猫は刺身が好き!?あげても大丈夫?
猫=魚=刺身好きという図式が人間の脳にインプットされているのではと思いますが、元々この生き物はこれが好きなのか、与えても大丈夫なのといった情報をまとめていきます!
1 猫は刺身が好きなの?
2 猫に刺身をあげても大丈夫?
3 猫に刺身をあげるときの注意点は?
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猫の好きなものってなんだろうと考えたときに、マグロ、カツオなどの魚、マタタビ、ささみ、猫じゃらしなどといった答えが一般的には多く返ってくるのではと思いますが、あなたは猫の好きなものって何と聞かれたら、どう答えますか?
猫は刺身が好きなの?
猫は刺身が好きなの?
これに関しては、猫によりけりだといえるようです。
ちなみに、我が家の保護猫、黒猫のモモさんは、刺身は好きで、たまに年に1~2回ほどあげることがありますが、もちろんほんの小さな一切れを、醤油もなにもつけず、生魚のまま与えています!
多頭飼いを長くしていた家族の話によると、やはり猫によって刺身が好きな子もいたり、まったく興味を示さない猫もいたといいますから、人間と同じで、好みは分かれるようです!
ただ、与え方に注意が必要となりますので、刺身好きの猫がいる方は、次のことに注意して、与えるようにしてください!
これまでの経験から、かつおが好きな猫が多かったと家族は話していますが、もしかしたら、キャットフードによく使われてきたことで、人間側がそう思い込んでいるのかもという見解も教えてくれました!
猫に刺身をあげても大丈夫?
獣医の間でも、意見が2つに分かれるという、お刺身を猫に与えてもいいのかどうかといった見解は、猫が喜んで食べるのなら、たまに、少量を与えるくらいなら、問題はないと考えられます!
ただ、手作り猫ごはんを推奨している須崎動物病院の、須崎恭彦獣医師の見解によると、マグロなどの刺身は、猫に与えてはいけないという意見を発表しています!
その理由については、次の章で情報をシェアしていきます!
猫に刺身をあげるときの注意点は?
まずは須崎獣医の、マグロのなどの刺身を猫にあげてはダメだという理由ですが、ビタミンやミネラルが不足すること、そして必須脂肪酸が摂取出来ないことです!
これらの理由から、猫に刺身だけをあげるような食生活はダメだという話になります。
他には、生のマグロには、ビタミンB1(チアミン)を分解する、チアミナーゼが含まれているので、猫が多食すると、ビタミンB1欠乏症になる可能性があるので、加熱して与えたほうが安心であるという見解を示しています!
それでは、ここからもっと詳しく、猫にお刺身をあげるときの注意点をまとめていきます!
● 与えていいのは、生の状態のもの
● しめ鯖などの加工している刺し身は与えない
● 骨に注意しましょう
● 貝やイカはダメ?
● 養殖よりも天然もの
● サーモンに関する注意点
● その他の注意点
まずは与えていいのは、生の状態のもので、すでに書いているように、醤油やわさびなどの人間の調味料が一切ついていない状態のもので、もちろんしめ鯖などの、加工されたお刺身は与えないようにしましょう!
骨に注意をしてあげないと、のどに引っかかってしまう可能性がありますので、できるだけ猫にお刺身をあげるときには、細やかに骨などを取り除いてあげてください!
貝やイカはあげてはダメだという情報をよく見かけますが、貝の場合、近年では、プレミアム・キャットフードの原料に使われていますので、種類を選べば、与えても良い食材になります。
では、貝の中で、猫にあげてもいいお刺身はなんでしょうか?
● ほたて貝柱
しかも少量、たまにという頻度なら問題ないと考えられていて、出来れば他の貝類は、与えるのなら加熱をしたほうが安心です!
ホタテの内蔵はアレルギーの原因になるので、与えないでください!
そして、貝の中でも、絶対に猫に与えてはいけない食材があるので、こちらの情報をシェアしておきましょう!
● あわび、とこぶし、さざえ、トリ貝
これらを猫が食べてしまうと、耳に炎症を起こしてしまうのです!
昔から、猫にあわびを与えたら耳が落ちると言われてきましたが、これが理由になります!
炎症を起こしてしまう原因は、あわびなどに含まれるピロフェオホルバイトαという毒成分です。
この成分が、猫があわびを食べてしまうと血液に溶けこまれてしまいます。
この時点ではなんの害も猫に及ぼさないのですが、この状態になった猫が紫外線を浴びると、耳の毛が薄い猫の耳の細胞を破壊してしまい、炎症を引き起こしてしまいます!
