猫の冬毛の時期はいつ?夏毛との違いは?
猫の冬毛って何?時期はいつから?夏毛との違いはといった情報をまとめていきます!
1 猫の毛の基本データ
2 猫の換毛期とは?
3 猫の冬毛の時期は?
4 冬毛と夏毛の違いは?
5 換毛期の抜け毛対策は?
6 抜け毛を放っておくとどうなる?
2016年10月17日にこの記事を書いていますが、猫の換毛期の時期だなという実感は、家の掃除をしているとよく分かります。
すでに今時期から本当に面白いほど毛が抜けています!
昨年と違い、今年の夏から子猫が増えて2匹の猫と暮らすようになったので、換毛期がやってきて冬毛に変わっていくプロセスで発生する抜け毛の量が、昨年と違うことが生活の実感として手に取るように分かります!
そんな、年に2回やってくる換毛期の冬毛の時期や夏毛との違いについて、この記事では情報をまとめていきたいと思います。
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猫の毛の基本データ
猫の毛は、約3ヶ月半というサイクルで抜けて生え変わっていくと考えられていて、このときには、新しく生えてきた毛がある程度伸びてから古い毛が抜け落ちていくため、年中猫は毛に覆われています!
猫の個体差はもちろんありますが、大体長毛種だろうと短毛種だろうと、猫の毛は1cm四方に約600本の毛が生えていると考えられていますが、猫の種類や部位によって多少の違いがあるようです。
そして、一つの毛穴から出ている毛は7本あり、上毛と呼ばれる太い毛が一本、下毛と呼ばれる細い毛が4~6本ほど生えています。
猫の毛の伸び方は、1週間で約0・4mm伸びていき、一定の長さになると伸びが止まります!
見事としかいいようのない猫の毛の生える仕組み、自然の力は本当に人間の想像を超えた素晴らしいものを見せてくれます!
上毛とは別名ガードヘアと呼ばれていて、外側を覆っている毛のことです。
猫の体を覆っている毛の中で、もっとも太く硬いのです。
上毛は、下毛を守る役割もあり、猫にとって大事な皮膚を紫外線から守る役割もあります。
長毛種のほうが短毛種よりも上毛が長くなります。
下毛は別名アンダーヘアと呼ばれていて内側に生えていて、とても短くて柔らかい細い毛になります。
皮膚に密生して、上毛の下に密着して生えているのです。
この下毛の役割は、体温を逃さないようにする、外側の暑さを遮断するなどの体温調節をしてくれる毛になります。
ほとんどの猫はこの2種類の毛で覆われているダブルコートと呼ばれる毛を持っていますが、中には下毛がない猫もいて、これはシングルコートと呼ばれています。
ちなみに、シングルコートの猫種は次の種類になります。
● シンガプーラ
● シャム
そして、分かりやすく考えると、一般的には暑い国にいる猫はシングルコートが多く、寒い国はダブルコートになると考えることが出来ます。
そして、猫のお腹の毛は、部分によっては毛が生える密度に違いがあります。
お腹の丁度真ん中あたりにある毛は、暑いときに熱を外に逃がす働きがあるので、どちらかというと毛の密度がそれほど多くない傾向になっています。
お腹の側面は、紫外線から皮膚を守るために密度が高くなっています。
別名オーンヘアと呼ばれていて、日本語にすると針毛と書く毛先が、やや太くピンと立っている毛を持つ猫もいます。
上毛よりは細くなっていて、白い毛に多いと考えられています。
針毛の役割は、上毛と下毛を守ることです!
猫の顔周りに生えている毛は、危険を回避するために存在しています。
耳の先端にある少しだけ長い毛は、音を集める役割をしていて、猫が超音波に近い音まで聴くことが出来るのは、この毛のお陰でもあります!
我が家の保護猫黒白猫のナナの目の上にも、立派な白い長い毛が生えているのですが、これはヒゲです(ΦωΦ)
そして、目と耳を障害から守る働きがあります!
ここが何かに触れると、猫は反射的に目を閉じます、試しに我が家のハチワレ黒白猫のナナのこの部分の毛を触ってみたら・・・まだ生後5ヶ月(2016年10月現在)なので、特に敏感に反応しませんでしたが、生後2年の黒猫モモの毛に触れてみたら、確かにすぐに目を閉じました!
なんでも、猫の目は近くのものは見えづらいようで、野性時代には、この毛が頭上の障害物から体を守るためのセンサーになってくれていたのです。
猫大好き人間が特に好きな肉球の間にある毛は、暑さから皮膚を守ったり、滑り止めの役割をしています。
踵にある毛は、この部分が地面でこすれないよう保護してくれています。
猫の換毛期とは?
