猫のしっぽが短い理由や曲がってるのは何故?
しっぽの長い猫がいる一方で、短い、曲がってる子もいますが、これにはどんな理由があるのでしょうか?
1 猫のしっぽが短い理由
2 猫のしっぽが曲がってる理由
3 しっぽが短い猫の種類
4 しっっぽが短い猫の性格は?
5 猫のしっぽの役割は?
我が家の猫は、避妊手術をした動物病院で、しっぽが美しいと言われたことがあるほど、真っ直ぐで長いのですが、猫の中には、曲がっている子や短い子もいます。
なぜしっぽに違いがあるのか、その理由について情報をまとめていきます!
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ねこのしっぽが短い理由
長いしっぽを持つ猫がいる一方、喧嘩で切られたのかなと心配したくなるほど短いしっぽの猫もいます!
実はこの理由ですが、猫のしっぽの長さは遺伝子で決まり、短い猫は優性遺伝なのです!
ただ、ジャパニーズボブテイルのようなうさぎに似たしっぽは劣性遺伝になります。
そして、元々野生を見ると分かりますが、とらやライオンなどはしっぽが長いですが、猫の短いしっぽを持つ子達は、実は突然変異で生まれてきた猫であると考えられています!
海外にはほとんど短いしっぽを持つ猫はいないと言われていますので、珍しいそうです!
猫は元々中国から奈良時代後半になって、仏教の伝来と共にやってきたといわれていて、当時大事な経典などをネズミに齧られないようにするために、猫を船に乗せてきたのです。
この猫が、現在日本にいる数多くの保護活動で保護されている猫の祖先だといわれています!
来た当初は、しっぽが長い猫が多かったのですが、日本に移り住んでから独自の進化をしていき、その後はしっぽの短い猫も誕生するようになります!
そして、江戸時代にしっぽの短い猫が多かったと言われていて、この理由は、当時の人間がしっぽの短い猫や曲がった猫を可愛がったからだと言われています。
これには理由があって、なんでもしっぽの長い猫は、歳を重ねると猫又という妖怪になるという伝説があり、しっぽが2つに分かれる妖怪に変化すると考えられていたことなども、短いしっぽの猫が好まれた理由になるようです!
猫のしっぽが曲がってる理由
しっぽの短い猫や、曲がってる猫をまとめて通称「尾曲がり猫(おまがり)」と呼んでいますが、このタイプの猫は、江戸時代になると突然、沢山の浮世絵に描かれるようになったのです!
曲がってるしっぽを持つ猫は、鍵しっぽと呼ばれていて、東南アジア方面がルーツだと言われています。
アメリカの調査では、曲がってるしっぽを持っている猫が多いインドネシアの猫たちの6割が、曲がってるしっぽだったという結果も出ているほど、この地域には多いのです!
ちなみに曲がってるしっぽは劣性遺伝になり、繁殖が進むと自然に徐々に少なくなるのです。
江戸時代に、しっぽの短い猫や鍵しっぽを持った曲がってるしっぽの猫が増えたのは、当時の人間が、意識的に猫又伝説を信じて、そういうタイプのしっぽを持った猫を繁殖させたからだという理由もあると考えられています!
猫又伝説とは、年をとった猫は古くから猫又という妖怪になるという都市伝説があるのです。
猫又は、人の言葉を理解でき、不思議な妖力を持つ猫です。
1780年~1825年に成立したのではといわれている「耳嚢(耳袋ともいいます)」という江戸時代の随筆に、次のようなエピソードが書かれています。
長い間寺で一緒に暮らしていた猫が、和尚に向かってこのような話をしたといいます。
「10年以上生きた猫だったら、すべて言葉を喋れるようになり、それから4~5年経つと、不思議な妖力を持つようになります!しかし、そこまで長生きする猫はいません」
2016年現在の日本の家猫の寿命は平均15年ですから、このエピソード通りだと、すでに妖力を持っていると考えられます!
猫又のイメージは、江戸時代の後期の1800年に成立していたと考えられています!
