猫が臭いのは病気?原因は?対策はあるの?
猫がなんだか臭い、そんなときに考えられる原因や対策などはあるのでしょうか?
1 猫が臭いのは病気なの?
2 猫が臭い原因について
4 猫の顔が臭い時は?
3 対策はあるの
4 サプリメントは効くのか?
きれい好きの猫は臭わないのが普通なのですが、現代では口内炎になったり、腸内環境のバランスが崩れてしまったことなど(その他の原因)で、猫が臭いと感じる人がいるようです。
犬が猫に比べて臭うのはよく知られている話ですが、どちらにしても、可愛い猫や犬と暮らしている人にとっては、愛しているんだけれど匂いが気になるため、思いっきり抱きしめたり長い時間そばにいられないと感じている方もいるようですので、情報をまとめていきます!
猫が臭いのは病気なの?
そもそも、猫が臭いのは病気が原因なのでしょうか?
そもそも、長年猫の多頭飼いをしてきた、祖父を獣医に持っている家族の経験からも、猫が臭いということはなかったといいますから、健康であれば、猫が臭うということはないと考えられますが(匂いのきついキャットフードを食べた直後や、トイレの後、おならをしたなどは除いても)、ただ、病気になった場合、やはり猫も臭いと感じるようになってしまいます。
それでは、どんな病気が猫を臭い状態にしてしまうのでしょうか?
● 口内炎
● 歯周病
● 内蔵に関連した病気(腎臓機能の低下)
● 分泌異常
● 皮膚病
● 肛門の炎症
● 猫免疫不全ウィルス感染症
● 歯肉炎
● 歯槽膿漏
● 外耳炎
● トキソプラズマ症(下痢などをしますから毛について臭う可能性もあります)
● クリプトコッカス症(鼻汁が出たり、皮膚炎になってしまいます)
これらが、一般的に猫が臭いときに考えられる病気になります。
それでは、ひとつひとつ、どんな症状が現れる病気なのかご紹介していきましょう!
~口内炎~
人間も口内炎を発症すると、日常生活でなにか不便ですよね?
猫も口内炎になるのですが、この病気になると、猫はよだれを垂らすので、口臭が強くなります。
痛みがひどくなるので、猫は食欲がなくなり、これが続くと痩せて体が細くなり、脱水を起こす場合もありますので、様子がおかしいなと思ったら、すぐに対処してあげてください。
猫が口内炎になると、次のような症状を出します。
● 歯茎や舌、そして口腔などが炎症を起こし赤く腫れ、ただれたり潰瘍ができたりします
● 口の中が白っぽいものでおおわれます
● 急性のときには、炎症を起こしているところから出血しやすくなります
人間が口内炎になったときは、栄養や休養をとっていれば治りますが、猫の場合は、他の病気が原因となって口内炎になっていることが多いため、治りにくく再発しやすいのです!
そして、猫が口内炎になると、炎症を起こしたところから細菌が入って内臓に運ばれ、別の病気を引き起こすことがあります。
ですから、もし外に出ていく猫ならば、口内炎になっていたら外に出さないほうがいいという話になります!
