ペットショップの猫!売れ残りはどうなるの?
ペットショップの猫!売れ残りはどうなるの?
1 そもそもペットショップの猫はどこから入荷してくるのか?
2 ブリーダーの種類は?
3 ペットショップの猫が売れ残ったらどうするの?
なんでも猫専門のペットショップまで出来た現代ですが、猫専門病院などもあり、増々猫の需要が高まっているのですが、今回の記事では、ペットショップの裏側に迫ってみたいと思います!
沢山のクリック本当にありがとうございます。
ちなみに、多頭飼いをしてきた、家族の家にやってきた、血統書付きのアメリカンショートヘアやメインクーンは、ペットショップの売れの残りどころか、先天的な病気持ちのため、引き取った猫でした。
家族がペットショップで働いていたので、その関係で引き取って育て、それ以外の健康を害することなく、元気に長生きしました!
アメリカンショートヘアは、体に腫瘍が出来ていて、メインクーンは脳に障害がある子で、いつも首を傾げていて、自分のしっぽをつかもうと、ぐるぐる回っている、いわゆるちょっと賢くない系の猫でしたが、性格はとてもおとなしく、しかも賢くないといわれていましたが、メインクーンという種類の猫は、元々非常に賢いタイプなので、それでも賢い面も多くあったことを記憶しています!
そもそもペットショップの猫はどこから入荷してくるのか?
それでは、ペットショップは、そもそもどこから猫などの動物を入荷してくるのでしょうか?
近所のイオンに、ペットショップがあり、そこの担当者に電話をして、イオンペットショップの猫は、どこから入荷してくるのかを聞いたところ、即答で気持ち良い受け答えで、次のように答えてくれました!
「契約しているブリーダーさんから入手しています」
ですから、例えばネットオークションなどに出されている猫を扱っているということはないとの回答でした。
一般的に、猫や犬は、きちんと契約したブリーダーなどと繋がって、命を預かるという様々な決まり事があるそうです。
ですから、ここをきちんと透明にして、猫や犬などの動物の命を守っているそうです。
そして、ブリーダーも良いブリーダーほど、ペットショップと契約しないと言われていますが、こればかりは、命のやりとりですから、どんな考えを持っているかによって、違いがあると思われます。
これまで犬や猫と暮らした経験がない、細かいことは分からない人は、まずペットショップへ行くでしょうし、よく犬猫などのことを知っている方なら、里親募集などに積極的に出かけて行くでしょうし、どうしてもこの種類のしっかりとした血統書付きの子が欲しいというなら、当然ブリーダーでしか探さないという方もいると思います。
これまでは、まだまだ日本でも犬や猫などのペットの存在が、人間より地位が低いような扱いをされてきたのも事実だと思いますが、そんな中、業界を変えていこうと、透明性の高い、しっかりとビジョンを掲げてペットショップを経営されているところもあると思いますし、実際に、家族が20年弱前にペットショップで働いていましたが、もちろん悲しい現実もあったようですが、基本的には動物が好きな人たちが集まっている世界でもありました。
ブリーダーの種類は?
そして、ブリーダーにも種類があり、猫や犬などを繁殖させるブリーダーは、次の種類に分類されます。
● シリアスホビーブリーダー
● シリアスブリーダー
● ホビーブリーダー
● 職業ブリーダー
● パピーミル
● バックヤードブリーダー
まずは、シリアスホビーブリーダーについて、どんなタイプの人たちなのかを見ていきましょう!
こちらは、専門的な知識もしっかりと持っていて、純血の交配を、生き物の体の負担にならないように気を配って行い、品質の向上を常に目指している、血統を遵守しているタイプのブリーダーになります!
ですからもちろん、犬や猫の生活する環境にも気を配っていて、いわゆる優良ブリーダーと呼ばれる人たちになります。
シリアスブリーダーと同じような気持ちで、繁殖などを行っています!
シリアスブリーダーとは、シリアスホビーブリーダーと同じような人たちですが、このタイプだからといって、すべての人が良い人であると言えないのが現状です!
この2つのタイプのブリーダーには、良い人と悪い人がいて、極端に分かれているといわれています!
シリアスブリーダーは、犬や猫のことが、本気モードで大好きで愛してやまないという、愛にあふれたブリーダーのことです。
例えば、現在日本でも大人気の、スコティッシュ・フォールドという種類が好きで好きでたまらない、この子たちの血統を守りたいという、使命感に燃えるような志を持っているタイプです。
これほどまでに愛してくれるため、繁殖も無理に行ったりしませんし、先天的な遺伝病などについてもしっかりと学び、獣医とも連携して、積極的に勉強してくれる、動物を愛する気持ちの強いブリーダーなのです。
ボビーブリーダーは、営利が目的ではなく、いろいろと勉強をして、趣味の範囲で、少数の犬や猫のブリーディングに取り組み、新しい種類の血を混ぜてみたりしながら、繁殖をしている一般のブリーダーだといえます。
この方達は、商売として販売することの拡大などは目指していません。
職業ブリーダーは、多くの方が知るタイプのブリーダーです。
一般的に、ペットショップなどと繋がっているブリーダーになると考えると分かりやすいのではないでしょうか?
