猫にヨーグルトは大丈夫なの?注意点や効果は?

猫にヨーグルトを与えても大丈夫?やり方は?

1 ヨーグルトの成分や種類

2 猫にヨーグルトを与えても大丈夫?量や頻度は?

3 猫の腎不全や尿路結石に良いって本当?

4 プロバイオティクスの効能は何?

5   猫にヨーグルトを与えなくても別の方法がある?

今回の記事では、猫にヨーグルトを与えて大丈夫なのかどうかといった情報をまとめていきます!

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↓まずは、我が家の食いしん坊のナナがヨーグルトを食べるか試してみました~♪

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~2017年12月23日 追記~

 なんでも、2017年12月21日に発売された雑誌「NyAERA(ニャエラ)」には、猫と人間の腸内フローラを構成する菌や、加齢による変化は人間と異なるという最新の研究結果が出ていました!

同年8月に、東京大学大学院の平山和宏准教授と、日進ペットフード、日本獣医生命科学大学の藤澤倫彦教授たちが、興味深い研究結果を発表しました!

この研究で分かったことは次の通りです!

● 猫も人間と同じで腸内フローラが加齢で老化する

● 猫と人間の腸内フローラを構成する菌や、加齢による変化は人間とは異なる

● 猫にはビフィズス菌はほとんどない

● 猫の善玉菌は腸球菌だと考えられ、老齢期にこれが減ってくる

ということで、今後猫用のプロバイオティクスや、腸活フードを開発すれば、アレルギー軽減及び、健康に貢献するのではないかと考えられています。

 こういった研究結果もありますが、猫に人間用のプロバイオティクスを与えて便秘が良くなったというケースなどもありますから、いろいろとまだ解明されていないことも沢山あると思います。

そもそも、人間の世界でも、以前は乳酸は疲労物質だと言われていたのに、現代ではそれはひっくり返って、実は疲労回復物質だという説に変わっています!

ということは、現在の研究では、猫の腸内フローラの菌は、腸球菌であると唱えられていますが、すでに普通に猫にヨーグルトを与えて、なんらかの改善がされている猫が存在しているということは、人間用のヨーグルトにもなんらかの作用があることは理解できます。

なんでも、近年は猫の世界でも、東洋医学を使った治療が広がっていて、鍼を打っても猫はほとんど痛みを感じておらず作用もあり、さらに漢方薬を飲んでくれれば、犬の効果の倍なんだとか!

どうやら、動物の世界にも統合医療がどんどん入り込んでいて、予防医学のような形や、さらに症状を出ている猫の状態を緩和し、改善に向けるためのツールとして使われているようです。

さまざまな方面から、猫がストレスを感じずに治療ができる環境がどんどん整っていることは間違いなさそうです!

ヨーグルトの成分や種類

まずは、ヨーグルトの成分と種類について見ていきましょう!

ヨーグルトとは、日本では厚生労働省の乳等省令において、はっ酵乳に位置づけられていて、次のような定義をされています!

◎ 乳またはこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌または酵母で発酵させ、糊状または液状にしたもの、またこれらを凍結したもの。

日本では、明治27年に凝乳という名前で売り出され、大正時代にヨーグルトと呼ばれるようになりました!

大きく分けて、種類は4つあります!

● 食べるヨーグルト

● 飲むヨーグルト

● フローズンヨーグルト

● ドライヨーグルト

食べるヨーグルトなどには、細かく分けると、無糖、無脂肪、果糖入り、味付き、果肉入りなどがあります。

飲むヨーグルトにも、無糖と糖分が入っているものがあります。

ドライヨーグルトは、ヨーグルトを乾燥させて粉末状などにしたもので、わが家も購入したのですが、「生乳ドライヨーグルト ALORU ビッツ」という名前で、これはヨーグルトの原料にしっかりとこだわっています。

スーパーで販売されているヨーグルトの原料の牛乳は、どんな状態で育ち暮らしている牛から搾乳されているのかわかりません。

ですが、こちらのドライヨーグルトは、モンゴルの伝統的な製法で作られているだけでなく、添加物や保存料がなかった時代から、各家庭で作られていた母の味の保存食なのです。

しかも牛は大草原でのびのびと育った、自然のハーブを食べていた放牧牛(グラスフェッド)なので、ストレスもない状態で生活をしているため、質も高いのです!

この牛の乳を低温で加熱し、水分を分離させて衛生環境が整った工場でしっかりと乾燥させて作っています。

日本では放牧して自然に育てた牛の牛乳を販売しているところもありますが、一本1000円ほどしますから、まず日本では動物用のものは作れないのかなと思われます。

わが家は、ハチワレのナナがよく食べました、黒猫のモモはもともと乳製品自体がそれほど好きではないようです!

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ヨーグルトの質にまでこだわりたい方は、こちらのほうが便利ではないでしょうか?

わが家は粉を購入しましたが、犬のおやつ用にスティックタイプなどもあります!

カロリーは100g439kcalですから、食事とのバランスを取りながら与えないと肥満してしまう可能性がありますが、少し舐めさせる程度ならそれほど心配はしなくても良いのかなと考えられます!

値段は、税込みで591円でしたが、ポイントが溜まっていたのでそれで購入できてオトクでした!

 

 

猫にヨーグルトを与えても大丈夫?量や頻度は?

それでは、猫にヨーグルトを与えても大丈夫なのかどうかといった情報を見ていきましょう!

ズバリ言うわよ!

種類を選んで与えれば大丈夫です!

・・・けれど、猫の中には乳製品の乳糖を分解する酵素が不足している子もいるので、消化不良や下痢を引き起こす可能性もあります!