人間と違い、猫の口内炎はかなりやっかいだと言えるので、臭いのが口内炎の影響だとしたら、早めに獣医師に診てもらうことが大事です。
猫が口内炎になる原因ですが、次のことが考えられます。
● 猫エイズ、白血病猫ウィルス感染症にかかった猫は、免疫力が下がってしまうため真菌や細菌に感染し口内炎になりやすく、なかなか治りません
● 歯垢や歯石たまったから
● 栄養不足=ビタミンAが不足した
● 原因不明
● 体についた洗剤や薬剤を舐めた
● 口の中に魚の骨が刺さった
予防策としては、洗剤などは自然派志向のものを使用するようにします。
床を拭くときに、マジックリンなどの化学物質を使用しないようにして、水拭きなどで対応するようにしたほうが安心です。
アロマオイルも猫にとっては良くないと言われています。
こちらで記事にまとめていますので、お役立て頂ければ幸いです。
他には、2~3日に1度ガーゼや猫用の歯ブラシなどでマッサージを行い、歯石がたまらないようにしましょう。
~歯周病~
歯茎に炎症が起こった状態を歯肉炎といいます、そしてこれがひどくなっていくと歯の根本がおかされてしまい、歯を支えている骨も駄目になりますが、これは歯周炎とよばれています。
歯肉炎と歯周炎をまとめて歯周病と呼んでいます。
こうなると、猫の口臭はひどくなりますから、当然猫が臭い状態になります。
ときどき歯をカチカチと鳴らしたり、よだれを垂らしたり、硬いものが食べられなくなって食欲が低下しますので、元気もなくなってしまいます。
歯周病の初期の歯肉炎は、歯茎が赤く腫れ、そのあたりの歯は茶色っぽい歯石でおおわれ歯肉炎が進行すると、歯の周りがえぐれてしまい「歯周ポケット」が出来てしまいます。
刺激に弱くなるのですぐに出血をし、歯の周りは化膿し、歯周ポケットに膿が溜まる場合もあります。
歯周炎になると、歯の周りの細菌が毒素を作るので、猫は中毒症状を起こす場合があります。
炎症を起こした部分から、細菌が侵入し心臓や肝臓、腎臓などまで血流に乗って運ばれてしまい、なんらかの病気を引き起こす場合があります。
原因ですが、次のものが考えられます。
● 歯石や歯垢が多く、このため菌が繁殖した
● 病気で体の免疫力が下がったから
~内蔵関係の疾患(腎臓病など)~
猫が腎不全などになると、口からアンモニア臭などの匂いがするので臭いと感じるようになります。
腎臓は、慢性腎不全や急性腎不全があり、腎臓が突然十分に働かなる状態になります。
最大の猫の死因であると言われていて、原因は分かっていないと言われていますが、ホリスティックに考えると、食べ物、生活環境(除菌のしすぎ)、さらには人間が使っている洗剤やその他の化粧品、薬剤などの影響があるのではと、個人的に国から難病指定されている症状を医者の元へ通わず、自ら学び、運動を取り入れ、食事内容を変えるなどの方法で治してしまった経験から、そう思います。
腸内環境も、悪玉菌と善玉菌、そして日和見菌のバランスが大事だと言われています、きれい好きすぎて、家の中の菌が少なくなっている、バランスが崩れていることなども、猫の健康に関与している可能性はホリスティックに考えると馬鹿に出来ません!
症状を出すということは、必ず原因があるはずです、腎不全などにさせないためにも、家族となった人間も、自分たちの健康だけでなく、猫の健康について学んでいくことが予防としても大事な姿勢であると僭越ながらお伝えしたいと思います。
自らが疾患を発症したことで、病気にならないような生活スタイルをすることが重要であるという面に気付かされた経験から、猫にとっても、病気になる前に対処するという姿勢で対応していますが、人間でも、そう生きていても発症する人もいます。
カクテル効果と専門用語では言うそうですが、例えば、カクテルグラスの中に、さまざまな環境因子が混ぜられて、ひとつひとつは少量なのだけれどそれがどんな変化を起こすか分かりません。
複合することによって、有害性が出てしまうことも考えられますので、ある一定の限界を人間や猫の体が超えてしまったことで、なんらかの病気が発症するという考え方です。
人間の体にはしきい値という、樽の中に水が入っていて、あと数滴入れるとこぼれてしまうというラインがあるのですが、このしきい値まですでに酸化ストレスを溜め込んでいた場合、人間や猫はほんのすこしの感染や化学物質が引き金となり、病気を発症すると言われています。
これは個体差があるので、一律にこうですと言えないので、なかなか難しい面がありますが、人間も自分の体について、猫について学び続け、健康とはなんぞや、健康を保ち続けるためにどうしたらいいのか、模索し続けていくことも大切だと個人的に考えていて、日々こうやって学び続けています。
