猫が布を食べる理由は?治るの?

なんでも布を食べる猫がいるとかいないとか、これは治るのでしょうか?

1 猫が布を食べる!?原因は?

2 猫が布を食べるのは治るの?

 

なんでも、布を食べる猫がいるというのですが、これは一体どんな話なのでしょうか?

情報を、動物学者の書籍なども活用しながらシェアしていきます!

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猫が布を食べる!?原因は?

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まず、猫が布を食べるというのは本当なのでしょうか?

結論から言えば、ズバリそうです!

ええっっっっっっと思わず前のめりになってしまいますが、これは猫の奇病だと言われていて、「ウールサッキング」と名付けられている猫の行動です。

ウールなどの布だけに限らず、ゴム類や麻、綿やダンボールを食べる猫もいるのです。

これらの猫が布を食べる行動は、ウール吸い、もしくは齧って穴を開けてしまう場合、ウール噛みと呼ばれています。

布を猫が食べてしまい、そのまま便として出すことができればいいのですが、腸の中に詰まってしまった場合手術が必要になったり、腸閉塞になってしまったりと大変な状態になります!

動物学者のジョン・ブラッドショー氏の書籍「猫的感覚」のコラムによると、なんでもシャムやバーミーズなどの東洋猫は、栄養にならない物を食べる異常食を発症しやすいと書かれています。

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この品種の猫が好む布は大抵がウールで次がコットン、野生の本能を持っているからなのかわかりませんが、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維は人気がないようです!

布を食べる猫は、最初はただ布を噛んでいたそうですが、そのうち噛んだ繊維の塊を飲み込んでしまうようになったのです。

ジョン・ブラッドショー氏は、あるシャム猫がソックスを食事が入った容器のところまで持ってきて、食事とソックスを交互に食べているのを目撃したことがあるそうです!

さらに、3匹が繊維を食べ、4匹が食べない7匹の母猫から生まれた75匹の仔猫を調べたところ、1/3の仔猫が繊維を食べるようになったそうですが、母猫は正常な食事しか食べなかったといいます。

このことから、遺伝とか母親の行動を模倣したとは考えられないことが判明したのです。

そして、布を食べる猫の多くは、他の異常行動もするようになり、飼い主を過剰に引っ掻いたり、噛んだりする様子が見られたのです。

これは、不安やストレスの現れだと考えられていて、布を食べる猫は、仔猫としてもらわれていって数週間以内にこのような行動をするようになったのです!

仔猫は環境の変化で、ストレスを感じていたのではないかと考えられています。

そして、引っ越しなどの変化がないのに、生後1年くらいで布を食べる猫もいて、猫が性的に成熟してきて、家の外に出ていったときに、なんらかのストレスを感じ、自分をなだめるために口を使っているのではといった見解を示しています。

人間の赤ちゃんが指しゃぶりをするようなもので、どうして猫が布を食べるのか、明確には解明されていないのです!

ウールに含まれている天然のラノリンを求めているという説もありますが、この仮説をジョン氏は試してみましたが、この仮説は証明されなかったのです!

原因はどうやら、母猫から早くに引き離したストレス、他の猫とのストレスなどが関係していると考えられているようですが、結局は分かっていないのです。

他には、食事の量が足りていないのかもしれない、狩りの本能が疼いていて、それを満たすためにやっている説もありますが、はっきりした原因はわかりません。

 

 

猫が布を食べるのは治るの?

それでは、布を食べる猫は治るのかという話ですが、獣医の見解などを調べていくと、治療はかなり困難で、複数の方法を使っても治る猫ばかりではないのが現状のようです!

ただ、2歳くらいで自然に布を食べるという行動を辞める猫が多いとは言われているようです!

