ラグドールの性格、値段、毛色の種類は?
ラグドールの性格、値段、毛色の種類は?
1 ラグドールはどんな猫、大きくなるの?毛色は?
2 ラグドールの性格や飼い方
3 ラグドールのかかりやすい病気は?
4 値段や入手方法は?
今回の記事では、猫の種類の中で、ラグドールという品種についての情報をまとめていきます。
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ラグドールはどんな猫、大きくなるの?毛色は?
猫の種類で、ラグドールと呼ばれている品種の原産国はアメリカで、長毛種です。
ラグドールという名前の由来は、ぬいぐるみからきています。
人間が抱き上げてもおとなしくしていて、ぬいぐるみのような手触りをしているところや、抱き上げると全身がぐったりとしてしまい、その姿がまさに「ボロ人形(ラグドール)」のように見えるところなどから、この名前が付けられたといわれています。
ラグドールという猫の種類は、比較的近年に、人間が人為的に交配させて作った品種です。
出自に関しては様々な説があるようですが、一説によると、ペルシャとシールポイントのバーマンの間に生まれた猫と、バーミーズを交配させて生み出した種類であるといわれていて、生まれたときのラグドールはすべて真っ白です!
生後数時間後くらいから、徐々に色が出始め、その子によって、色の濃さなどに微妙な違いが出てくるといわれています。
目の色は必ずブルーになる種類だったのですが、、近年は緑の子も出てきて、オッドアイなどもいます。
体温が低い、体の末端部分の毛の色が濃くなります。
最初は鼻や耳から発色していくようですが、体の色は、体温や、血統、さらに皮毛の状態などで変化していくようです。
体のポイントなどの色は、月齢が経つほど色味がどんどん増していき、時間をかけながら、濃淡の差が出てくるので、ブリーダーの中には、成長プロセスでこんな色になるんじゃないかと予想して楽しんでいる人たちもいるようです。
ラグドールという種類の猫の発色の鍵を握っている温度は、38度だといわれています。
多くの色のポイントが出てくるのが、ラグドールの特徴でもあります。
毛色は3つが基本となっています。
● カラーポイント ● ミテッド ● バイカラー
カラーポイントは、とても貴重な色だと言われていて、ヨーロッパで人気が高くなっています。
顔の真ん中、または顔全体が濃い色になっていて、しっぽ、耳、手足も色が濃くなっていて、それ以外の部分は明るい色になっているのが特徴です。シールポイント、ブルーポイント、レッドポイントなどその他数種類ポイント柄があります。
「シールポイントのラグドール」
「ブルーポイント」
「レッドポイント」
「ミテッド」は手足の末端が靴下をはいたように白くなっていてお腹周りにも模様があります。
「バイカラー」は、頭から背中にかけてブラウンやグレーになったり、顔や手足はホワイトになり鼻を含めた下側が白く「八」の模様になっているのがバイカラーです。
● ブルー ● ピンク ● グレー ● チョコレート ● ライラック
● オレンジ(茶トラがラグドールなった感じ)
● レッド ● クリーム ● フォーン ● シナモン ● シール(こげ茶)
などなど、数多くの色が出てきます。
*英語ですがラグドールの雰囲気が伝わると思います
ラグドールの基本データ | |
---|---|
英表記 | Ragdoll |
誕生国 | アメリカ |
誕生年 | 1860年 |
公認団体 | CFA・TICA |
原種 | ホワイトロングヘア×バーマン |
毛種 | 長毛種 |
毛色 | ポイント、ミテッド、バイカラー |
目色 | ブルー |
平均体重 | オス6.0~8.0kg、メス4.0~6.0kg |
ラグドールという種類の猫が誕生したのは、1960年代初期に、アン・ベーカー婦人達によって開発されたといわれています。
アン・ベーカーは、ブリーダーを管理して、フランチャイズ経営を展開した人物です。
販売された猫に、ロイヤリティーを請求するという仕事を始めたのです。
1971年になると、アン・ベーカーは、当時アメリカにあった猫協会に、ラグドールを登録することに反対だったため、自分で「IRCA」という名前の、彼女自身の協会を創設しています。
一緒にラグドールの繁殖を行っていた、デニィ・ダイトン氏(動画にも登場します)は、逆にメジャーな組織への、ラグドールの登録や受け入れを支持していたので、その後アン・ベーカーから離れて、自ら「RFC(後にRFCI)」を1972年2月に創設して、袂を分かつことになりました。
こちらのグループは、メジャーな協会へのラグドールの登録に熱心だったため、1965年に、最初にラグドールはアメリカのメジャーな猫協会に登録をされました。
これは、すでに現在はありませんが、NCFAという団体でした。
その後TICAというメジャーな猫協会の団体にも、ラグドールは登録されました。
これらは、このデニィ氏達の尽力で実ったものです。
この方たちの働きによって、ラグドールという猫の種類は、国際的に認識されるようになり、現代では、ラグドールを承認していない団体はほとどなく、一部の団体では、特定のカラーとパターンを認定していません。
1975年12月になると、アン・ベーカーは「ラグドール」という名前の特許を申請をしました。