そして、猫又には次のような特徴があると考えられてきました。
● 体が大きい
● オスである
● しっぽが二股に別れる
● 毛色は黄色から黒
● 体が大きく、人間の言葉を理解する
● 踊り、年をとると化ける
● 人(老婆)に変身する
そして、しっぽの短い猫を好む傾向は、明治から大正になっていく時代背景で、次第に風化したのです!
現代では、20歳を超えて生きる猫も増えていますから、こんな先輩猫が、子猫たちに遺伝子として人間の言葉を理解し、人間に寄り添う猫になるように、なんらかの妖力を授けていると考える事もでき、このような猫がどんどん増えているのは、不思議なことでもなんでもないなと、個人的には思いますが、あなたは猫又伝説についてどう思いますか?
江戸時代は明かりも現代のような状態ではない環境で生きていたので、目の錯覚、想像力の豊かさ、娯楽が少なかった、柔軟性のある考え方が多かったことなども、猫又伝説などが出来た理由になるのではと個人的には思います。
ちなみに、江戸時代の人の間では、曲がってるしっぽを持った猫のことを「尾で宝物庫の鍵を開けてお金持ちにしてくれる」という伝説が広まり、庶民の間で親しまれていたと言われています。
海外では、曲がってるしっぽの猫は「幸せを運ぶ猫」と言われていて、その曲がってるしっぽに幸運を引っ掛けてくると言われています。
しっぽの形は遺伝であり、さらに猫によって個性が違うだけのことで、生命体としてなんらかの問題があるわけではありません。
人間の体も、モデル体型の人がいたり、骨太でぽっちゃり体型の人がいたりと、色々な形があるのと同じ理由になるのです!
猫の骨は230から、多い猫では250個あるといわれていて、しっぽの長い猫は骨が多いのです。
そして、しっぽの曲がってる猫同士が繁殖しないと、このしっぽのタイプの猫は確実に生まれてこないといわれていて、これも劣性遺伝が関係しているのです。
そして2016年現在、日本の西側にしっぽが曲がってる猫が多く、長い猫は東側に多いと言われていて、長崎に特に多く、80%の割合でこのタイプの猫が見られるのです!
この地域に尾曲がり猫が数多くいる理由は、どうやら出島が関係しているようです。
江戸時代に鎖国をしていた日本は、出島で特別にオランダの東インド会社との貿易が赦されていましたが、この会社は、インドネシアに支社を持っていて、船で航海をするときの保険として猫を同乗させる条項があったのです。
しっぽの曲がってる猫の遺伝を研究した、現京都大学名誉教授の野澤謙氏によると、この猫が日本に住み着いたことが理由となって、この地域に東南アジアに多いしっぽが曲がってる猫が多いのではと考えられていますが、これはかなり自然な考えですから、個人的にはそうじゃないかなと思いますが、あなたはどう感じますか?
この猫が徐々に日本全国に広がっていき、増えたのではないかと考えられています。
現在では、しっぽの長い猫は、福井県や滋賀県、京都府に多いと言われています。
しっぽが短い猫の種類
しっぽが短い猫の種類は、日本猫、そしてジャパニーズボブテイルになります。
そもそもしっぽのない猫もいて、種類はマンクスで、このタイプの猫は、致死率が高いので繁殖には向かないのです!
そして、猫のしっぽの種類は8種類あると言われています!
しっぽが短い猫の性格は?
一般的に、しっぽの長さと性格に関係性があるのかどうかというのは分かっていませんが、比較的しっぽの短い猫の性格は臆病な子が多いと意見が多く、警戒心が強く、家族となった人間以外にはなつかない傾向が強いと言われています。
猫のしっぽの役割は?
猫のしっぽの役割ですが、バランスを取るためや、防寒具になったり、感情を表す道具に使ったり、マーキング行為をするときに使っているのです!
しっぽが短くても、曲がってる場合も猫にとっては別に不便ではないと言われています。
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今回は、猫のしっぽに短いのや曲がってるのがいる理由についてまとめていきました!