出来るだけ多角的に、さらに俯瞰するように、重箱の隅をつつくような考え方ではない、ホリスティックに体を考えながら、これらについては学びつづけていますが、健康に関する考え方は、人それぞれです。
急性腎不全では、軽い時は食欲がなくなり、元気がなくなります。
症状が重くなると、尿毒症を発症し、食欲はまったくなくなり、脱水症状を起こし、口の中が乾きますが水を飲もうとしないか、飲んでも吐いてしまい、ひどくなるとけいれんなどを起こします。
慢性腎不全では、猫は大量に水を飲み尿を出します。
これが進むと尿毒症となり、腎臓が萎縮して小さく固くなっていきます。
猫の腎臓は一度壊れると再生しないと言われていますが、先程書いた個人的経験から、なんらかの道はあると考えます。
2017年4月から、ラプロスという猫の腎臓病に使う新薬が販売されましたが、これは残念ながら、腎臓病を治す薬ではなく、進行を抑えるというものです。
これを使用し進行を抑え続けるということは、薬を使い続けるということになりますので、人間の体にも薬を続けて飲むのはすすめられないと個人的学びや経験から考えますので、このあたりについては、家族となった人間がどう対処するかによりけりであり、対応の仕方に関して、これがいいと言い切れるものはないと考えます。
もし仮に、腎臓病の猫がいた場合、個人的にどうするかは、こちらの記事に書いてありますので、お役立て頂ければ幸いです。
~分泌異常~
猫の分泌異常とは次のような病気のことを指します。
● 糖尿病
● 甲状腺機能低下症
御存知の通り、2017年現在、猫の糖尿病は腎不全のように増えているのが現状のようです。
猫の糖尿病は、体をつくっている細胞が糖を取り込めなくなる病気です。
こうなると血液の中の糖の濃度が上がってしまい、体にさまざまな異常が出てきます。
尿に糖が交じるので、このような名前が付けられました。
症状は次のようなものが見られます。
● ひんぱんに尿をする
● よく水を飲む
● 元気がなくなる
● 食欲があり沢山食べるのですがあまり太らない
● 症状が進むと吐いたり下痢を起こし、ひどくなると脱水を起こす
● 食欲も失われていき痩せてくる
● 寝ている時間が多くなって衰弱していく
● 白目や唇の粘膜が黄色くなり黄疸が出る
● 膀胱炎などの感染症を引き起こすこともあります
● 血液の中に「ケトン体」と呼ばれる有害物質が混じった状態のケトアシドーシスが起こると、ただちに治療しなければ昏睡状態になり死んでしまいます
● 脂肪肝の一種の刊リピドーシスという病気を起こしていることもあります
原因は次のようなものがあるといわれています。
● ストレスや肥満
● インスリンの働きを弱めたり、分泌を抑える薬などを投与されている
● 膵臓が炎症を起こした、病気になっている
● 免疫が異常になり、インスリンを出す膵臓の細胞が破壊する
● 親から遺伝する先天的な要因
● 妊娠、発情などが関係している
甲状腺機能低下症は、人間のパセドー氏病と同じで、かつてはまれな病気だったと言われています。
2002年頃は、10頭の猫のうち、なんと1頭がこの病気を発症しているという報告があったのです。
症状は、食欲が旺盛でがっついて食べるのに痩せていき、攻撃的になったり、落ち着きなく動き回る猫もいます。
水を大量に飲んで尿をしたり、吐いたり下痢をしたり、被毛が汚れやすくなり、手足の爪が伸びやすくなり、フケが増える。
この病気に猫がかかると、体温があがりますから、ひんやりとしたところを好むようになります。
さらに進行すると不整脈、心筋症になることもあります。
ココまで進むと、逆に食欲不振となって衰弱をしてしまいます。
原因ですが、1980年ごろから急激に増えていて、はっきりとした理由は分かっていませんが、環境要因が疑われていて、シニア猫に多く見られます。
多くは、左右の甲状腺のどちらかに腫瘍が出来、甲状腺が刺激を受けるので、ホルモン分泌が過剰となり、新陳代謝が活発になりすぎるので、心臓に負担がかかるので、この部位にも異常が出てしまう場合があります。
たいていは良性の腫瘍ですが、まれに悪性のものもあります。
~皮膚病~
猫の皮膚は、表皮と真皮に分かれていて、その下には厚い皮下組織があります。
猫の皮膚は人間よりも薄く、弱アルカリ性で脂や汗を出す汗腺もほとんどありませんから汗をほとんどかきません。
近年、猫の皮膚病は増えていると言われていて、その原因は、ノミやダニ以外に次のものがあります。