さらに、次のような報告もありますので、参考にされてください。

ヨーグルトの中には、ミネラルが含まれているため(ナトリウムやカルシウム)、与え過ぎると腎臓に負担をかけてしまったり、尿路結石になってしまう危険性が指摘されている面があります。

人間用の牛乳を飲んでも大丈夫な猫なら、ヨーグルトを与えても大丈夫だと言われています。

その子によって乳糖が分解出来ない場合、体調不良の原因になりますから、あなたの側で暮らしている猫はどうなのかという視点から考えるようにしてあげてください。

もし、乳糖が大丈夫な猫なら、ヨーグルトを与えることで、体調を整えてくれると言われています。

免疫機能は、人間も動物も同じなので、ヨーグルトに含まれる乳酸菌は整腸作用がありますから、食べられる大丈夫な猫なら、腸内環境を整えてくれる働きをしてくれます!

これらの作用を望むのであれば、機能性ヨーグルト(R1だとかLG21など)を与えてあげれば、なお整腸作用があるといわれています。

そして、与えるときの注意点としては、プレーンタイプで、味付けしていないタイプのものにしましょう!

甘く味付けされていたりするものは、猫の体調に影響を及ぼす可能性があります。

もともと、調味料を必要としない猫ですから、余計な味がついているものは与えないようにして、大丈夫なプレーンタイプを食べさせてあげれば安心です!

そして、量も大事なポイントになります!

小さじ1~2杯ほどを、週に1~2度ほどが適量と言われています。

例えば、ひとなめする程度なら、毎日でも大丈夫と考えられますので、頻度などについては、量が大事なポイントになりますので、与えすぎには注意しましょう。

さらに、できれば無脂肪のほうが安心です。

何故なら、家猫であれば、それでなくても運動量が少なく、キャットフードのカロリーは、ダイエット用以外のものは、意外と高カロリーなので、それに+して頻繁に脂肪分の多いヨーグルトを与えていると、肥満のリスクが高まります!

まとめていきましょう。

● 猫にヨーグルトを与えても大丈夫ですが、中には乳糖を分解できず下痢をする子もいるので、与えて下痢をするようなら食べさせないようにしたほうが安心です。

● カルシウムやナトリウムなどのミネラルが含まれているヨーグルトは、腎臓を悪くしたり、尿路結石になってしまう危険性がありますので注意が必要です。

● 乳糖が大丈夫な猫なら、ヨーグルトを食べることで腸内環境を整えてくれるので健康維持に貢献してくれます

● 腸内環境を整えるために与えたいのなら、機能性ヨーグルトがおすすめ

● 猫に与えて大丈夫なヨーグルトはプレーンタイプ、味付けしてあるものは避けましょう。

● 与えすぎは注意が必要で、小さじ1~2なら週に2回ほど、猫がひとなめするくらいなら毎日でも大丈夫と考えられます。

● 脂肪の多いヨーグルトは肥満の原因になりかねませんから、できれば無脂肪のものがおすすめ!

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猫の腎不全や尿路結石に良いって本当?

腎不全になった猫が、ヨーグルトを食べて良くなったというケースがネット上で見られます。

ヨーグルトに入っているミネラルは、猫が小さじ1食べるくらいなら微々たるものなので、それほど心配は要らないと言われています。

ヨーグルトが好きな猫で、食べても下痢などをしない大丈夫な子なら、水分摂取にもなるので、週に1~2度ほど、小さじ1~2杯ほどを与える分には心配は要らないと考えられると思います。

プロバイオティクスの効能は何?

ヨーグルトといえば、プロバイオティクスなどが入ったものも販売されていますが、そもそもこのプロバイオティクスとは一体どんな働きがあるのでしょうか?

善玉菌と呼ばれる生菌で、健康な消化管内に存在しています!

こちらはサプリメントとしても販売されていて、腸内の酸性度を変化させてくれたり、有機物質の解毒をしたり、消化を助けてくれたりします。

これらの働きで、消化管の健康を改善してくれる働きがあります。

さらに、免疫力を高め、抗菌物質を沢山産生してくれます。

プロバイオティクスは次の治療に使われます。

● 関節炎や膀胱炎

● アレルギーや慢性の皮膚疾患

● 大腸炎過敏性腸症候群

● ある種のがん

● 抗生物質を使って下痢をしてしまったときや、細菌のバランスの乱れによる腸内毒素症を予防する

● 急性&慢性の下痢

ご存知の方も多いと思いますが、乾燥ヨーグルトの粉が、ペットショップでも販売されています。

イオンペットにも置いてあり、一袋500円ほどで、粉だけでなく食べられる形にしてあるものも置いてありますので、猫のためだけにヨーグルトを購入しても腐らせて無駄になってしまう場合は、プロバイオティクスのサプリメントや、乾燥ヨーグルトの粉などをうまく活用すると便利です!

 

猫にヨーグルトを与えなくても別の方法がある?

便秘をした猫にヨーグルトを与えることで、便秘解消をしたというケースが多くあるようですが、なにもヨーグルトに固執する必要もありません。

要はプロバイオティクスなどが摂取できれば、腸内環境を整えることが出来ますから、これが入ったキャットフードを選んだり、手作り食までは出来ないという方なら、トッピングでキャットフードに良質なタンパク質を茹でて、同じ茹でた少量の野菜(食物繊維)と、茹で汁と一緒に与えてあげることで、腸内環境を整えてくれる働きがあります。

我が家は、朝はキャットフードで、夜は手作り猫ごはんなので、便秘や下痢で困った経験はありません。

毎日快腸、快便、快尿で、被毛もつやつやです!

キャットフードに、粉状の乳酸菌やビフィズス菌などを混ぜて与えてあげるという方法もあります。

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