猫の嫌いな音や臭いは?
猫の嫌いな音、そして臭いはあるのかどうか、情報をまとめていきます!
1 猫の嫌いな音は?
2 猫の嫌いな臭いは?
我が家の保護猫、黒猫のモモは、フライパンを使う前はのんびり台所をうろついているのですが、いざフライパンで料理をするときになると、あのジューという音が嫌いなようで、ものすごい勢いで逃げていきますし、退散してしまいます。
こんな経験から、ふと、猫の嫌いな音や、臭いってなんだろうと疑問に思ったので、記事をまとめていこうと思います!
猫の嫌いな音は?
元々猫は、大きな音がすると、ストレスを感じると言われているくらい繊細な生き物であると考えられています。
一体猫は、一般的にどんな音が嫌いなのでしょうか?
● 掃除機
● 甲高い声
● くしを弾く音
● フライパンがジューという音
● キーボードを打つ音
● 金槌で釘を打つ
● 小さな子供が騒ぐ声
● 成人男性の低い声
● 大きな音や大声
2015年4月27日、英国の慈善団体の「インターナショナル・キャット・ケア」が一部の飼い主から報告された、猫の異常な発作報告を、獣医神経学者へ問い合わせをしたことから始まった研究の論文が発表され、これによると、ある種の甲高い声で発作を起こす可能性があるという研究結果を発表したのです。
他にはアルミ箔をクシャクシャに丸める音や、鍵の束をチャリチャリと鳴らす、金属製のスプーンで、猫の食器をカンカンと打つ音などを嫌い、猫が発作を起こすことが分かったそうです!
この研究結果は、10歳以上の高齢猫に発作が見られるという情報となっていて、96匹の猫を対象にして情報を収集し、発作を出しやすい年令は、10~19歳で、バーマン種の猫が、このような発作を出しやすい傾向があることが分かりました!
こうやって研究などで分かったことも、我が家の猫にはまったくストレスになっていない、逆に喜んでいるという場合もあり、一般的に猫が苦手とする音はあるようですが、すべての子がそうであるという話にはならず、個体差があると考えられるのです。
何故なら、我が家の猫は、アルミを丸めて投げてあげると、喜んで遊び、音がするとそわそわして喜んでいるのが分かるだけでなく(高齢猫ではないので、これもまた微妙な判断になります)、これまで多頭飼いをしてきた家族の経験談には、どうやらフライパンのジューという音に、敏感に反応した猫が多かったというものがあります。
掃除機の音が大嫌いで、これを出すと逃げる、隠れるという猫もいれば、掃除機で体を吸ってもらうのが大好きだという猫もいます。
他には、飼い主の体験談から、次のような音が嫌いな猫もいるようですので、情報をシェアしてきたいと思います。
● 携帯のボタンを打つ
● 目覚まし時計
● チャッカマンのカチ、カチという音
● 缶詰を開ける
● 火災報知機の高い音
● ドライヤー
● 玄関のチャイム
● 氷を取り出す
これらの音が嫌いな猫もいるようですが、あなたのお家の猫は、どんな音が嫌いですか?
我が家のモモは、今のところ、掃除機とフライパンのジューという音が嫌いなようです!
動物学者のジョン・ブラッドショー氏の著書「猫的感覚」によると、猫が聞こえる音は
、人間の2オクターブ高い、超音波と呼ばれる領域に達していると言われています。
そして、これだけの超音波の感度に+して、一番低いベース音から高音域まで、人間と
同じ周波数を聴くことができます!
さらに驚くことに、猫はその音が右から聞こえてくるのか、左から聞こえてくるのかが分かるのです。
猫の聴覚はこのように、人間より優っているのですが、ひとつだけ劣っている点があり、それは高さでも強さでも、音の些細な違いを区別することが出来ません。
これは、仮に猫を訓練して歌を歌わせることが出来たとしても、音程を外してしまうという意味になります。
そして、間違いなく猫は、高い声で話しかけられることが好きで、低い声は、雄猫の唸り声を思い出させる可能性があり、猫が嫌うと考えられています。
ということで、猫の嫌いな音は、一般的にはすでに書いたようなものになり、個体差も大きいと考えられます。
猫が嫌いな臭いは?
それではここからは、猫の嫌いな臭いについてまとめていきます!
猫が嫌う臭いは、一般的には次のようなものがあると言われています。
● フローラル系の洗剤
● シップやかゆみ止めなどのハッカ系
● 唐辛子&胡椒、チリペッパーなどの香辛料
● 男性の体臭
● コーヒー
● 化粧品や石鹸に含まれる香料
柑橘系の果物
これらが、猫が嫌う臭いだと言われていますが、我が家の保護猫は、コーヒーも、お酒も、臭いを嗅いで砂かけの動きをするので、嫌いではないようですので、これもまた個体差があるという話になります!
猫の嗅覚は、非常に優れていると、先ほどの動物学者も著書に書き記しています。
おそらく何千もの臭いを嗅ぎ分けられるだろうとも書いてあり、かなり嗅覚が発達していることが知られるようになったのです!
2014年に、「Nature Methods」に発表された論文では、人間の男性の体臭は、強い生理的ストレス反応を誘発して、ストレス誘導性無痛覚を引き起こす効果があることが分かったのです。
この実験に使われた気の毒な動物はネズミだったようですが、対象となった臭いは、脇の下の汗です。
実験を行ったのは、カナダのモントリオールにある、マギル大学疼痛遺伝学研究室のリーダーの、ジェフリー・モギル氏がいるチームです!
この研究結果から、男性の汗の臭いには、動物がストレスを感じる成分が含まれていることが分かったのです!
モギル氏によると、この現象は、ラットやマウスに限定されるものではなく、ゆくゆくは全哺乳類で同じことが起きてることが明らかにされるだろうとのことです。
逆に女性の臭いでは、ストレスを感じることはないことも、研究結果で分かっています。
男性で、夏に汗っかきで外出先から帰ってきたら、猫が近寄らないと感じている方は、この研究結果が原因となっている可能性が高いので、帰宅したらすぐにシャワーを浴びて、汗の臭いから解放されたほうが、猫が近寄りやすくなるという話になるようです!
この男性の脇の汗の臭いですが、我が家の保護猫モモは、生後1週間~10日ほどで保護してきたときは夏だったのですが、家族の中の男性の脇の下で暖をとって、母親の感覚で、安心して眠っていましたので、ストレスは感じていなかったようですが、このような研究結果が出ているようです。
今回は、猫の嫌いな音や臭いについての情報をまとめていきました!