猫の認知症、症状や治療法は?薬やサプリは効くの?
猫の認知症、症状や治療法は?薬やサプリは効くの?
1 猫の認知症とは?
2 猫の認知症の症状や原因は?
3 猫の認知症の治療法は?薬やサプリは効くの?
この記事では、近年増えているといわれている猫の認知症についての情報をまとめていきます!
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猫の認知症とは?
認知症は脳の老化と関係していて、周囲を認知する能力や刺激などに反応する力が弱くなることです!
他には、学習能力や、記憶力が徐々に低下してしまいます。
正常な加齢変化のことをアルツハイマー病といいますが、猫の認知症は脳の組織構造や脳内化学物質が変化することによって引き起こされる病気です。
猫がこの病気になると、徐々に飼い主のことも認識出来なくなっていくのです、なんだか悲しいですね。
シニアの猫に見られる症状ですが、約半数の猫は、これらの病気にかかることがないといわれていて、長生きすればするほど、発症する率は高まるのです!
一般的に、ねこが7歳を過ぎると少しずつ発症すると考えられています!
猫の脳は、人間の脳と同じで体の司令塔の役割をしています!
自律神経を働かせたり、手足を動かしたりして命令を出しているのです。
この命令は、脊髄と末梢神経を伝わって全身にすみずみまで行き届きます。
脳の神経は体の中で精巧に出来ているため、たとえわずかでも異常がおこれば、体に重大な変化が起こってしまいます!
猫が認知症になる確率などの研究は進んでいないので、日本では分かっていませんが、アメリカやイギリスでは、15~10%以下だといわれています。
一般的には猫はボケないと考えられていますが、認知症で獣医にかかっている猫も徐々に出てきているようですから、一般論は当てはまらないケースも出ているようです!
猫の認知症の症状や原因は?
猫が認知症になると、次のような症状が出ますが、まずは初期段階のときに出る症状についてみていきます!
● 食べ物をひたすら食べる摂食異常が起こる ● 破壊行為を行うようになる
● 飼い主に噛み付いたりする ● 恐怖心が大きくなりささいなことにすくむ
● これまでは普通にさせてくれたブラッシングをすると威嚇する
● 同じ所をぐるぐる回っている ● 狭いところに入りこんだのに、自力で出られない
ここからは、この初期からさらに猫の認知症が進んでいる場合の症状です!
● 食事を食べなくなる ● 1日中寝ている ● 人や動物などに無反応になる
● トイレの位置がわからなくなり、粗相をしたり失禁をする
● 夜中に鳴きながら徘徊する ● おもちゃや遊びに興味を示さなくなる
● 人やものによくぶつかるようになる ● 動きが鈍くなる
他には、前のように毛づくろいをしなくなったり、その逆で、同じ所をずっと舐め続けたり、過剰に愛情を求めるようになったり、ありえない場所で迷子になったりします。
一番分かりやすい症状は、日中にひたすら眠り、夜になると鳴きながら徘徊するというものです。
人間と変わらない症状が、猫の認知症でも出るようです。
原因ですが、年齢を重ねたことによる脳の劣化だと考えられているようです!
他には、ストレスも、なんらかのダメージを脳に与え、認知症になってしまう猫がいるのではないかとも考えられているようです!
さらには、次のような原因があるといわれています。
● 脳の萎縮 ● 脳腫瘍 ● 脳炎 ● 脳梗塞
やはり、このような病気も猫の認知症になんらかの関係があると考えられているようです!
猫の認知症の治療法は?薬やサプリは効くのでしょうか?
では、猫が認知症になった場合、どのような治療法があるのか?
残念ながら、認知症の特効薬は今のところないのです!
ですが次のような薬を使う治療を行います。
脳内のドーパミン量を増やす薬であるアニプリールを使うことで、認知症の症状を緩和出来るといわれています。
他の薬では、ドネペジル、抑肝散、セレギリン、ベンゾジアゼピンなどを使ったり、抗酸化物質が入った食事を与えて、アルツハイマー病の認知症の治療などを行うようです。
サプリメントや、オメガ3系脂肪酸、メラトニン、銀杏、アガリクスエキスなどを使って治療を試みているようです。
ただ、すべての猫に効くものではないので、そこは悩ましいところでもあります。
そして、猫や犬、人間の認知症に効果があるということが学会で発表されたサプリがあるようです!