● 人間と暮らすことで感じてしまうストレス
● 栄養の偏った食べ物
● 大気汚染
● さまざまな薬
● 太陽光や人工照明
● 家の中で暮らす猫は寒暖の差が激しくないので、適度な刺激がありません、これが原因で被毛の抜け替わりのサイクルが狂う
● 薬を過剰に投与した
● 別の病気を持っていることで、糸状菌が皮膚に感染し増えたから
● 免疫が関係している
● アレルギーを引き起こす成分が入った食事を食べた
~肛門の炎症~
肛門嚢が炎症をおこすことを肛門嚢炎と呼び、さらに炎症が進み、内部が化膿してしまうと、肛門脳膿瘍になります。
こうなると、猫はしきりにお尻を気にして舐めるようになったり、床にこすりつけるような動作を繰り返したりします。
痛みが出てくると、家族に触られるのを嫌がるようになり、食欲不振になり元気もなくなってしまいます。
この炎症が原因で分泌物が出たり膿が出てきたりして、匂いの原因になります。
肛門嚢が炎症を起こすことで、穴がふさがり肛門嚢に分泌物が過剰に溜まり炎症が起こり、さらに細菌感染すると内部が可能してしまうことが原因です。
~猫免疫不全ウィルス感染症~
猫の免疫機能を低下させ、病気にかかりやすくなり、進行すると人間のエイズに症状が似ているので猫エイズウィルスとも呼ばれています。
人間の症状に似てはいますが、別の病気なので、人間に移ったり、人から猫に移ったりすることはなく、急性の感染症ではないので発症しても長生きする猫がいたり、発病しない場合もあります。
原因は主にケンカで噛み合ったりしたときに、唾液から感染します。
2017年5月現在のところ、予防する方法もワクチンもなく、感染したら治療方法もありません。
外に出なければ感染しないので、家猫として暮らしていればこの病気にかかる心配はあないと考えられています。
このウィルスは、猫の体外では不安定なので、室温なら数時間しか感染力がなく、太陽光線や熱で簡単に効力が失われます。
白血病の猫から発見されたので、このような呼び名がついています。
ですが、このウィルスは猫に白血病だけを発症させるものではありません。
これに感染すると、猫エイズウィルスと一緒で、猫はかなり体の免疫力が低下します。
感染してから症状が出るまでは数カ月から数年かかるので、一緒に暮らしている人間が気づかないことも多いのです。
症状は熱が出る、全身のリンパが腫れる、元気がなくなる、白血球が減少するので貧血を起こします。
原因は、猫同士のケンカです、猫白血病ウイルス感染症に感染している猫と直接接触しなければ感染することはありません。
母子感染という経路もあり、妊娠した母猫から生まれた子猫は感染している率が高まります。
ですから、メス猫が感染している場合、妊娠させないようにするのが予防の一つになります。
~歯肉炎~
歯茎が腫れて炎症している状態です。
原因は、歯石や歯垢、口の中で細菌が繁殖することで起こります。
他には、自分の歯に対して免疫反応(自分の歯にアレルギーを起こしている)する場合もあります。
次のような症状が特徴になります。
● 口を触ると起こる
● よだれが出ている
● 食べたいのに食べられない
● 口をくちゃくちゃとさせていて、硬い食べ物が食べられない
~歯槽膿漏~
歯石が溜まり、歯肉部分に菌が入ると歯肉炎に、これがさらに悪化すると歯槽膿漏になります。
歯槽膿漏が進むと歯が抜けたり、炎症で骨が溶けて穴が開いたりしてしまいますので、悪化させないように注意することが大事です。
~外耳炎~
外耳道や外耳道の入り口の周りに、急性、慢性の炎症が起こることですが、猫の外耳の病気で一番多いといわれています。
症状は次のようなものがあります。
● 痒みが有り、耳垢が異常に多い
● 耳垂れが出てくる
● 外耳道が赤くなり充血している
● かゆみのため猫は頻繁に頭を振ったり、後ろ足で耳の付け根をひっかく
● 耳を柱や床にこすりつける
● 症状が進むと痛みが出るので、触られるのを嫌がる
原因は耳垢が溜まって変質してしまい、外耳道の皮膚が刺激を受け、耳垢が湿って湿気を好む細菌に二次感染することや、シャンプーをしたことで、耳の中が湿ってしまい細菌などが増殖することなどです。
耳ダニや耳毛包虫などが寄生して、外耳炎を引き起こす場合もあります。
~トキソプラズマ症~
これは、トキソプラズマという小さな生物が猫に感染することで発症する病気です。
ほとんどの猫は感染しても症状を出しませんが、免疫力がまだ弱い子猫や成猫でも、もともと体質が弱い子などは、感染すると死んでしまう場合があります!
