キャットフードの賞味期限、短いのと長い商品の差は?

キャットフードの賞味期限って、短いものと長いものがありますが、この差はなんでしょうか?

1 消費期限と賞味期限の違いは?

2 キャットフードの賞味期限の短いものと長いものがあるのは何故?

3 キャットフードに使われる添加物でダメなものといいものは? 

 

出来ればキャットフードも、賞味期限内に猫に食べさせてあげるのが、体調を考えるとベストな選択になるかと思います。

何故なら、開けた瞬間からキャットフードの酸化が進んでいるので、味も鮮度も日に日に落ちているからです。

この記事では、キャットフードの賞味期限などについての疑問などを、いろいろとまとめていきたいと思います。

消費期限と賞味期限の違いは?

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まずは賞味期限と消費期限という言葉がありますが、この違いについて分かりやすく説明をしていきたいと思います。

これは食品によって使い分けられている言葉で、賞味期限はハム、ソーセージ、スナック菓子、缶詰など、冷蔵や常温で保存できる食品に対して使われる言葉になります。

消費期限は、お弁当や洋生菓子といった、保存がきかない食品に対して使う言葉になります。

ですから、消費期限の食べ物は、出来るだけ書かれている期日を守って食べないと、お腹を壊したり、体調不良を起こす原因になる場合があり、賞味期限と書かれている食べ物は、多少日付から過ぎても、食べられる場合があります。

これらの考え方で見れば、キャットフードは賞味期限という言葉を使うのが一般的になります。

キャットフードの賞味期限の短いものと長いものがあるのは何故?

それではここからは、キャットフードに賞味期限の短いものと長いものがある理由について説明をしていきたいと思います。

シンプルな話ですが、賞味期限が長いキャットフードには、かなり多くの添加物である防腐剤や酸化防止剤などを使っているのです。

短いものは、人工的な添加物を使用せず、天然由来の酸化防止剤などを使っているので、長持ちしないのです。

猫の健康を考えると、長持ちをするキャットフード、賞味期限が長く設定されているものは、出来るだけ避けたほうが無難です。

何故なら、これらの添加物が、猫の体を蝕んでしまう原因になっているからでもあります。

もちろん、全ての猫が、賞味期限が長いキャットフード食べ続けたからといって、病気になるとは限りませんが、人間が新鮮なものを食べると「美味しいな」と感じるのと

同じで、猫だって出来るだけ味の良い、新鮮でフレッシュな食べ物を口にするほうが嬉しいと考えられます。

そして、賞味期限が長いキャットフードは、穀物などがかなり入っています。

猫は元々肉食動物であることは、すでに知られている事実ですが、そのため、穀物を消化するのが苦手であり、これが原因となって内蔵や消化器などの病気、そして皮膚病などのアレルギーを引き起こす原因にもなっています。

賞味期限が長いキャットフードのほうが、確かに忙しい現代人にとっては、扱いやすいとは思いますが、人間の食べる加工食品の、添加物の害も随分前から騒がれていて、気をつけている方も多くなっていますが、猫もこれと同じです。

出来る限り、自然に近い形で食事をするほうが、健康にも有利に働きますし、病気をしてしまうと、保険のない猫は医療費も大変です!

そんなリスクを考えると、多少面倒になったとしても、賞味期限の短い、出来るだけ添加物の入っていないキャットフードを与えたほうが、長い目でみて、病院に行く手間、時間、費用を考えても、こちらのほうが安くすむと考えられます。

キャットフードを賞味期限の長いもので選ぶということは、それだけこれらのリスクを高めるという現実を生み出す可能性を秘めているということになります。

人間の加工食品も、害が叫ばれてかなり改善されています、ですが、キャットフードの場合、賞味期限の長いものを作るためには、すでに書いたように、人工的な添加物を使わざる得ないのです。

猫の健康を考えるか、または自分たちの便利さだけを追求するのか、一度じっくりと考えてみてください。

キャットフードに使われる添加物でダメなものといいものは? 

↓これは以前購入したナチュラルバランスのキャットフードです

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ここは、猫のキャットフードに使われている添加物で、ダメなもの、いいものをご紹介していきますので、フード選びの参考にされてください。

まず添加物とは一体なにかをご説明したいと思います。

すでに書いたように、キャットフードなどを長期間保存出来るようにするために添加しているものです。

これが賞味期限に関係していることは、すでに説明しています。

賞味期限以外に、猫のキャットフードに対する食いつきを良くするためのフレーバーや、発色を良くするために着色料を使っていることもありますので、一体どんなものが入っているのかをしっかりと見極めてあげて、体に負担がかかるような添加物が入っていないかどうかをチェックしてあげるようにしてください。

2009年6月から、愛玩動物飼養管理用の飼料の安全性に関して、法律が施工され、ペットフードを作っている業者は、添加物を含む、全ての原材料を表記することが義務付けられたのです。

ここからは、よく聞く、キャットフードに含まれる添加物についてご紹介していきます。

● エトキシキン ● BHA ● BHT ● 亜硫酸ナトリウム ● 赤色102号

● プロピレングリコール ● グリシルグリシン、アンモニエート

● 没食子酸プロピル  ● 青色◯号

他にもありますがよく聞く、猫にはNGだと言われる添加物はこれらになりますが、一体どんなものなのか見ていきましょう。

エトキシキンは、かなり強力な酸化防止剤で、長期間ペットフードを保存するために使用されるものです。

こちらは、日本では人間の食べ物や農薬に、一切使用禁止されているものなのです!

