猫のブリーダーなるには?資格はあるの?

猫のブリーダーになるにはどうしたらいいのでしょうか?

1 猫のブリーダーになるには?

2 ブリーダーとキャッテリーの違いは?

3 これからのブリーダーに求められること

 

近年、犬や猫を取り巻く環境もかなり変化していて、社会的問題として動物の命についてみんなで考えようという活動も活発化しています!

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こちらの財団法人は、動物の福祉を実現しようとファイトされています!

2020年、日本のどうぶつ環境を世界水準に。どうぶつ2020プロジェクト|公益財団法人動物環境・福祉協会 Eva

こちらは、次のことを目指して活動をされていますので、情報をシェアさせていただきます

☆ 生体展示販売のない社会

☆ 虐待を許さない

☆ どうぶつのいのちに責任を持つ

☆ 無責任に繁殖させない

代表理事は女優の杉本彩さんがやっていらっしゃいます。

今回の記事では、ブリーダーになりたいという方に向けての情報を発信していくので、こういった活動や現状があることを理解されることも大事なポイントになると考えて情報をシェアしておきます。

猫のブリーダーになるには?

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まずは、ブリーダーになるにはどうしたらいいのか情報をシェアしていきます!

そもそもブリーダーとはなんでしょうか?

猫のブリーダーは、猫の繁殖をしたり改良などを専門で行う仕事になります。

ブリーダーにもさまざまなタイプの人達がいて、ショーやコンテストに出演させることがメインで猫のブリーダーになっている人、次世代のために素晴らしい資質を受け継がせながら、猫と暮らしたい人へと引き継いで販売していく人がいます。

もうひとタイプのブリーダーがいて、こちらは異なる品種をかけ合わせて、新しい品種を生み出すトップブリーダーと呼ばれる人達です。

ペットショップなどにいる子犬や子猫は、基本的にブリーダーから誕生しています。

海外では、直接ブリーダーに頼んで犬や猫を引き取る方々も多く、日本ではあまりまだ馴染みがないのですが、海外では、シェルターから引き取るか、ブリーダーから譲り受けるのが一般的です。

猫のブリーダーになるには、特別な学歴は必要ないのですが、「動物取扱業責任者」という資格が必要となります!

この資格を取得するには、つぎの3つのいずれかが必要になります!

★ トリマーなどの学校の卒業資格

★ この業種で半年以上の実務経験がある

★ 認定されている資格を取る

資格は「家庭動物販売士」と「愛玩動物管理飼養士2級」です。

猫のブリーダーとしてお客様から信頼度を高めたい場合は、様々な資格を持っていたほうが良いと言われています。

● ペット栄養士

● ペット看護師

● ペットシッター

動物取扱責任者は、繁殖を行う施設がある都道府県に届け出が必要です。

様式や条件は住んでいる各自治体によって違いがありますので、電話で市役所などに問い合わせをしましょう。

この届出を出して許可が下りれば、猫のブリーダーとしての活動を開始出来ます。

ただ、繁殖させればいいというのがブリーダーではありません、

猫の種類によっては掛け合わせてはいけないと言われている種類もいて、これらの知識などを身につけるために、現在信頼できるブリーダーとして活動をされている人の元で勉強をされることが大事になってきます。

他にも、ブリーダーを養成する専門学校がありますので、こちらに通い必要な知識や経験を身につけることが出来ます。

通信講座なら費用を抑えながら学ぶことが出来るだけでなく、働きながら自分のペースで学ぶことが出来ます。

学習期間は4~12ヶ月で、費用は9~10万円ほどになります。

これまでは、プロのブリーダーの元で修行するように学ぶのが一般的でしたが、これだと時間がかかるだけでなくハードルが高く非効率なので、専門学校で学ぶ人も増えています。

例えば次のところで学ぶと、就業支援や独立サポートもしてくれます。

◎ ヒューマンアカデミー

◎ 日本ケンネルカレッジ

◎ ヒューマン通信講座「ペット」

猫のブリーダーは、命を産み出す仕事ですから、金銭的な負担も高く、親猫の健康を守るために食事にも気を配り、生活する環境も清潔に整えることが大事になってきますので、猫のブリーダーになりたいという夢を持つことが悪いとは考えませんが、安易にこの世界に飛び込むのは無謀でもあります。

2017年現在、多くの方の支援と活動のお陰で、どんどん悪質なブリーダーなどは淘汰されているようですが、猫のブリーダーになるにはと考えている方は、厳しい現実もあるという事実を知ることも、本気でなるにはと考えるのかという問いかけ直しになるので、今一度これらの情報も探していきながら、命を預かる仕事に関して考えてみてください。

 ブリーダーとキャッテリーの違いは?