この微生物は羊や豚、ネズミなどの哺乳類、鳥類などにも感染します。
ですから、外に出る猫で狩りをする子は、これらを食べることで感染してしまうことがあります。
しかも、人間に移ることもありますから、公衆衛生での問題となる場合もありますので注意が必要となります。
抵抗力があまりない猫が感染すると、次のような症状が現れる場合があります。
● 血便を伴う下痢、発熱
● 咳や呼吸困難
● 子猫が感染した場合すぐに症状が現れず、数カ月から数年経ってから慢性化して症状を発症することもあります
● 大人になって感染しても慢性症状を出す場合もあります
トキソプラズマ症の慢性症状の一つは、長期間続く下痢です。
中枢神経に障害が起こり、猫は運動失調を起こす場合があり、まっすぐ歩けなくなったりふらついたり、おなじところをぐるぐる廻ることがあります。
他には、目に虹彩炎(こうさいえん)を起こしたり、目が濁ったようになることもあります
虹彩炎とは、虹彩や眼球をおおっている脈結膜の炎症になります。
虹彩とは、眼球の全面や瞳のまわりにある円盤状の膜で、収縮して瞳の大きさを変えていき、網膜に達する光の量の調整をします。
トキソプラズマは抵抗力のない猫に感染すると、特に腸の中でさかんに増殖をし、血便を引き起こすこともあります。
さらに、脳や肝臓、筋肉に侵入する場合もあります。
予防のためのワクチンはありませんので、出来る限り猫がトキソプラズマに接触しないようにするしかありません。
猫はトキソプラズマの本来の宿主(終宿主)、人間は中間宿主なので感染しないように注意が必要です!
ただ、人間がこれに感染しても、症状が現れることは稀で、妊婦は流産したり、生まれてきた胎児に障害が起こる可能性が指摘されているので十分注意しましょう。
~クリプトコッカス症~
カビの仲間であるクリプトコッカスに感染することで発症する病気になります。
人間や犬、その他の動物にも感染します。
これまで分かっていることは、この病原体は感染した鳥の糞などに入って様々な場所に運ばれるのではないかということです。
また、風によって撒き散らされたり、空気中に浮遊しています。
人間や猫はこれらを吸い込むことで感染してしまうようですが、少量のクリプトコッカスを吸い込んだくらいでは発症はしません。
猫は、白血病ウィルス感染症や、猫エイズウィルス、その他の病気に感染しているときに症状が出る場合があります。
それでは、どんな症状が現れるのか見ていきましょう!
● 鼻が腫れる
● 皮膚にしこりが出来る
● 鼻腔の病変
● くしゃみ、鼻水
● 鼻腔からピンク色の腫瘤が突き出てくる場合があります
● 慢性化すると、猫は食欲がなくなり、しだいに痩せてきます
● 頭部、その周りが皮膚病になったり、数ミリ~数センチの大きな硬いしこりが出来ることもあり、このしこりがジュクジュクしてくる場合があります
● まれな症状に、目が濁ったり、内部が出血する場合があります
● 中枢神経がおかされてしまい、運動失調を起こす場合もあります
この菌の病原性はそれほど高くないので、健康な猫が発症することはほとんどありません。
ですが、猫エイズやその他の病気を持っている場合、免疫力が弱っているので重い症状を出す場合があります
再度書きますが、基本的猫は匂いません、特に家猫として清潔に暮らしているのならなおさらですが、病気や怪我で傷口からなんらかの分泌物が出ているなどの症状がないかぎり、きれい好きな生き物ですから臭うことはないのです。
子供の頃から猫の多頭飼いをしてきた家族の証言でも、臭い猫なんていなかったそうです。
ただ、腎機能の低下によって口が臭うことが多く、他にはやはり口腔内のトラブルなどが考えられます。
もし、猫が臭いと感じたら、念のためどうぶつ病院で、口腔内のトラブルを抱えていたり、腎臓などの内臓系になんらかの疾患がないかどうか原因を調べてもらうと安心です!