きちんと環境を整え、動物の体に負担や無理をかけないように繁殖させるため、品質としては、ホビーブリーダーと変わらないレベルだといわれています。
中には倫理観に欠けている業者もいて、これらがこれまで、ペット業界の影の部分を支えていたといわれている人たちになります。
ですから、この職業ブリーダーになると、やはりやっている人によって、パピーミル寄りのタイプになる人もいます!
要するに、欠点があってペットショップに売れない子などは、他の流通経路で販売したり、品質としては問題がないのだけれど、いわゆるスタンダード的な観点から見ると、外れている子でも、ペットショップに卸したり、他の方法で販売するのです。
パピーミルは、逆に、犬や猫は商売の種と考えて、無理な繁殖をさせ、出来る限り商品として流通させて、儲けを出そうとするブリーダーとなります。
そうです、猫や犬を金儲けの道具としか見ていないタイプのブリーダーになりますので、命に対する尊厳がありません。
ちなみにパピーは子犬で、ミルは小さい工場という意味になり、一般的には、繁殖工場と呼ばれています!
日本には、10~20%いると言われていて、いわゆる環境をきちんと整えず、病気になってしまう犬や猫も出てくるのですが、このタイプは利益が優先なので、これらの問題を改善しようとしないのです。
近年このようなブリーダーに対して、世間からも厳しい目が向けられるようになってきたので、少なくなってはきたのですが、まだペット業界の闇の部分を担っている面も否めないといわれています。
バックヤードブリーダーとは、自家繁殖を意味していて、いわゆる、趣味での繁殖をする人たちのことをこう呼びます!
ホビーブリーダーに似ていますが、金儲けのために繁殖し、勉強はまったくしないタイプだという指摘がされています!
トラブルを起こすブリーダーのタイプでもあり、よく聞くトラブルに「即断即決」を求めてくるというものがあります!
趣味と金儲けでブリーダーになっているので、いわゆる接客という考えがないため、このような決断を迫るような言い方をするのです。
これを行っている人が、商売などの才覚を持っていると、パピーミルになってしまいやすく厄介なタイプだといわれています。
現在日本では、猫ブームがやってきていますが、血統書付きのタイプが、大量に必要とされるということは、その分多くの猫を繁殖させる必要があるということになります。
要は、人間が動物と暮らすということは、現代では影と光があるということなのです!
ですから、出来ればこの影を薄くしていき、最終的に光にしていくためには、選ぶ側の人たちも、ペットショップで入手するにしても、そのペットショップではどのような考えで経営し、どのようなところから、動物たちを入荷しているのかといった情報を、自ら求めていく必要があるのです!
女優の杉本彩さんのブログなどに、27年間も動物の保護活動をしてきた中で理解されている、闇の部分の情報を入手して、ペットショップで買うのかどうか、あなた自身が考え、決めていってください。
ペットショップの猫が売れ残ったらどうするの?
それではここからは、猫がペットショップで売れ残ったらどうするのだろう?
といった情報をまとめていきたいと思います。
ネット上には、聞いた話なんだけど、実は知り合いが言っていたんだけど的な、井戸端会議で集めたような、それってホントなの?
と驚くような情報が流れています、個人的に、ネットの情報は信じないというタイプではなく、自分で見極められるようにしようと考えて情報を見ていくタイプなので、そんな話しもあるのかといった感じで見ていますが、家族がペットショップ勤務だった頃、売れ残りになった子はどうなるのか教えてくれましたが、まずは価格を引き下げていき、それでも売れなかった場合は、引き取り手を探し、最終的には誰かにもらってもらうと答えてくれました(随分前の情報ですから、最近はどうかは分かりません)。
他には、ブリーダーの元へ戻して、繁殖用にするというやり方もあるようです。
さらに、どうしても猫が売れ残りになった場合、ショップ店員が引き取ることも多いようですが、まさに家族はそのタイプで、結局大きくなって売れ残った柴犬まで家にやってくることになったこともありました!
あるペットショップなどでは、保健所などへ持って行き殺処分をするという話しもありますが、例えショップに問い合わせても、一般のお客さんにそのような話はされないと思いますから、このような情報は、そのようなあまり動物に対する愛情がない店舗で働いていた人の経験のようです。
他には、悪徳な業者が絡んでいる場合は、山中に置き去りにする、冷蔵庫に入れて死なせてしまうなどといった、心が痛む、悲しい現実もあるといわれています。
平成22年度に、中央環境審議会動物愛護部会審議という資料によると、次のような情報がまとめられていて、ペットショップで動物などの売れ残りが出た場合の、その先の情報がまとめられています。
● ブリーダーに譲渡&販売する・・・24・5%
● 動物業者に譲渡&販売・・・26・4%
● 自社生産用として飼育の継続・・・20・9%
● ペットとして飼育継続・・・6・8%
● 一般者(従業員を含む)に無料譲渡・・・13・2%
● その他・・・8・1%
2000年頃まではもっと劣悪、それ以前ならもっともっと劣悪な環境で、犬や猫が殺処分されていた現実もあります。
現在、保健所で殺処分される場合、ガスで窒息死させられ、安楽死ではなく、亡くなるまでの5~10分ほどは苦しむのですが、50年ほど前には、水銀注射をして毒殺していたそうです。
ペットショップで売れ残った猫はどうなるんだろう?
