子猫を保護したら注意する病気は?検査は必要?
子猫を保護したときに注意したい病気は一体何があるのでしょうか?検査などは必要なのかといった情報をまとめていきます!
1 子猫を保護したらまずはどうする?
2 子猫を保護したら注意する病気は?
3 子猫を保護した後行う検査には何がある?
我が家も、2014年7月1日に道路脇の草むらの中に置き去りにされていたメスの黒猫を保護しました!
生後1週間~10日ほどの捨てられたてほやほやの綺麗な子猫だったので、そのまま家に連れて帰って現在まで一緒に暮らしています。
なぜかノミやダニもおらず、本当に綺麗な状態だったので、ワクチンや避妊手術以外で獣医のお世話になったことがありません。
その後1匹では可愛そうということで、2016年7月10日に近所の獣医が譲渡会を開くというので参加して、生後2ヶ月の母猫やきょうだい猫と一緒に育ったメスの、白黒のハチワレ子猫を引き取りました。
その子は野良猫として2ヶ月まで育ったので、ノミやダニの駆除をすでに獣医が行っていて、一回目のワクチンをこの日に打ってから我が家に連れて帰りました。
それらの経験及び、過去に家族が多頭飼いをしてきた経験などから、今回の記事をまとめていきたいと思います。
子猫を保護したらまずはどうする?
野良猫の子猫を保護したら、まずは獣医の元へ連れて行ってください。
なぜなら、ノミやダニがいたり、なんらかの感染症に感染している可能性があるからです。
獣医に健康診断をしてもらい、問題がないかどうかをチェックしてもらい、なんらかの不具合がある場合はその治療などを行ってもらい、家に連れて帰っても安心かどうか診てもらいましょう。
外から見て次のような状態になっていないかも、保護した人がチェックしてあげてください。
● 目やにや鼻水が出ていないかどうか?・・・気管支炎の可能性もあります
● なんだか痒がっているようだ・・・ノミやダニ、かいせんなどの寄生虫がいる
● 下痢をしていて元気がない・・・コクシジウムや回虫
● 耳が汚い、痒がっている・・・耳ダニの可能性
● おしりから何か出ている、うんちに何かいる・・・回虫などの寄生虫がいる
子猫を保護したら、まずは人間がチェックしてあげる項目をご紹介しますので、こちらもきっちりとチェックしてあげてください。
● 耳の中は綺麗か、悪臭はしないか、黒い耳垢は溜まっていないか?
● 白い膜や目やにが出ていないか、目の前で手を動かしてあげて、子猫がしっかりとそれを追うことが出来るかチェック!
● 歯は綺麗で歯肉が腫れていないか、口の中や歯肉が綺麗なピンク色かどうか、もしよだれなどが出ていたら、口のなかに口内炎や傷がある可能性があります
● 猫の鼻は起きているときには少し湿っています、これが健康な状態ですから乾いていないかどうかチェックし、鼻水が出たりくしゃみをしていないかもチェック!
● 抱き上げた時、ずっしりとしていて、筋肉がしっかりとしているかもチェック
● 毛並みに艶があるかどうかや、どこかはげているところはないか?
● お腹はぶよぶよしていないかどうか、四肢よりもお腹が大きい場合、内部寄生虫がいる可能性がある場合があります
● 足は爪が抜けていないか、肉球に傷はないかをチェック
● おしりは肛門が綺麗かどうか、赤く腫れていたり汚れていないか
● 歩き方はスムーズか、四肢が太めで足はしっかりとしているか?
↓ナナは鼻の周りが黒く汚れていました
これらをチェックしながら、おかしいところがあれば、なくても野良猫を保護したら、出来れば獣医に診せて、必要な処置をしてもらいましょう。
他には次の様子をチェックしてあげてください。
● お腹周りや四肢はしっかりとしているか
● スムーズに歩いているか、動きが活発か?
● ずっと鳴き続けていないか?(野良猫の場合2~3日で落ち着きます)
● 体をなでられるのを嫌がっていないか(どこか痛いなどの可能性があります)
● 動くものや音に反応しているか?