猫が臭い原因
猫が臭い原因は病気が関係していることだけでなく、例えば下痢になってしまっている子が、トイレで便をお尻付近につけたままにしていた場合も、なんか猫が臭いという原因になってしまいます。
他には、オス猫が去勢手術をしていないため、スプレー行為をすることで、臭いと感じられる場合もあります。
個人的にはトイレ掃除はこまめに行なっていて、トイレ自体も3日に1度は猫砂を全部出して丸洗いをし、清潔にするように心がけていますが、そうしていない家庭だと、トイレがら匂いが立ち込めてきて、家の中が臭いという状態になりますので、トイレの掃除はこまめにしてあげてください。
猫はきれい好きな生き物なので、トイレが汚いと、そこで排便や排尿をするのを嫌がって、別のところでしてしまい、家族がそれに気づかないでいると、家の中や猫にそれらがついてしまい、臭いという状態になってしまうこともありますので注意してあげてください!
個人的経験ですが、昔一緒に暮らしていたヒマラヤンという種類のオス猫が、外で野良猫と大げんかをしてしまい、大怪我を負って戻ってきたことがありますが、そのときの怪我が原因で半身不随になりかけ、その傷が膿んで非常に臭い状態だったこともありますので、怪我が原因となる場合もありますので、臭いなと感じた時、体をよく調べて、怪我をしていないかどうかもチェックしましょう!
このときの話は、こちらで記事にまとめていますので、何かにお役立て頂ければ幸いです。
キャットフードの質が悪いことが原因となって、体臭が強くなることもあるようです!
やはり人間と同じ哺乳類ですから、食べているものの質に問題があると腸内環境のバランスが崩れてしまい、悪玉菌が増えてしまえば、体臭に影響するのは当然です。
人間も食事の内容があまり感心できない状態である人ほど、加齢臭などもしやすくなると言われていますので、猫が臭いなと思ったときに、自分が与えているキャットフードの質はどうなんだろうと、パッケージを見て調べてみてください。
猫の顔が臭いときは?
猫の顔が臭い場合はどんなことが理由になっているのでしょうか?
これは、先程書いた口腔内のトラブルを抱えていることや、腎臓が弱っていることで口が臭くなっていること、耳に何らかのトラブルがある、さらに顔に排便したものや排尿などがなんらかの理由でついてしまったという理由が考えられます。
対策はあるの?
対策はすでに書いたとおり、病気が関係している可能性がありますので、まずは獣医に診てもらい、なんらかの原因がないのか調べてもらったり、怪我をしていないか調べ、もししていた場合は治してもらいましょう。
なんらかの排泄物などがついている可能性がある場合、とりあえずシャンプーをしてそれで匂いが取れないかどうか調べてみましょう。
サプリメントは効くのか?
ここからは、猫が臭い、サプリメントかなにかないのかなと思っている方へ、2017年現在販売されている猫や犬の臭いニオイを消臭するというサプリメントをご紹介していきます!
サプリメントの名前は「抱っこMeDE+」になります。
販売元は株式会社エー・ジー・ジェイで、製造元はキトサン食品工業株式会社になります。
こちらのサプリメントの特徴をまずはご紹介していきます。
まず、原材料は次のものが入っています!
● DHAパウダー
● モリンガ
● 結晶セルロース
● 還元麦芽糖水飴
● タウリン
● 二酸化ケイ素
● ステアリン酸カルシウム
● シャンピニオンエキス末
それでは、原材料を見ていきましょう!
DHAパウダーは、魚のエキスをパウダーにしたもので、人間向けにも販売されています。
ドコサヘキサエン酸とも呼ばれているDHAは、青魚の油に多く含まれている不飽和脂肪酸と呼ばれる栄養素です。
これが体内に不足すると、血液がどろどろになり血管関連の病気、中性脂肪の蓄積、脳神経の衰えなどから、様々な病気になってしまう可能性があります。
体内血管をサラサラにするので、人間用のサプリメントとしても使われています。
魚が苦手な人もいます、アメリカ人は青魚の臭みが苦手な人が多いと言われていて、DHAなどが含まれているサプリメントは大人気なんだとか!
モリンガは、2017年現在世界中が注目しているスーパーフードの一つで、生命力がとても強い、全く無駄の無い植物だと言われていて、葉、幹、根、枝、花、種すべてが使える海外では次のように言われています!
