猫の肥満細胞腫の症状と治療法は?再発防止は?
猫の肥満細胞腫とはどんな症状で治療はどうすればいいの?再発するの?
1 猫の肥満細胞腫とは?
2 肥満細胞腫と診断されたあと、獣医師に尋ねるべきことは?
3 猫の肥満細胞腫の症状や原因、治療法は?
4 猫の肥満細胞腫は再発をするの?予防法は?
5 猫の肥満細胞腫、治療の可能性は他に何があるの?
猫の肥満細胞腫、聞きなれない言葉ですが、一体どんなものなのか見ていきましょう!
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猫の肥満細胞腫とは?
そもそも、猫に肥満細胞腫ってなんでしょうか?
実はこれ、猫の皮膚や内臓に出来るガンなのです!
名前が肥満細胞腫ですから、太った猫が発症するのかと思う方もいるかと思いますが、肥満細胞というものを猫は持っていますが、これがガン化するのです!
ちなみに、この病気は、犬も発症しますので、犬と猫のガンということになります!
日本では、猫や犬の皮膚にできる腫瘍のなかで2番めに多い病気になります。
肥満細胞とは、粘膜や皮膚に広く分布していてヒスタミンを分泌する細胞で、身体を守る働きがあります。
ヒスタミンは、アレルギー性鼻炎やくしゃみ、アトピー性皮膚炎や花粉症などの原因となる物質なので、アレルギーと関連があります。
免疫系と深い関わりがあって、免疫からの命令を伝達します。
ヒスタミンは活性アミンのひとつで、普段は細胞内にしっかりと収まっているので、身体の中にヒスタミンがあること自体に問題は特にないのですが、感情の変化や光、音、環境の温度差などで刺激を受けてしまうと細胞の外側に出てきてしまい、この量が過剰になってしまうとアレルギーや血圧降下、血管の拡張といった身体の変化を引き起こしてしまいます。
こういった物質を収めているのが肥満細胞で、肥満の猫だけにあるものではありません。
肥満細胞は骨髄の中で作られていて、全身の結合組織で成熟します。
肥満細胞腫は猫と犬だと、犬のほうが発症しやすいといわれていて、猫はそれほどでもないとも言われています。
肥満細胞腫と診断されたあと、獣医師に尋ねるべきことは?
ここからは、「ペットの自然療法辞典」という書籍を参考に、肥満細胞腫や他のガンと診断された方が、獣医師に尋ねるべきことについて情報をシェアしておきます。
大変な衝撃をうけると思いますが、猫のためにも気をしっかりと持って前向きに次のことを獣医に尋ねてみてください。
◎ ガン専門獣医のセカンド・オピニオンは有用?
◎ 治療をした場合、しなかった場合の余命は?
◎ 治療をしなかった場合、した場合の猫のその後の生活の質はどうなる?
◎ 費用のことや治療して起こる副作用について
◎ 猫の生活向上のために人間が出来る改善方法
◎ ホリスティックケアはどんなものが有効なのか?
お願いがあります、決して諦めないで、最後まで生きられる道を模索してあげてください。
2017年現在、人間の世界の医療はものすごい勢いで変化していて、西洋医学で補えないところをホリスティックや東洋医学を使って補助し、治療の相乗効果をあげているところも増えています!
可能性はかなり広がっている現状がありますから、どうかどうか、目の前の猫の生命力を信頼し、出来ることをやってあげていただければと、僭越ながらお願いもうしあげます。
猫の肥満細胞腫の症状や原因、治療法は?
肥満細胞腫には2つタイプがあります。
★ 内蔵型肥満細胞・・・骨髄、脾臓、肝臓、肺、腸、リンパ節をおかす
この症状を発症した猫は元気がなくなり、食欲がなくなり、お腹のあたりを触診すると脾臓が腫れているのが分かります。
腸がおかされると、下痢や嘔吐をするようになったり食欲がなくなります。
症例の40%は血液中に肥満細胞が存在しますが、腸型の腫瘍には肥満細胞は認められないのです。
★ 皮膚型肥満細胞腫・・・頭部や首の周りの皮膚に脂肪細胞が見られます。
そして、これは徐々に全身に広がってしまいます。
アメリカではシャム猫に遺伝的に多いと言われていますが、日本では確認がとれていないようです。
良性と悪性があり、皮膚にできるものは50~90%良性だといわれています。
そして、内臓に出来るものが悪性になりやすく、猫はこちらの内臓の肥満細胞腫を発症しやすと言われています。
皮膚型の肥満細胞腫は、しこりが出来た部分の毛が脱毛してしまったりしますが、特徴としてはかゆみが出ないことです。
内蔵型は先程書いたように、悪性になることが多く、内臓の中で他の臓器へ転移してしまうことも多いのです。
ですから、こちらは早期発見早期治療が大事なのです!
