の猫は、骨格がしっかりとしていて、がっしりとした大型のセミコビータイプ(手足や胴体、しっぽが長いのが特徴)で、まん丸いゴールドカッパーの目を持っていて、頭部が丸く、頬はまんまるで、風格のある容姿をしています。
公認されている毛色はブルーになっていますが、ブルーグレーだと考えていただくと分かりやすいかと思います。
短毛種で、被毛は体に密着していて、手触りが柔らかく、光沢のある毛艶をしていて、水をよく弾くようです。
性格は非常に賢いのが特徴で、飼い主に対して従順な猫であるといわれています。
短毛種という種類ですから、普段からのお手入れも楽で、食事量も少なめ、鳴き声も小さく、成猫になると、オスは5・5kg、メスは3・5kgほどの大きさになります。
個人的に見ても、見事な被毛をしているなと感心しますね!
堂々とした風格も、見ているこちら側を圧倒する感覚になりますが、人気が出るのも理解できますね。
次は、ロシアンブルーについて情報をまとめていきます。
ロシアが原産の自然発生した猫の種類で品種です。
別名がいくつかあって、「フォーリンブルー」「マルティーズキャット」「スパニッシュキャット」などと呼ばれていたようです。
20世紀初頭まで、アメリカではマルティーズキャットと呼ばれて、1875年にイギリスで行われたキャットショーでは、名前を「アークエンジェルキャット」と呼んで出場していた猫だといわれています。
戦争で数が激減してしまい、絶滅の危機に瀕したのですが、イギリスやアメリカで、ブリティッシュブルーとシャム猫を交配させて回復させ、ロシアンブルーの姿を蘇らせたことから、原産はイギリスだと言われることもあるようです。
こちらも短毛種で、目の形はラウンド型、眼の色はグリーンです。
現在、一般的にロシアンブルーといえばこういった特徴があると考えられているのは、次のようなものです。
● ダブルコートと呼ばれる、トップコートとアンダーコートの2重の分厚い被毛
● 毛の質がとても細く、絹糸のようにとてもなめらか
● アンダーコートが密生しているので、シャンプーをしたときには地肌を濡らせない
● 寒さには強い
● 光の加減によっては銀色に見える
● 被毛が淡いほうがスタンダードだといわれています
● エメラルドグリーンの目になるまでに、2歳までかかる場合もある
● 体つきはほっそりとしたとても優美な感じの体型
● フォーリンタイプ(スレンダーで筋肉質)
● 手足が長く、足先が小さい
● 肉球はグレーかかったピンク
● しっぽは長くて先細り
● 鼻筋がまっすぐ通っていて、コブラヘッドと呼ばれることもある
● 口角が僅かに上がっているので、笑っているようにみえるため、「ロシアンスマイル」と呼ばれています。
グレーの猫自体が珍しいのですが、ロシアンブルーという品種の猫の性格は、飼い主にとても忠実だということです。
そのため、人見知りが激しく、シャイな性格も併せ持っているので、飼い主以外の人間には、警戒心を持つため、なかなか慣れるのに時間がかかりるといわれています。
以前はかなり神経質な性格だったといわれていますが、ブリーダーの努力によって改善が見られるようになったといわれています。
ロシアンブルーという種類の猫は、遊び好きで運動量が多く、日本では爆発的な人気を獲得した事こそありませんが、長い間ずっと人気が高い品種の猫として、このグレーのロシアンブルーはよく知られています。
次はブリティッシュ・ショートヘアのグレーについて、ここからは情報をまとめていきます。
イギリスにあるブルテン島を、2世紀に侵略したローマ人が持ち込んだ猫が、その後繁殖して、ブリティッシュ・ショートヘアになったといわれています。
1800年には存在が確認されていて、この猫の品種は、イギリスにいた野良猫や家猫と交配して増えていったといわれています。
1871年にイギリス行われたキャットショーに、ブリティッシュ・ショートヘアという種類の猫も出場し、優勝したそうです。
20世紀に戦争等の影響から、絶滅の危機に瀕したのですが、なんとか繁殖家達の努力で生き延びていき、ペルシャと交配させることで、血統を守ったということです。
1970年代にアメリカに持ち込まれた後は、この国で大人気となり、21世紀に入ると東洋の猫などとの交配が活発化して、それまで存在しなかった毛色の猫が誕生するようになったようです。
別名「ブリティシュブルー」とも呼ばれていて、シャルトリューと似ている点があるといわれています。
*ブリティッシュショートヘアについて詳しく書いてます
特徴は、被毛が厚めであること、骨太の足を持ち、胸部は厚く、幅広い重量感のある丸い顔をしていて、被毛は密生しています。
名前の通りショートヘアーですから、短毛種で、グレーの猫はもともと数が少ないのですが、近年ペットショップで見かけることが出来るようになっています。
個人的にもこの記事を書いている日に、ペットショップで見かけたばかりですから、この種類の猫は、比較的手に入りやすいのかもしれません。
なんと、ブリティッシュ・ショートヘアという品種の猫は、血液型がB型の個体が4割ほどもいるといわれています。
体が完全に成熟していくまでは、3~5年かかるといわれています。
性格は辛抱強くて控えめなタイプで、触られるのを嫌がることもあります。