ですから、これらの種類の貝を、猫に与えるのは絶対にやめてください!
イカを食べると、猫が腰を抜かすと昔から言われているのですが、その理由は、生のイカに含まれているチアミナーゼという成分が、すでに書いたようにビタミンB1を分解してしまい、急性ビタミンB欠乏症を引き起こすからです!
ただ、イカにチアミナーゼが発生するのは、古くなった頃になりますので、新鮮なイカであれば、たまに少量与えるくらいなら問題はないと考えられます!
ただ、一般的には、スーパーなどで白くなったイカを購入すると思いますが、こうなっているイカには、すでにチアミナーゼがたっぷりと含まれているので、釣り上げたばかりの透明なイカなら良いですが、やはり一見新鮮そうに見えるイカでも、買い物に出かけて購入したものは与えないほうが安心です!
そして、白くなったイカでも、加熱すればチアミナーゼは威力を発揮することが出来なくなります。
猫にとって必要な栄養素の、タウリンやカルシウム、たんぱく質などを豊富に含んでいるので、常食させず、量も少量でたまに加熱して与える分には、特に問題はないと考えられます!
その他の注意点ですが、猫にしょっちゅう刺し身をあげると、体脂肪が黄色くなって異臭を放つようになる黄色脂肪症というイエローファットを発症してしまう可能性が高くなります。
これについては、こちらの記事で病気の内容について詳しくご紹介をしていますので、どんな病気なのか参考にされてください!
お刺身など頻繁にあげると、すでに書いたように、不飽和脂肪酸がビタミンB1(チアミン)を破壊してしまいますから、猫は人間の7倍もビタミンB1が必要なのに、しょっちゅう刺し身をあげるとこれが大幅に不足することになります!
そうすると、栄養不足になってしまいますので、口内炎や脱毛症などを発症していき、知覚過敏や、運動失調が起こる場合があります!
普段から常食することがなければ、ビタミンB1が破壊されたり、イエローファットになったりする可能性は低くなりますが、もし与えるのであれば、一緒にビタミンEとビタミンB1をサプリメントなどで補いつつあげると、より安心して与えることが出来るという専門家もいますが、多頭飼いを長く続けている家族の話では、本当に、稀にほんの少しの量を与えるくらいなら、それほど神経質になることはないという経験談を教えてくれました!
我が家の保護猫モモも、保護してもうすぐ丸2年が経とうとしていますが、うちにやってきてから、刺し身を与えたのは2年で、上の動画でご紹介している様子も含めて3回ほどしかありません!
ちなみに、現在販売されているキャットフードで、魚が原料のものには、ビタミンB1やビタミンEが添加されていて、これらを防いでくれます。
お刺身を欲しがる猫が可愛いのは分かりますが、小さな体の猫にとって、害になるほどの頻度と量を与えることがないように、十分注意をしてあげてください!
養殖の魚よりも、出来れば天然のもののほうが良いと考えられます。
何故なら、養殖の魚は、限定された水域に大量の魚を生息させるため、感染症予防のために、薬品を含有させる場合がありますので、体の小さい猫のことを考えたら、できるだけこのような状態の魚ではない自然界でおおらかに泳いで育ったもののほうが安心できるからです!
サーモンを与える方もいるかと思いますが、これについても注意事項があります!
まず、養殖の刺身は、先ほど書いた理由や、脂肪分が多いので、猫に与え過ぎると肥満になりやすくなります!
さらに、もちろん塩鮭はご法度です!
塩分は、猫の体に負担となりますから、与えるのなら刺身用の生のもので、養殖ではないものを選んでください!
加熱用の鮭は、刺身で猫に与えないようにしてください、何故なら寄生虫がいる場合があるからです。
そして、お刺身は生食になりますから、もう一つ注意点があります!
生食は、人間にも感染する寄生虫や原虫、バクテリアがいるので、青魚の刺し身はなるべく避けたほうがいいいという意見もありますが、猫には問題ないという立場を取っている方もいますので、こればかりは、あたえるかどうかの判断は、家族の方が、マイナス面なども理解されて、あげるかどうか判断されることが大事ではないかと考えます。
我が家では、6月の旬の時期のマグロよりも美味しいと思うイワシの刺し身を、生まれて2年の猫に3度目に与えてみましたが(動画)特に問題はなかったです
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この記事では、猫は刺し身が好きなのか?あげても大丈夫なのといった情報をまとめていきました!