● マルンガイ(母親の友)
● メディスンボックスツリー(薬箱の木)
● ツリーフォーライフ(生命の木)
● ミラクルツリー(奇跡の木)
成長がとても早く、これまでに発見された、10万種の食べられる植物の中で、トップランクの栄養素を含んでいます!
たっぷりの栄養素を持っているだけでなく、含まれている栄養郡のバランスも理想的だといわれています。
ビタミンは13種類、ミネラルは7種類、アミノ酸は18種類で、この中には必須アミノ酸(人の体の中で作られないので必ず食べ物から摂取しなければならないアミノ酸)は8種類はいっています。
人の体の必須アミノ酸の数は9種類です、猫は11種類あります。
猫が必要な必須アミノ酸は次のものになります。
● アルギニン
● ヒスチジン
● ロイシン
● イソロイシン
● パリン
● リジン
● メチオニン
● フェニルアラニン
● スレオニン
● トリプトファン
● タウリン
ちなみに犬はタウリン以外の10種類が必須アミノ酸になります!
そして、モリンガに入っている必須アミノ酸は、青色で書いているものになります。
栄養は90種類含まれていると言われていて、ビタミン類、抗酸化物質、さらにはたんぱく質などもたっぷりと含まれています。
モリンガは、人や動物などの生き物には栄養を、環境には空気や水を浄化するという働きをする、他のために存在すると言っても過言ではない事実がどんどん明らかになっています!
有名なインドの医学書であるアーユルベーダには、「モリンガは特別な植物で、その使い道は実に多くある」と書かれているほど、多様な仕事をする植物として知られています。
3m弱の細い木ですが、1年以内に立派に育つのです!
どんな荒れ地でもモリンガは成長しますので、非常に生命力の強い植物なのです。
日本では、九州や沖縄の一部で栽培されていて、原産は北インドです。
フィリピンやアフリカなどの亜熱帯地方にも自生しています。
高い抗酸化作用があり免疫力を高め、血糖値も下げてくれ、抗アレルギー作用があります。
ですから、内臓機能の衰えや病気などが原因となって猫が臭い状態になっている場合、このモリンガがの免疫力アップのちからが作用することで、それらの症状が緩和したり、徐々に改善する可能性が考えられます(内臓疾患から出るにおいの場合、時間がかかる可能性が高いとは思いますが・・・)。
結晶セルロースは、樹木や綿実から取れる、パルプの非結晶部分を取り除いて、純粋な結晶部分だけを採取して、これを精製した物質です!
これが体内に入ると、コレステロールを吸着して、体外に排出する作用がありますので、デトックス作用があります。
他には、糖質の一種なのに吸収されないので、ダイエットサプリメントの中に入っていたりします!
腸内にいる有害物質も吸着して排出しますから、体臭などで困っているという人は、猫や犬の腸内環境を整えるのに一役買ってくれます!
これらの理由から、モリンガには消臭作用があると認められています!
結晶セルロースには次の作用があります。
● 消化器系の病気予防
● 便秘解消
● 肥満の改善
還元麦芽糖水飴とは、殿粉(でんぷん)を触媒として使って水素添加するという形で合成された甘味料です。
安全性に関してきっぱりと大丈夫だと言いきれない面があるといわれています、日本では食品添加物ではなく食品扱いをされています。
きっぱりと安全であると言いきれない理由は、原材料がどこのもので、原産国などが特定出来ない、オーガニックではないからだと言われています。
会社に問い合わせをしたところ、澱粉の原料はタピオカで、オーガニックであるとは言い切れないという答えが戻ってきましたので、気にされる方は参考になさってください。
ちなみに、近年会社側も慎重になっているのか、問い合わせをしても、すぐに答えをくれるわけではなく、こちらの名前や情報も出さなければならない状態であります。
個人的には当然の話しだと思います。
タウリンは、先程書いた猫の必須アミノ酸の一つで、不足すると心筋症や網膜萎縮症になり失明する恐れがある栄養素です。
タウリンは過剰摂取しても体外へ排出しますからか心配はありませんが、あなたが与えているキャットフードにタウリンが入っている場合、このサプリメントでさらに与え、もしタウリン入りのおやつなどを与えてしまうと、猫が尿路結石になってしまう可能性が高まりますので注意が必要です!