ただ、家畜や一部の魚を飼育するときの添加だけは認められていて、もちろん量も厳しく制限されているのです。

安くて使いやすいため、安いキャットフードなど使われているものです。

動物実験では、発がん性、催奇性の報告もあるだけでなく、猫は体が小さいのに、添加許容量が多いのです

BHAは、ブチルヒドロキシアニソールといって、ガソリンの酸化防止に使われていたり、食品への添加は認められていて、少量なら安全だと考えられていて使われていますが、発がん性が確認されています。

BHTは、ジブチルヒドロキシトルエンといって、BHAと同じ酸化防止剤になります。

こちらは発がん性は今のところないと報告されていますが、催奇形性や変異原性の疑いがあるので、食品への添加は禁止されていて、現在はペットフードや化粧品に使われています。

催奇形性とは、妊娠中の女性が、薬物などを摂取したときに胎児に危険が起こる危険性のことです。

変異原性とは、生物の遺伝情報に変化を引き起こしてしまう作用を持っているという意味になります。

亜硫酸ナトリウムは、なんと成人した男性が2g摂取すると、亡くなってしまう危険性があるのです!

人間の体については、公式に発がん性が確認されていますが、多量に摂取しないかぎり問題ないといわれています。

ハムやソーセージなどに使われていますので、裏側を見るとこの文字がよく書かれているのを見かけるかと思います。

細菌繁殖を抑制するためや、着色料として、肉の色を新鮮に見せる効果があるのです。赤色102号は、青色◯号などと同じで着色料として使用されています。

これらの着色料の多くは、原料が石油のタール色素になり、アレルギーや発がん性があるとして、海外では使用を禁止しているものです。

赤色102号は、人間が摂取すると、蕁麻疹が起こることで知られています。

プロピレングリコールは、保菌や制菌が目的で使われている添加物になります。

こちらは、現在猫への使用が禁止されていて(猫が摂取すると貧血を起こすことが分かったのです)、ドッグフードには含まれているようですから、猫と一緒に犬を家族としている方は、猫がこの添加物が入ったドッグフードを食べないように気をつけてください。

グリシルグリシン、アンモニエートは、安全性が、完全に認められていない、いわゆる、グレーゾーンに位置する添加物で、甘味料になります。

こちらは人間への使用は禁止されています。

没食子酸プロピルは、もっしょくしさんプロピル、もしくは、ぼっしょくしさんプロピルと呼び、毒性があって、肝臓の損傷や、発がん性を引き起こす可能性あり、BHAやBHTよりも強力な酸化防止剤になります。

添加物などの情報に関しては、こちらの記事でさらに詳しくまとめていますので、キャットフード選びの参考にされてください。

キャットフードの選び方、添加物や酸化防止剤、ミールについて - 捨て猫がグルメ黒猫になったブログ!

それでは次に、キャットフードの添加物で良いものについて情報を見ていきましょう。

 天然由来の添加物は、トコフェロールアスコルビン酸、ミックストコフェロールビタミンEなどがあります。

トコフェロールは自然のものから抽出される場合もありますが、人工的に作られているものがほとんどで、これまで購入して愛猫に与えてきたプレミアムキャットフードには、次のような酸化防止剤(添加物)が使用されていることが多かったので、ご紹介しておきます。

● クエン酸 ● ミックストコフェロール ● 天然ミックストコフェロール

● ローズマリー抽出物 ● ビタミンE

ただ、天然由来といっても、自然界の植物にも毒性はありますので、猫によってはなんらかの反応をしてしまう場合もあるかもしれません。

どこまで考えて家族となった人間が、購入するキャットフード選びをするかによって、どうするかを、やはり一人ひとりが考えていくしかないと思います。

我が家では、これらの添加物は、安全だろうと捉えてはいます。

トコフェロールビタミンEのことで、アスコルビン酸はビタミンCになりますが、ビタミンEは過剰摂取をすると副作用が出る可能性があり、ビタミンCは体内で代謝するシュウ酸を作るため、結石の成分のシュウ酸カリウムが体内で生成される可能性があるのですが、猫は過剰摂取することはないと考えられますので、安全な保存料であるといわれています。

↓我が家では、グレインフリーのキャットフードをメインに使ってます

momosan.hateblo.jp

今回は、キャットフードの賞味期限が短いのと長い商品の差について、何が理由になっているのかをまとめていきました。