これは、フェルガードという名前のサプリメントで、フェルラ酸という米ぬかから抽出された天然のポリフェノールと、ガーデンアンゼリカというハーブ成分から作られています!
フェルラ酸の働きから見ていきたいと思います!
抗酸化作用、抗菌化作用、抗癌作用の他に、アルツハイマー病の患者に飲ませたところ、脳内に蓄積する異常タンパク質のβアミロイドの凝集(散らばったり溶けたりしたものが凝り固まること)を抑制する働きがあることが分かっていて、アルツハイマー病の予防や治療の改善に効果があることが分かってきたのです!
ガーデンアンゼリカの働きは、この抽出物に脳神経系のネットワークを再度構築していく効果があるといわれています。
ガーデンアンゼリカは、ヨーロッパを中心に、古い時代から薬用のハーブとして使われてきたものです!
フェルラ酸とガーデンアンゼリカの配合を変えることで、人間に使う場合は様々なタイプが用いられていて、犬や猫に使う場合は一種類だけとなっています。
学会での発表では、84%という高い確率でとても良い効果が見られたといいます。
ある動物病院で、認知症の犬などに投与したら、昼夜逆転の症状や、徘徊や夜泣きなどの異常行動が見られなくなったという驚きの結果も出ているようです!
元々人間用で、人の認知症治療に使われてきたものですが、2015年に入ってから、動物にも使用できるようになったようです!
猫のストレスを取り除くことも治療のひとつとなり、認知症になってしまった猫が暮らしやすい環境を整えてあげることも大切なポイントになるといわれています。
では、予防法などはあるのか?
猫が認知症になると、飼い主さんは大変な思いをするようです。
記事を書くために、いろいろと調べていくと、もちろん治療費もかさむことはそうなのですが、それ以上に、介護などの世話が本当に大変のようです!
現在のところ、猫の認知症を予防する方法は、先ほどかいたサプリメントのフェルガードが、かなり効果を発揮するのではと考えられています!
ただ、基本的に猫の認知症は、発症するメカニズムが複雑なので、治療法も確立していませんから、予防しようにも出来ないというのが現状のようです!
それでも、次のようなことが、予防に関係する可能性があるということですから、シェアしていきます!
● 飼い主がスキンシップをしっかりととってあげ、不安感やストレスなどを取り除く
● 脳に刺激を与えるような遊びの工夫をする ● 定期的に健康診断を受ける
● 食事管理をする(ナトリウム、リン、タンパク質の摂取を控え、カロリー制限し、消化吸収が良い食事を与える
僭越ながら個人的見解ですが、猫にはタンパク質が必要だと生物学的には考えられていますので、タンパク質の過剰な制限はあまり好ましいことではないと考えます(場合によって)!
認知症の猫との暮らしは、一緒に暮らす家族から、介護するという生活スタイルにシフトしてしまうので、家族の負担は、病気になった人間の家族を介護するのと同じように大変なものになるようです。
一番大変なのはやはり排便排尿で、どこでも粗相をするようになるので、飼い主もぐっと気持ちを落ち着けなければならないのです。
猫は健康なときでも、人間が怒っても仕方がない生きものです!
認知症になった猫が粗相をすることを、飼い主が強く怒ってしまったら、猫は恐怖心を感じたり、飼い主の方への信頼感をなくし、攻撃的になるケースもあります。
現在では、予防法はサプリメントのフェルガードが有効ではといわれていますが、最初に書いたのですが再度強調しておきます、一般的には、猫が認知症になることは少ないといわれていて、約半数の猫にこの病気が見られ、残り半分は、発症することなく寿命を全うするといわれています。
フェルガードの効果は、かなり高いようですから、認知症の猫と暮らす飼い主さんは、獣医に相談してみてください!
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今回は、猫の認知症の症状や治療法、薬やサプリメントなどについての情報をまとめていきました!