そう思って情報を探している方に、現在はどのような状態なのかを、より正確にシェアしたかったので、この記事をまとめている2016年2月3日に、ペットショップの大手であるコジマのフリーダイヤルの「ご相談&お問い合わせ」番号に電話をかけて、ここではどうしているのかを、素直に聞いてみようと思い、直接問い合わせをしてみたところ、次のような回答がいただけましたので、情報をシェアしておきます!
様々な闇の話が出てくるネットではなく、直接会社に質問してみるほうが、より正確な情報が出てくると思ったので、まずはしっかりと電話で問い合わせしました。
聞いたのは次のような質問です、ストレートに聞きました!
「コジマさんでは、ブリーダーから猫や犬を入荷していると店舗で書かれているので分かりましたが、売れ残ったらどうするのですか?」
素直にそう聞いてみたのです!
そうしたら、次のような回答がいただけました!
「うちでは、最後まで飼い主さんを探すので、売れ残るということはありません。例えば、お客様によっては、子猫の小さい子がいいという人ばかりではなく、共働きで小さい子を世話出来ないので、ある程度成長していて、ワクチンを3回くらい打った子が良いという要望などもあります。そのような繊細な要望にお応えしながら、最後まできちんと責任を持って、飼い主の元へ送り届けています」
ネット上では一般的に、どうしても子猫を欲しがる人が多いなどといった情報を見かけますが、もちろんそのような人も多いでしょう、しかし、コジマさんの回答によると、様々なお客様のご要望があるようですから、それに臨機応変に対応しつつ、きちんと最後まで飼い主を探し、命を手渡しているそうです。
もちろん、現在でもまだ、闇の部分はあるかとは思いますが、規制も厳しくなっていて、保護活動も活発化していて、殺処分される犬猫を救う団体もいる現在、いろんなことが、ペットショップ以外の人たちの手によって改善されているのです。
売れ残りは、年に1~3頭ほどしか出ないというペットショップもあり、そうなると、従業員や、知り合いなどにお願いして、家族として迎え入れてもらうというところもありました。
悲しい現実もあるとは思いますが、このように大手が答えた言葉のどこまでが真実か、もっともっと自分でも、情報を見つけていきたいと思います。
そして、ブリーダーに関しては、どこまで考えるか、それは選ぶ側の私達の意識が大事であるという面はどうしても外せない要素になりますので、単に可愛いからという理由だけでなく、命なんだという思いを胸に、猫や犬を家族にするかどうかを決めていっていただければと思います。
猫や犬の飼育に慣れている方なら、良いブリーダーなどと直接交渉なんてお手のものかもしれませんが、やはり初心者や、コジマさんのところに相談にやってこられる人たちのように、生活の中でどうしてもこれは外せないんだという要望がある方もいます。
個人的見解になりますが、批判や非難するのではなく、理解し寄り添えあえるような、そんな考え方でこのペット業界についても、もっともっと様々なことが変化していけばいいなと、記事を書いていて、そう強く実感しました。
まだまだ勉強不足ではありますが、さらに学び続け、有益となる情報を発信していけるようにしていきたいと思います。
そして、記事をまとめている私自身が、知らない現実も沢山あるかと思います、そんな者が、僭越ながらまとめさせていただいた記事であることをご了承ください。
杉本彩さんの発信する情報は、非常に学びになりますし、闇をしっかりと見据えて、感情的になるのではなく、現場で事実としっかりと向き合い、啓蒙活動をされています。
ここまで記事をまとめて、最後に個人的見解を述べさせていただくと、やはり、出来れば里親募集などで家族になる子を探すという道を選択していただければ、助かる命があるだけでなく、こちら側の意識が変われば、ペット業界も変わらずにはいられないと思います。
何故なら、結局は経済が絡んでいる以上、お金になるからこそ、様々な闇が生まれているのです。
ならば、選択する側の私達が、ペットショップで買わないよという選択をするだけでも、現実はかなり違ってくるのではないかと考えられます。
こればかりは、人間のモラルを信じるしかないと、個人的にも思います、まずは目の前の、保護した猫を大事にすることと、出来る限りここで情報を発信していくことが、個人の私が出来る方法であると考えています。
↓お役に立てたのならポチッと♪
今回は、非常にデリケートな話にツッコんでみましたが、ペットショップの猫が売れ残りになると、どうなるのといった情報をまとめていきました!