● 咳やくしゃみはしていないかどうか
これらをチェックしてあげて、おかしなところがあればすぐに獣医に診せてください。
そして、子猫はまだ筋肉や脂肪が少ないので、自分で体温調整をすることが出来ません。
保護したら、まずは保温をしてあげてください。
やり方ですが、40度のお湯をペットボトルに入れてタオルで包み、保護した子猫を入れる箱の中の半分以下ほど入れてあげたり、ホッカイロを使うのが便利ですが、低温やけどには注意をしてあげてください。
子猫が脱走できない高さの箱に入れて保護してあげると安心です。
次に、生後どれくらい経っているのかをチェックしていきましょう。
生後7~10日ほどならば目が開いています、視力が正常になるのは生後3~4週間ほどからです。
生後2週間ほどで聴力も正常になります。
生後30~45日までは子猫用の粉ミルクを与えます。
1ヶ月ほどで離乳食が食べられるようになりますが、成長は子猫によって多少の違いがあります。
そして、我が家の保護猫の黒猫のモモは、離乳食なしですぐにキャットフードを食べるようになったので、子猫によっては離乳食を必要としない子もいます。
便や尿は、離乳食を食べるようになると自分で出来るようになります。
トイレの場所さえ覚えさせれば、子猫は粗相をすることなく排便や排尿を賢く行うようになります。
子猫は生後2ヶ月で最初のワクチンを打ち、一ヶ月後に2回目を打ちます。
基本的にこの後は、年に一度のワクチンが望ましいと言われていますが、アメリカなどでは、2~3年に一度でも効果に違いはなかったという研究結果があるといいます。
こればかりは飼い主になる方がどうするか、いろいろと情報を集めて決定していくしかないのかなと思います。
ちなみに、我が家の最初の保護猫のモモは、2度目のワクチン後、2年経った現在もまだ次のワクチンを打っていません。
様子を見ながらどうするか、今後決定していこうと思いますし、獣医の中には必要ないとおっしゃる先生もいます。
子猫の育て方に関しては、こちらで様々な記事を書いていますので、お役立てください。
子猫を保護したら注意する病気は?
ここからは、保護した子猫が注意したい病気についてまとめていきます。
最初にも書いていますが、野良猫を保護した場合、つぎの病気がないかどうか獣医などにもチェックしてもらいましょう。
● 外部寄生虫(ノミやダニなど)
● 感染症
● 内部寄生虫(回虫など)
● 糸状菌(カビ)
● 猫エイズ
これらの病気がないかどうか、きちんと診てもらい、子猫がすくすくと育っていけるようにケアしてあげてください。
子猫を保護した後行う検査には何がある?
情報がいろいろと被ってしまいますが、すでに書いたような注意する病気などの検査をしておくと安心です。
特に外部寄生虫、内部寄生虫、感染症などは、しっかりと駆除や治療をしてあげないと、成長を阻害するのです。
便などに回虫がいた場合、獣医の元へ連れて行き、薬で駆除してあげないと、子猫の体内で回虫が栄養を盗んでしまうので、丈夫な体を作っていけなくなってしまいますので注意が必要です。
我が家の譲渡会でご縁が出来た2匹目の子猫、黒白のハチワレのナナは、家にやってきて初めてした便に回虫を発見、すぐに獣医の元へ連れて行き、検査をしてもらい確認をしてもらってから薬をもらいました。
そのときのことを書いた記事はこちらになりますので、何かにお役立てください!
猫の回虫は人に感染する?駆除や治療方は? - 保護猫モモ&ナナのブログ!
子猫を保護すると、いろいろなことをやらなければなりませんが、命を預かっていただきまして、ありがとうございますとお伝えしたいと思います。
そして、子猫を保護したら、家や人間に慣れるまでは、出来ればシャンプーは控えて、慣れてきてからお風呂に入れるようにしてあげると、体や心の負担が少ないと思います。
子猫のお風呂の入れ方については、こちらで記事をまとめていますので、お役立てください。
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今回の記事では、子猫を保護したら注意する病気、そして検査についてまとめていきました。