2005年まで有効で、IRCAのブリーダーだけが使用できるようにしようと考えたのですが、すでに1965年にメジャーな猫協会で登録をされていたため、多くの人たちからラグドールという名前で認知されていたため、これはかなわなかったのです。
1975年時点で、IRCA(アン・ベーカー)とRFCI(デニィ・ダイトン)の2つのグループによって、ラグドールという猫の種類は、繁殖されていったのです。
いろいろとブリーダー同士で考え方が違い、方向性が違うため袂を分かつこととなったのです。
いろいろな人間同士の複雑な関係もあったようですが、このような歴史をたどって、現在日本でも家猫として人気の高いラグドールが、世界中に広まっていったのです。
1994年アン・ベーカーの元を、大きな一群が去っていき、その後「ラガマフィン」と呼ばれる種類の猫を作ったのですが、ラグドールという名前が使えなかったので、この名前をつけたといわれています。
ラガマフィンのブリーダーは、ポインテッドとそれ以外の猫を繁殖させていき、2001年5月に、ACFAでチャンピオンシップステータスを獲得しました。
ラグドールは、2年ほどかけて色が変化していき、3~4年ほどかけて体が成長していきます。
特徴は、とてもしっかりとしたロング&サブスタンシャルタイプだといわれていて、これは、大型で体つきががっしりとしていて骨が太く、重量感があるタイプです。
このタイプの猫で代表的なのはメインクーンです。
大きくなる種類の猫なので、成長したあとの大きさに驚く方もいるかもしれません。
オスで6~8kg、メスでは4~6kgほどに成長します。
もともとがっしりとした体つきのうえに、大きくなる種類で、さらに皮毛がふさふさなので、かなり迫力のある大きさに成長する猫だと想像していただければ分かりやすいかと思います。
皮毛はシルクのような光沢があり、とても手触りが良く、セミロングなので毛が絡みにくいのも特徴です。
再度強調しておきますが、かなり大きくなる種類の猫であると認識されたほうがいいかと思います!
ラグドールの性格や飼い方
性格ですが友好的で社交的、さらに賢いといわれていて、非常におおらかなので、人間の子供に対しても寛容に接するため、安心して一緒に暮らせる猫だと評判です。
鳴き声も静かで、扱いやすい猫であるといわれています。
ちなみに、元AKB48の前田敦子さんや、モデルのローラの飼っている猫も、ラグドールです。
残念ながら、2015年5月2日に、ローラの飼っているラグドールのココナッツの最後の姿を、インスタグラムにアップしています。
↓ローラの猫についてはこちらで書いてます
飼い方ですが、特にオスは大きくなるので、しっかりと栄養を摂取させて、運動をたっぷりとさせてあげ、長毛種ですが、セミロングなので、毛玉になりにくいので、一日1度ほどブラッシングしながら、コミュニケーションをとってあげて、可愛がってあげてください。
ラグドールのかかりやすい病気は?
ラグドールがかかりやすい病気は、肥大性心筋症です。
これは心臓の筋肉の壁が厚くなる病気で、遺伝性があるため、この病気にかかったラグドールは交配させないようにしているようです。
1歳~1歳半で発症する例が多いといわれていて、西洋医学の考えでは、肥大性心筋症のような心臓病を発症したら、一生治らないと言われているようですが、東洋医学的観点からケアをしてあげることで、心臓機能の回復という奇跡が起こる場合もあると言われています。
それは例えば、手作り猫ごはんを与えるようにする、西洋医学の薬を使わずに、ハーブ系のサプリメントや、自然薬などを使ってみる。
猫の体を心臓が悪いという面から見るのではなく、ホリスティックに全体的に見ていく東洋医学的な考えを取り入れて、食事療法や、ハーブや漢方などの自然な栄養素などを摂取させることで、体の解毒機能を高めてあげるというケアの仕方も、検討にいれると治療の可能性が広がるのではないでしょうか?
値段や入手方法は?
ラグドールの入手方法ですが、できれば優秀で愛のあるブリーダーさんから購入されることを個人的にはオススメします。
やはり、血統書つきの猫ですから、きちんとしたブリーダーの元で愛情を込めて育てもらた猫を引取り、一緒に暮らすほうが安心でもあると、いろいろと調べると情報が出てきますので、ペットショップより割高になるかもしれませんが、やはり譲っていただく人物は選んだほうがいいのでは?と思います。
近年、保護猫などの里親に対する審査も厳しくなっていますから、血統書付きのラグドールなどの種類の猫を譲り受けるのもまた、厳しく審査したほうがいいのでは?と思われますが、こればかりはどうするかは、飼い主さん次第だと思います。
ラグドールの値段ですが、ペットショップなどで購入すると、10~20万円ほどになり、平均15万円ほどだと言われています。
ブリーダーからの購入は10万前後と言われています。
成長すると大きくなるタイプの猫なので、オスよりも大人しいメスのほうが小柄で落ち着いているといわれていて、選ばれることが多いので、メスのほうがやや高い傾向があるといわれています。
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この記事では、ラグドールの性格、値段、毛色の種類についての情報をまとめていきました。