治るように、次のことをするのが効果的とは言われていますが、かなり治療は困難になるようです。

★ 家中の布をなくす(カーテンはブラインドなどにする)

★ 猫の寝床は猫鍋などにする

★ 噛み付く対象から引き離す

★ ゲージに入れる

★ ネコ専用の部屋を作る

★ とにかく愛情をたっぷりと与える

★ 沢山遊んであげる

★ あるデータによると、布を食べる猫は一匹で飼われていることが多いようです、もう一匹連れてくると治るというケースもあるようです

★ 散歩に連れていき、自然に触れることで本能を刺激する

★ ウールサッキングは食事が足りないと悪化するので、しっかりと食事を与える

★ 繊維質が多いキャットフードにする

★ セロトニンを増やす薬を処方してもらう

★ 猫が嫌いなニオイを付ける

★ キャットフードしか与えていない場合、生の鶏肉を与えると野生の本能が刺激されるのでよくなる場合がある

★ 噛むのが好きであれば、猫草を与える

個人的見解ですが、もし猫が愛情不足やストレスなどで布を食べるという行動をしている場合、手作り猫ごはんを作って与えてあげ、嗜好性を刺激してあげるという手もあります。

手作りはちょっとハードルが・・・というのなら、ドライフードにウェットフードを混ぜてあげるとか、鶏肉を茹でて、茹で汁ごとドライフードに入れてあげるといった方法で、嗜好性を刺激してあげても良いのではないでしょうか?

口に入るものが変わるだけで、治る可能性があるかもしれません、猫はドライフードと決めつけず、もっといろんなものを与えてあげるのも対策になる可能性はあります!

その場合、猫に食べさせてはいけない食物がありますので、こちらの記事を参考にして頂ければ幸いです!

momosan.hateblo.jp

ヤマネコの糞には、食物繊維が豊富なことが分かっていますから、本能的に猫が食物繊維を欲している可能性もありますので、食物繊維が豊富に入ったキャットフードに変えたり、トッピングで食物繊維が多いきのこ類や野菜などを少しだけ入れてあげるといった方法もあります。

猫は肉食&雑食ですから、野菜だけを与えるという偏った食事の与え方はしないようにしましょう。

こちらの記事もお役立て頂ければ幸いです!

momosan.hateblo.jp

さらに、ウールは何でできているのかという情報を理解しながら、猫が布を食べる理由を考えてみましょう!

ウールは羊の毛でできています!

もっと広く考えると、アルパカやラクダ、アンゴラもウールに含まれます。

ということは、猫がウールを食べる、齧るということは、この動物を食べる行為だという考え方ができます!

まさに先程書いたように狩猟本能でしょう。

綿はなにでできていますか?

アオイ科の属の一つで植物から作られているのが綿です、麻も植物ですね!

ゴムは何からできていますか?

ゴムの木類の木を傷つけ、そこから出てくる白い液体を採取し、ゴムを作ります。

以前、タイのプーケット島に行ったときに、ゴムの原料を採取している様子を見たことがありますが、猫が布を食べるその種類は、すべて自然のものからできているものを中心として食べていることが分かります!

っってかっちょっとまて、ダンボールは?

これはパルプで作られることが多かったのですが、現在では古雑誌などの紙類を使っているようです。

パルプは草や藁や竹などから作られていたのです。

・・・ということは、これらを噛むのは、猫が自然界の食物繊維をどうやら欲していると考えるのは自然かなと思いますが、あなたはどう考えますか?

猫草を置く、食事に食物繊維を混ぜる、しかも野菜などの自然界のものを・・・という発想もありかなと考えますが、要は猫が、「自然なものも食べたい」と要求している可能性があるのかもしれないと、個人的には記事をまとめてそう感じましたが、すべての情報を自分の中でまとめると、人間からの過剰過ぎる愛情と、賞賛、注目、そして排便するという生理的欲求が満たされたい、さらには、ただ安心して暮らしたい、のんびりと自然と調和して暮らしたいという本能が満たされていないことが、布を食べる猫となる可能性があるのかもしれません。

あくまでも、憶測ですが、可能性はないとは言い切れないと個人的には思います!

ちなみに、自然と調和して暮らしたいというのは、例えば朝おひさまが出て起きて、朝だから、お昼だからではなくお腹が空いたら食べ、やりたいときにやりたいと思うことをするという、頭で考えている生き方ではない生活スタイルという意味です!

もしかしたら、布を食べる猫が暮らす空間が、自然とかけ離れているのかもしれません。

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