猫がおもちゃをくわえて持ってくる理由は?
猫がおもちゃをくわえて持ってくる時代がやってきましたが、一体どうして犬のような動きをするようになったのかその理由を探っていきましょう!
1 猫がおもちゃをくわえて持ってくる理由
2 猫がおもちゃをくわえて持ってきたときはどうしたらいいの?
3 猫と犬は祖先が同じって本当?
我が家の黒白猫のハチワレのナナも、おもちゃやボール、興味のある物などを投げると加えて持ってきます。
しかも、飽きもせずに何度もなんども同じ行動をとり、ひたすら忠誠を尽くすかのように人間の側まで持ってきてくれるのです(たまに近くまで持ってきて、手の届かないところでぽとりと落すという技も使います)。
一体どうしてこんな行動を猫がするのか、その理由について紐解いていきたと思います。
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猫がおもちゃをくわえて持ってくる理由
すべての猫がやるわけではない、おもちゃなどをくわえて持ってくる行動、一体これはどんな理由が猫側にあってやっているのでしょうか?
その理由については様々なものがあるようですので、まずは理由をずらりと並べていきましょう。
● 狩猟本能の名残
● 親切心
● 遊んでほしいから
これらが一般的には、猫がおもちゃなどをくわえて持ってくる理由だと考えられています。
それでは、ひとつひとつわかりやすく情報をシェアしていきましょう!
まずは狩猟本能の名残ですが、これはもともと狩猟で生き残ってきた先祖のDNAが関係していて、おもちゃは猫にとって獲物と同じなので、獲物がとれたことを家族となった人間に自慢しにやってきていると考えることが出来るのです。
要するに、人間チックに表現すれば、「獲物とったど~」という状態だと考えれば笑えます!
以前家族が一緒に暮らしていた、外に出ていくメス猫は、よく雀だとか蛇だとか、ねずみだとかいろいろな生き物を庭へ持って帰ってきていたといいます。
まさに、「おーい、今日の収穫にゃぁーん、すごいにゃぁーん」という感じで、その日獲れた獲物を持って帰り家族に自慢しまくっているという話しになります。
これには違う説もあり、狩りの出来ない人間のために、お土産を持ってかえってくるという説もあります。
他には、実は人間に狩りのやり方を実践で教えているという説もあり、「こうやって獲るニャンよ、分かったニャンか?」と、行動で教えてくれている場合もあると考えられています。
何度も投げさせてくわえておもちゃを持ってくる場合、いい、しっかりと見るんだよ、こうやって狩りをすればいいんだよと、猫が教えているんだとか!
それでは、親切心とは一体どんな理由なのでしょうか?
何度もおもちゃを投げてもらうのではなく、家族として一緒に暮らす人間の側にぽとっとおもちゃを置いたまま去っていく場合は、人間を未熟な子供だと考えていて、まだ獲物を狩ることも出来ないだろうからと、餌を運んできたと受け取ることが出来るのです。
そう考えれば、食べ物(この場合おもちゃではありますが)を運んで来てくれるなんて親切です!
なるほど、そんな理由からも、おもちゃを加えて持ってくる場合があるんですね、猫って本当に面白い!
遊んでほしい場合にも、猫はおもちゃをくわえて持ってくる子もいます。
まさに我が家のナナはこのタイプ、以前投げたおもちゃをくわえて持ってきたときに、また遊んでくれたことをよく覚えているのか、いつの間にか何度もおもちゃをくわえて持ってくるようになり、なんだか犬のような猫だねと家族と笑いあってしまっています。
これ、黒猫のモモも以前はやっていましたが、ナナがやるようになってからはやらなくなってしまいました。
そして、自然界に生きる猫には、餌をくわえて運んで移動するという行動が見られます。
これも、猫がおもちゃをくわえて運んでいるなんらかの理由の一つなのかもしれません。
はっきりしたことは、猫自身に聞いてみないことには分かりませんが、一般的にはこのような理由が猫側にあると考えられていて、おもちゃをくわえて運ぶ派は、ポトンと落す派に比べて圧倒的に多いというデータもあるのです。
猫がおもちゃをくわえて持ってきたときはどうしたらいいの?
それでは、猫がこんな行動をしたとき、人間側はどんな対応をしてあげたらいいのでしょうか?
自慢しにきた場合、思いっきり褒めてあげ、狩りを教えてくれている、餌を置いていってくれたという場合は感謝する、さらに、遊んでほしい場合はしっかりと遊んであげるしかありません。
我が家のナナの場合は、こんな鳴き声をあげながら遊んでほしいことをアピールします!
非常に分かりやすい猫なので、遊んでほしいのかどうかはすぐに理解出来るのでわかりやすくて可愛らしいです(ΦωΦ)
猫と犬は祖先が同じって本当?
犬のようにおもちゃをくわえて持ってくる猫、そんな姿が可愛くて、思わず笑みが溢れる方もいらっしゃると思いますが、犬と猫は実は祖先が同じだということをご存知ですか?
きっとご存知の方は多いと思いますが、すべての始まりは、5000~4000万年前に遡ります!
こんな昔に、恐竜が滅んだあと、北米やヨーロッパに生息していたミアキスと呼ばれる、全長が20~30cmほどの小型の肉食動物が存在していたのですが、猫や犬の祖先はこれだと考えられています。
というか、肉食動物の祖先だと考えられています。
これは一体どんな姿をしていたのかというと、どうやら長くほっそりとした胴を持ち、足は短く、尾は長かったと考えられていて、今で言えばイタチのような姿をしていたと考えられています。
ミアキスは主に森林で獲物(小動物)を捕らえて生きていましたが、この動物同士で生存競争が始まってしまいます。
このとき、弱いほうは森林の外へ出ていき、強いものが森林の中に残ることになりました。
森林の外に出た中から、イヌ科の動物「ディニクチス」へと進化し、足の早い草食動物を捕まえるために適した体型へと進化し、集団で狩りをするようなったのがオオカミや犬の祖先となりました。
森林のなかに残ったものは、「プロアイルラス」へ進化し、さらに「プセウダイルルス」へと進化していったのです。
森林という環境を上手に活かして、こちらは独自の進化をしていき、鋭い爪や効率良く狩りが出来るように、ジャンプ力や瞬発力が発達していったと考えられています。
元は同じ生き物から、住む環境が変わったことで別の進化を遂げたのが、猫と犬というわけです!
そして、現在のイエネコの祖先は、今から約7000年まえに古代エジプト王朝の周辺で暮らしていたといわれています。
これがすべての猫の祖先である「リビアヤマネコ」になり、この時代は日本でいえば縄文時代になります!
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