原因は分かっておらず、肥満細胞腫の平均発症年齢は9~10歳なので、いわゆるシニアと呼ばれる年齢になった猫が発症しやすいと言われていますが、シャム猫などは若い猫でも発症します。
また、多発型の肥満細胞腫は、猫免疫不全ウィルス(FIV)との関連があるのではという疑いも持たれています。
FIVについては、こちらで記事にまとめていますので、お役立ていただければ幸いです。
治療法は、次のことを行います!
皮膚に出来た肥満細胞腫は、可能な限り切り取ります!
全身に多くの腫瘍がある場合は、猫の体力に合わせて数回に分けて手術をする場合もあり、取りきれなかった場合は合成ホルモン剤の塗布や放射線治療を行います。
取り除いた肥満細胞腫の腫瘍は、病理検査をします。
内蔵型で脾臓がおかされているという状態なら、脾臓を摘出しますが、悪性であることが多く転移している可能性もありますので、ケースによって治療法も変わります。
他にはガンに血液を供給する血管が作られないようにして、ガンをいわゆる兵糧攻めにする新しい治療法である「血管新生阻害療法」をやってみることもあります。
最近では、分子標的薬という新しいタイプの抗ガン剤が出てきて、一般の抗ガン剤より副作用が少ないものになります。
これは延命が目的なので、一般の抗ガン剤と同じだと言われています。
猫の肥満細胞腫は再発をするの?予防法は?
猫の肥満細胞腫の症状や治療法は分かった、これって再発することはあるの?
皮膚の肥満細胞腫は手術をすることで、完治を狙えるタイプだと言われていますが、切除でガン細胞の大部分を摘出することができれば、絶対とは言い切れませんが再発することはないタイプであると考えられています。
ですから、皮膚の肥満細胞腫の手術をする獣医の腕にかかっているといえます。
がん細胞の取り残しが多いほど、再発する可能性は高まります!
予防法ですが、かなり難しいと言われています。
ですから、早期発見が出来るように、日頃からマメに猫の身体に触れて腫瘍がないかチェックをしたり、下痢や嘔吐をしている場合は精密検査を受けさせるなどの対応をしながら、もし腫瘍が見つかったら小さい内に切除出来るようによく観察をしてあげてください。
どんな病気も、免疫力を高めておくことで予防することは十分効果的な予防法だと言われています。
病気を発症するのは、人間も猫の場合も全てのバランスの崩れが原因でもある面もあります。
食べているものの質、生活環境、ストレス、さまざまなことが関係しているのが健康でもあります。
これらのどれかに負担がかけられ続けていると、かならずバランスを崩すことになり、病気という形で身体からの悲鳴を受け取ることになりますから、人間も猫も、バランスを崩さないような生活スタイルを大事にすることも、予防法としては大事なポイントになると、さまざまな疾患を発症し、医師の元へ通わず薬も飲まず自らの学びと実践で完治させてきた経験から、そう言える面があると僭越ながら思いますので、情報としてシェアしておきたいと思います。
猫の肥満細胞腫、治療の可能性は他に何があるの?
ここからは、猫の肥満細胞腫の症状や治療方法、再発などの情報を理解出来たので、他に治療の可能性はないか調べていきましたので、情報をシェアしていきます!
★ がん細胞は脂質ではなく炭水化物を使って増殖をしますので、これらを食事から排除していきましょう
★ 免疫を強化して体重と筋肉量を維持するために、タンパク質はしっかりと摂取させましょう
★ 野菜には抗ガン作用のあるものも多いので、自ら調べたり、次の野菜を積極的にタンパク質と一緒に与えてあげてください(必然的に手作り猫ごはんを与えることになります)
● ブロッコリー、パセリ、マメ類、梨、りんご、桃、ベリー類、ぶどう、プラム、キャベツ、ガーリック、カリフラワー、ヤムイモ、椎茸、緑黄色野菜、魚、人蔘、スイカ、加熱したトマトなど
免疫に関しては、こちらの記事もお役立て頂ければ幸いです。
★ 適度な運動は、身体の強力な栄養となる酸素を取り込むために重要ですので、少しでも動くように働きかける
★ ハーブを与えたり、ホメオパシーのレメディーを飲ませるといったホリスティック医療も使えます、これらの専門医に処方などをお願いしたり、先程書いた、書籍などを購入して学んでいってください
個人的に、家族をガンで亡くした経験もあり、当時今ほどの知識があれば、なんとかなったのかもしれないと思うと、手遅れですが本当に「後悔先に立たず」だなと実感してしまいますので、他にもさまざまな情報が現在ではありますので、いろいろと調べてみて、可能性の枠をがっつり広げていっていただければと思います。
獣医は頼れるパートナーですが、丸投げするのではなく、自らガンを治すためになにを選んでいけばいいのか、学んでみてください、僭越ながら「後悔先に立たず」を経験したものとして、情報のシェアをさせていただきました。
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今回は猫の肥満細胞腫の症状と治療法は?再発防止について、その他の治療法の可能性などをまとめてシェアしていきました!