目の色は、グリーン、ヘーゼル、オレンジなどで、しっぽは短くて太いのが特徴です。
首はオスはとくに太いのですが、筋肉質な体で、やはりグレーが人気が高いといわれているようです。
次はコラットです!グレーの毛色を持つ品種のコラットは、タイが原産国で、自然発生した猫だといわれている種類です。
タイ王国の北東部にある、コラット地方で自然発生し、タイ語で「幸運の猫」という意味がある言葉「サワット」も、コラットという名前の中に入っているといわれています。
起源については、アユタヤ王朝時代(西暦1350~1767年)にまで遡るといわれていて、タイでは「幸福と繁栄の象徴」として、大切にされてきた品種の猫であるようです。
1959年に、アメリカに紹介された猫の品種の一つとして、このグレーの猫が、1965年に公認されました。
1972年にはイギリスに持ち込まれ、1975年に、イギリスでも公認されています。
体つきは筋肉が発達していて、丸みのあるタイプで、体の大きさなどから、ロシアンブルーと似ていると指摘されることもあるようですが、個人的見解では、コラットのほうが、ロシアンブルーより少し丸みがあるような感じがします。
両目が大きくて、その間幅が広いところが特徴でもあり、目の色は琥珀、緑、黄色の入った緑で、年齢と共に変化していきます。
目の色の鮮やかさは、生後2年ほどで表れてきます。
毛先の銀色の輝きは、やはり2年ほどかかって出てくるといわれていて、毛質は柔らかくて細く、毛はサテンのような光沢を持っています。
性格は遊び好きで人懐っこくてマイペースであるといわれていて、なんと猫なのに、このグレーのコラットという種類の子は、飼い主がかまってあげないと、いじけることもある、なんとも可愛いところがある猫であるといわれていますし、人間チックな性格を持っていて、頑固であるといわれています。
なんでも、嗅覚、聴覚、視覚がかなり鋭いといわれていて、それも並外れた鋭さだと指摘されているようです。
番外編ですが、スコティッシュフォールドにもグレーがいるようです。
純血種は上に書いた4種類ですが、スコティッシュフォールドは、他の色の子もいますので、ここでは番外編扱いとさせていただきます。
ミックスのグレー
最初に書いたように、ミックスという種類の猫で、グレーの生まれる確率はかなり低く、現在日本では少なめだといわれていますので、見つけられたらそれはかなり幸運であると思っていいようです。
ちなみに猫のきもちwebのアンケート調査の結果によると、1118匹中、グレーという色の猫が飼われているのは、37匹ほどしかいなかったといわれていますので、純血種以外で、保護猫などを引き取った人たちの中でも、グレーという色の猫のいる確率は、かなり低いようです。
ミックスの猫でグレーが現れる場合は、白黒柄の猫に、毛色を染める遺伝子(dd)が加わると、黒い部分がグレーになると言われています。
この遺伝子は、白い毛を持つ猫には影響を与えないようです。
今後この遺伝子を持つ猫が増えていけば、もっとミックスという種類からも、グレーの子が増えていく可能性はあるようですが、現在のところはまだまだ数が少ないようです。
↓こちらでグレー猫の里親になる方法もあります!
入手方法は?
コラットは、日本でまだブリーダーも少ないため、市場に猫が流通するのはなかなか難しいと考えられるようです。
数少ないブリーダーを探すか、海外からの輸入となるようです。
しかも費用は50万円程度かかるようですし、ブリーダーから譲って頂く場合は、20~30万円ほどするといわれています。
ロシアンブルーは、一流のブリーダーから購入するように心がけることが大切であるようです。
CFAもしくは、TICAのオリジナル血統書つきの子を探すのが、きちんとしたロシアンブルーを家族にすることが出来る、安心な方法であると考えられています。
他のブリティッシュ・ショートヘアーやシャルトリューなども同様に、きちんとしたブリーダーさんから引き取るようにされたほうがいいようです。
ブリティッシュ・ショートヘアーは18万円ほどから、シャルトリューは20万~30万円、ロシアンブルーは、ブリーダーからだと。20~30万円ほどだといわれています。
グレーの猫は、爆発的に人気となったことはないと、先程も書きましたが、今回記事をまとめて、グレーの猫の魅力を再確認出来ました。
賢そうな顔立ち、そして高貴な姿、素晴らしい色、見事な皮毛などを眺めていると、ひじょうに癒されるというか、素敵な猫だなと、思わず見入ってしまいました。
ただ、確かに見た目は素敵ですが、命は平等だと個人的にも思いますので、ご縁があればお近づきしたいなと思いますが、人間のエゴチックな考えで手に入れようとは思いません。
我が家の保護猫モモは、ご縁があってあの場所に捨てられていたのだと思っていますので、猫は幸福と繁栄の象徴と言われていますが、この子が来てくれてから、いろんな面で元気を取り戻すことができているので、猫はやっぱり、ご縁で繋がりたいなと感じました。
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グレーの猫の種類や、品種について情報をまとめていきました。
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