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 実は、ブリーダーのひとつ上にキャッテリーという仕事があるのをご存知ですか?

キャッテリーが育てた猫は、世界的な血統書発行機関が認めた純血種の猫というお墨付きがあるのです。

キャッテリーは日本語で「猫の飼育所」です。

そして、キャッテリーは、世界的な猫愛護団体のTICAとCFAのどちらかに認可された一部のブリーダーが名乗ることが出来る、ブリーダーよりも一段上のハイクラスのブリーダーになるのです!

信頼度の高い、特別なブリーダーがキャッテリーという呼び名になります。

キャッテリー認定されたブリーダーは、扱っている猫種の血統を守っていかなければなりません。

ですから、キャッテリーから譲ってもらった猫の種類はお墨付きです!

一般のブリーダーから猫を譲り受けるよりも、キャッテリーから譲り受けるほうが値段はどうしても高くなります。

そして、余談だとは思いますが、調べているとなるほどという情報が出てきましたのでシェアしておきますが、どうやらキャッテリーやブリーダーにも一流、三流の人達がいて、上から目線で問い合わせに応じる方もいるようですので、当たった人が悪いと嫌な経験をすることになる場合もあるようです、問い合わせをするときには十分注意されてください。

キャッテリークラスになると、アメリカの動物愛護団体の認定をもらっているので、プライドもあるのかもしれません。

世の中にはさまざまな人がいらっしゃいます、もしそのような方に当たってしまい凹んでしまった方へ、猫との運命の出会いがきっと待っています。

前を向いて経験はスルーしてしまいましょう!

純血種の素敵な猫と暮らしたい方は、やはりキャッテリーから譲ってもらうほうが血統も健康度も違いますから、良い方に当たるようにお祈りしております。

これからのブリーダーに求められること

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2017年現在、随分と犬や猫の流通経路に関しても、多くの人の力添えのおかげ様で、かなり改善されている面があるようですが、それでもまだまだ多くの改善が必要なのがペット産業でもあります。

女優の杉本彩さんも、日々ファイトされていたり、多くの動物団体などの方も奮闘されていたりと、法整備なども着々と進んではいますが、まだまだ動物に関する福祉は整っていると言い切ることは出来ないのが現状です。

我が家の黒猫モモも、2014年7月1日の炎天下の昼間、なんと路上に置かれていたところを、たまたま通りかかった自動車教習所の車が見つけてくれ、教官が降りて子猫だったモモを拾い上げ、せめて車に轢かれないようにと道路沿いの草むらに置いてくれた様子を見て、私達が見つけて保護したのですが、まさか捨てるのに道路の真ん中に置くなんて・・・(汗)。

まだまだ動物に対する福祉の心を、人間社会に広めていく必要があることは、これらの経験からも強く実感します。

今後、ブリーダーを目指す人に必要なのは、まさにこのような心や愛、そして、命を大事にしようとする行動ではないかと思います。

最初にご紹介した、杉本彩さんが理事を努めていらっしゃる公益財団法人動物環境・福祉協会Evaは、今後法律でしか叶えられないことなどを実現するために、ペットの販売を許可制&免許制にと求めています。

個人的にも非常に大事なことだと考えました。

ですから、今後ブリーダーになろうと考える人達は、このような方たちと連携を取り合いながら活動をされていく人となって、信頼度の高いブリーダーに成長されることが求められているのではないかと、僭越ながら思います。

そして、このような活動をされている方たちもいます。

犬猫みなしご救援隊について NPO法人 犬猫みなしご救援隊 - 公式サイト -

愛する猫のブリーダーになって、命を繋いで生み出していきたいという崇高な思いを持って目指してくださっていることと思いますが、終生飼養が難しくなり、このような状況になってしまっている動物もいます。

これらの情報などもしっかりと持っていながら、どんなブリーダーを目指すのか、今一度考えてみてください。

命は商品ではなく、自分と同じ心も感情も、痛みも感じる血が通い、体温もあり、お腹も空けば排泄もしたくなる、生きている命であることをしっかりと受け止めた上で、ブリーダーとしてどう活動していくのかを考えていっていただければと思います。

僭越ながら、これらの情報も取り入れてブリーダーの道へと歩んでいっていただければと思います。

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今回は、猫のブリーダーになるには、資格はあるのかといった情報および、僭越ながら必要だと考えられる情報をシェアしていきました!