二酸化ケイ素とは、シリカゲルとも呼ばれている食品添加物で、サプリメントの錠剤などの割れや有効成分の保護のためのコーティングや飲みやすくするために入れています。
体に悪影響はなく、飲んでも便とともに排出されるといわれています。
ステアリン酸カルシウムは、ステアリン酸Caとパルチミン酸Caを主成分とする高級脂肪酸のカルシウムの塩の混合物です。
乳化剤の役割があり、混ざりにくいものを混ぜ合わせるために作られています!
日本では長い間医療添加物として使用されてきて比較的安全で、これに関して問題があったという報告は今のところありません。
シャンピニオンエキス末は、フランス語できのこ類全般のことをこう呼んでいて、日本ではマッシュルームとして親しまれています。
整腸作用が高いので、腸内環境が悪化したことで口臭が発生している場合、有益な働きをするといわれています!
カリウムも多く含まれているので、高血圧予防などにもなります!
シャンピニオンエキスの消臭効果は1987年に発表されましたが、免疫増強は、猫に多い腎不全を抑制する働きもあります。
こうやって見ていくと、サプリメントとは、作り手がよく学んで研究し作られているんだなと、記事をまとめながらそう感じました。
そして、もし、あなたが普段から与えているキャットフードの質が、それほど高くないのなら、サプリメントに頼る前に、まずは食生活の改善をし、猫の病気及び体臭の改善をしていくことが、僭越ながら個人的には先かなと考えますが、なにをどう選ぶかは人それぞれです。
そして、このサプリメントは消臭作用が高い原材料が入っているだけでなく、モリンガなど、高い栄養が摂取できる原材料も使われていて、栄養が不足して皮膚病になったり病気になった猫の臭い匂いなどにも作用がすると考えられますが、ひとつの栄養素だけでどうにかなるというわけではないと考えられますから、あくまでも可能性を考えることは出来るのかなと考えますが、あなたはどう思いますか?
人間と同じで、やはり普段から食べているものなどが、病気や匂いなどに関係しますから、シンプルに考えると、必要な栄養や消臭作用のある原材料が入っていることなどが、気になる猫や犬の匂いを消していくと考えられるサプリメントになります。
このサプリメントが、猫や犬の臭いニオイに作用する可能性がある理由をまとめていきましょう。
● DHAが病気が関係して匂いが出ている状態の犬や猫の体に作用する
● モリンガが体調不良で匂いが出ている場合、これらの状態を改善する
● モリンガ足りない栄養素を補うことで、健康を保ってくれることで臭い匂いが消えていく
● モリンガの持つ腸内環境を整える作用が、これが悪化していることで口臭や体臭を出している猫や犬に消臭作用を起こす
● 結晶セルロースが、腸内にある有害物質などを排泄する
● 猫にとって非常に大切な栄養素であるタウリンが入っていることで、健康増進をすることで、もともと臭うことがない猫から、なんらかの不具合が消えていく
● シャンピニオンエキスが、腸内環境を整え、口臭などの予防をし、免疫をあげ、腎不全などを抑制してくれる
僭越ながら個人的に考えることは、もしあなたが普段から猫に与えているキャットフードの質があまり良くないものであるのなら、毎月サプリメントにかける金額をキャットフードにかけてあげて、質の高いキャットフードを与えるようにしたり、高タンパクな鶏肉や魚などをキャットフードにトッピングして、栄養価を高めることで健康増進をし、臭い匂いが変化しないか見ていくという方法もあると思います。
他には、キャットフードの質はそれほど悪くないけど臭う、モリガンの栄養が気になるといった考えがあるのなら、これらのサプリメントを使用してみるのも考えの一つであると考えられますが、何をどう選ぶかは、愛猫と暮らしているあなたの考えが大事であると考えますが、それが猫にとっていいものかどうかは、問いかけ直すことも大事な意識改革だとは、僭越ながら表現させていただきますけれど、バランスが大事です!
このようなサプリメントもありますよという情報のシェアだけしておきます!
あなたの愛猫に、お役立て頂けましたら幸いです。
今回は、猫が臭いの病気なのか?原因はどんなもので、対策はどうしたらいいのかといった情報をまとめてシェアしました!