アメリカンカールの性格や値段、かかりやすい病気は?
アメリカンカールの性格や値段、かかりやすい病気は?
1 アメリカンカールの歴史
2 アメリカンカールの性格や特徴
3 アメリカンカールのかかりやすい病気
4 アメリカンカールの値段
この記事では、アメリカンカールについての情報をまとめていきます!
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アメリカンカールの歴史
アメリカンカールの基本データ | |
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英表記 | American Curl |
誕生国 | アメリカ |
誕生年 | 1981年 |
公認団体 | CFA・TICA |
原種 | 雑種のカール |
毛種 | 短毛種、長毛種 |
毛色 | タビーやポイントなど全ての毛色 |
目色 | 毛色に準ずる |
平均体重 | オス4.5~5.5kg、メス3.0~4.0kg |
アメリカンカールの起源は近年であると言われていて、1981年6月に最初の猫が発見されたといわれています。
アメリカ・カリフォルニア州レイクウッドに住んでいた、ジョン・ルーガと、グレース・ルー夫妻の自宅玄関に迷い込んできた猫が始まりになります。
迷い猫は2匹いて、「バンダ」と名付けられた猫はその後行方知れずになってしまいましたが、黒猫の「シュラミス(黒い美人)」と名付けられた猫は、耳が反り返っていたのです!
1981年12月、シュラミスは子猫を産みました!
生まれた4匹の中の2匹に、母猫と同じ耳の反り返りが見られ、シュラミスの耳の形は最初、遺伝学者や一部の猫愛好家の間で議論になっていたのですが、この出産を機に、耳の形が遺伝することがはっきりと分かったのです!
1983年になると、繁殖家達が品種として作成する計画を立て、繁殖が始まり、見つけて2年という速さで新しい品種として承認されたのです!
猫の遺伝学を研究していたイギリスの学者、「ロイ・ロビンソン」は、アメリカンカールの繁殖者たちと協力し合い、81頭から生まれた子猫383匹の子猫を調査して、この耳の形の遺伝子は、ミュータント、突然変異で出来たもので、奇形ではないことや、優性遺伝子であることを確認しています!
1989年にロビンソンは、アメリカンカールの耳の形は、遺伝疾患を伴わないと発表しました!
アメリカンカールの耳は、健康な猫が突然変異をして固定化したものだと考えられています。
元は土着の猫だったので、アメリカンカールは多様な遺伝子を持っているので、純血種の中ではかなり頑丈だといわれています。
シュラミスから生まれた子猫の中で「メルセデス」と名付けられた猫を引き取った、オレゴン州のナンシー・キースターは、メルセデスからアメリカンカールショートヘアを作り出しました!
この種類の猫は、繁殖が始まってまだ30年ほどしか経っていないため、遺伝子の多様性をはかるために、2014年現在では、雑種の猫との交配を認めている団体もあるようです。
アメリカンカールの正式な血統書がついていても、耳が巻かない個体もあるようです。
アメリカンカールの性格や特徴
アメリカンカールの性格は、愛嬌があって、とても好奇心が強く、活発で明るく、人懐っこくて甘えん坊だと言われています。
この種類の猫の最大の特徴は、カールしている耳ですが、すべての子猫がこの形になるわけではなく、生まれてくる子猫の50%ほどがこのタイプとなるようです。
生まれた時にはどの子猫も耳はまっすぐなのですが、生後2~10日ほどで反り返る子が出てきて、その後は3ヶ月ほどかけてしっかりと後方に外向きになっていきます。
成猫に成長するプロセスで、最初きっちりと巻かれていた耳は、ゆるいカーブに変わることもあるようです。
この耳の巻き方にも個体差があり、ちょっと反り返っているかなといった感じの子や、180度しっかりと反り返る子もいます。
反り返った軟骨部分は触ると傷を付ける恐れがあるので、興味本位で触ったりしないように気をつけましょう!
体重は平均3~5kgほどで、体は筋肉質で小型のスリムなセミ・フォーリンタイプです。
ボディータイプについては、こちらの記事を参考にされてください。
しっぽは長く、くさび形の頭に、くるみのような目を持っていて、長毛種と短毛種がいます。
「短毛種のアメリカンカール」
アメリカンカールの基礎となったシュミランが長毛種だったのですが、その後は短毛種も生まれてくるようになりました。
長毛種はシルキーなシングルコートか、とても少ない短いアンダーコートが生えています。
短毛種は、ダブルコートが多いと言われています。
人間にかまってもらうことが好きなタイプの猫なので、よく遊んであげるといいようです。
ただ、耳に特徴のあるアメリカンカールの耳の内部は複雑なので、耳の中に汚れや耳垢がたまり、耳の病気にかかりやすい傾向があるので、耳掃除などのケアをマメに丁寧にやってあげたほうがいいようです!
毛色はあらゆる色が存在しており、そのすべてが認められています。
アメリカンカールのかかりやすい病気
基本的に頑丈な猫なのですが、かかりやすい病気は次のものがあります。
● 外耳炎 ● 毛球症 ● 角膜炎
先程書いたように、耳に特徴のある猫は、構造が複雑なため、耳の病気にかかりやすいので注意をしてあげてください。
外耳炎の症状はかゆみが起こり、頭を振ったり足で頻繁に耳をかいていたりしたら、外耳炎を疑ったほうがいいようです。
薬を塗れば良くなりますので、そのような様子が見られたら、獣医の診断の受けてください。
毛球症は、長毛種がなりやすいと言われいて、毛を大量に飲み込んでしまうことが原因で起こります。
症状は食欲不振になったり、元気がなく便秘になるなどがあります。
軽い場合は毛玉徐放剤を舐めて毛を溶かして流すことが出来ますが、ひどいと外科手術が必要になってしまいます。
角膜炎は異物が目に入ったり、こすったりしたときに角膜に刺激が加わったり、細菌、そしてウイルスなどが感染することで起こります。
症状は目の痒み、痛み、瞼が痙攣する、目やにが沢山出るなどです。
ひどくなる前に獣医に見せて、早めに対処してあげてください。
アメリカンカールの値段
近年日本でも人気が高まっているのですが、同じ耳に特徴がある猫の種類でスコティッシュ・フォールドほど爆発的に人気が出ていないのですが、徐々に認知度は高まっていると言われています。
それではアメリカンカールの値段は一体どれくらいするのか?
調べていくと、その子の耳の状態によって違いがあるようですが、5万円代という驚きの値段の子もいましたが、平均すると、15~20万円ほどだということですが、もちろん子猫で耳の特徴がはっきりと出ているような子はそれなりに値段が高くなってしまうと考えられるようですが、ブリーダーによっては、10~20万円くらいで譲っているところもあります。
同じ耳に特徴あるスコティッシュ・フォールドほど爆発的に人気は出ていませんが、個人的にはワイルドな感じで、スコティッシュ・フォールドの可愛さと、このワイルドさが混じっていて、独特の雰囲気のある可愛い猫だと思いますが、あなたはどう感じますか?
できればきちんとしたキャッテリーから購入するのがおすすめですが、購入方法を決めるのは家族になる方の自由ですから、一つの案として情報をシェアしておきました。
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今回は、アメリカンカールの歴史や性格、特徴やかかりやすい病気、値段などをまとめていきました!