猫の換毛期とは、一般的に3月と11月頃から始まると言われていて、3月は、夏に備えて夏毛に、11月には、寒くなる冬に備えて冬毛に変わっていくのです。
秋から冬になる時期の換毛期になると、もこもこの冬毛になるので、ちょっと太ったように見えますが、毛を冬用に整えているだけで、食べさせ過ぎでないなら、冬毛に変わっているだけです!
猫の冬毛の時期は?
寒さが深まってくる11月頃から大体一般的に冬毛になる猫が、この毛を身にまとう時期は個体差があるので10月中旬くらいから、3月頃までになります。
すでに我が家の猫は、2016年10月17日現在で換毛期に入っているようですから、この後どんどんもこもこの冬毛に変化していきます。
見た目もなんだかまるっこくなって可愛らしく見えるので、冬毛の状態の愛猫もまた、さらに可愛く見えるものです(家族バカ・・・笑)。
もこもこになってくるのは、夏よりも体を覆う毛が長くなって、密度が高くなるからです。
冬毛と夏毛の違いは?
我が家のモモも、冬毛になると顔がまん丸になります↓
ここからは、猫の冬毛と夏毛の違いについてまとめていきます!
まずは夏毛の特徴から見ていきましょう!
● 春になると、少し固めの毛が粗く生える
● 密度が低い
● 冬毛の換毛期よりも、夏毛になる換毛期のほうが抜け毛が多くなる(冬のほうが密度が高いから)
そして冬毛の特徴はこちらになります。
● 細い毛が密集して生える
● 見た目がとにかくもこもこしてあたたかそうな冬毛になる
● アンダーコートの毛が増える
夏はスレンダーに見えていたのに、冬になるとなんだか一回り大きく、ちょっとずんぐりむっくりっぽく見えるようになり、一年の間に猫がこんな変化をする姿を楽しめるのも、一緒に暮らしている人間の醍醐味になりますが、とにかく掃除が大変です!
換毛期の抜け毛対策は?
猫と一緒に暮らしている以上、換毛期のときの抜け毛の掃除は逃れられない運命共同体だと考えてください。
猫が多いほど、量も増えますから、多頭飼いの人は、かなり大変になるかと思います。
冬毛から夏毛に変わる春先が、一番抜け毛が多いので(すでにご説明したとおり、冬のほうが密集して生えていたから)、この時期の掃除が大変になります。
次のような対策をされることをオススメします。
● ブラッシングをしっかりとやる
● ブラッシングをした後さらにコロコロを使って毛を取り除く
● シャンプーが出来る猫なら、洗って毛を取り除く
● 部屋のインテリアなどを見直す(詳しくは後述します)
● 空気清浄機を使う
● ブラッシングをするときには濡れたタオルで先に毛を拭いたり、濡れた手で触ってからやると飛び散りが少なくなる
我が家が抜け毛対策で掃除をするときに使っているものをご紹介していきましょう。
100均一などで売っている、クイックワイパー用のマイクロファイバーを使って、床をささっと撫でていきます。
これ、とっても沢山毛が取れるだけでなく、掃除機のように飛び散ったりしにくいので、綺麗になります!
こういったものも上手に活用すると、一日何度も掃除機を出すのは面倒ですから、換毛期になったら、このようなもので床掃除などをするのがオススメです!
そして、インテリアを見直すですが、家の中で使う布製品を、抜け毛がつきにくものに変えてしまうことで、抜け毛対策をしたら良いという話になります。
ソファーなら皮や合皮製品、カーテンはナイロン製に、そしてカーペットを使うのなら、凹凸が少ない、毛などが長くないものにしたほうが抜け毛が絡まりにくいので掃除対策にもなります。
猫の抜け毛の対策については、こちらの記事でも情報をまとめていますので、お役立ていただければ幸いです!
抜け毛を放っておくとどうなる?
抜け毛が気になるんだけど、掃除が面倒、そんなあなたへ、放っておくとどうなるかという情報をシェアしておきます。
ブラッシングを冬毛、夏毛になるときにしっかりと行ってあげないと、猫は自分の体を舐めたときに、沢山の毛を飲み込んでしまいます。
こうなると胃の中で毛玉ができやすくなり、猫は激しく吐き出してしまいます。
このようなことが続くと、相当猫の体に負担がかかりますので、できれば人間がしっかりとお手入れや掃除をしてあげて、出来るだけ猫が飲み込む毛の量が少なくなるようにコントロールをしてあげてください!
今回は、猫の冬毛の時期、夏毛との違い、換毛期の抜け毛対策などの情報をまとめていきました!