猫にカニ缶を与えても大丈夫なのでしょうか?
1 猫にカニを与えても大丈夫なの?
2 猫にカニ缶を与えても大丈夫?
3 カニ缶の添加物について
猫缶の中に、カニを使っているものもありますが、人間用のカニ缶を与えても大丈夫なのかどうかといった情報をシェアしていきましょう!
猫にカニを与えても大丈夫なの?
そもそも、猫にカニを与えても大丈夫なのかどうか調べていきましょう!
生のカニを与えるのは危険なので辞めたほうが良いということです。
猫はエネルギー代謝をするときにビタミンB1を使っていますが、生のカニは猫の体内でこの栄養素を破壊してしまいます。
ですから、生の状態で与えるのは猫にとっては大変危険が伴うので辞めたほうが良いという話になります。
ビタミンB1が猫の体内で不足すると、次のような症状を出してしまいます!
○ 食欲不振
○ 嘔吐
○ 神経障害
○ 神経困難
○ 発育が悪くなる
○ 痩せていく
○ ひどい場合死にいたる
○ ふらつき
○ 起立困難
○ 痙攣
生のカニには、ビタミンB1を破壊してしまうチアミナーゼという成分があるのです。
これを猫が食べれば食べるほどビタミンB1を壊してしまうので、生きるために必要なエネルギー合成ができなくなります。
ただ、チアミナーゼは熱に弱いので加熱したカニなら、少量を猫に与えても大丈夫ですが、積極的に食べさせないほうが安心です!
猫にカニ缶を与えても大丈夫?
すでにご説明したとおり、生のカニではなければ加熱してあれば少量食べさせることは出来ます。
カニ缶は高温で殺菌をしてあるので、チアミナーゼは破壊されているので猫に少量与えることは問題ないと考えられますが、積極的に与える必要はありません。
カニ缶の中には、添加物が入っているものがありますので、これは与えるのを避けたほうが良いなと個人的には考えます。
その情報に関しては、後ほどご紹介していきます。
添加物が入っていないカニ缶はたべても心配はありませんが、常食させるようなことはしないほうが安心です!
ちなみに、猫缶のアボ・ダームキャットセレクトカットツナ&カニ缶というウェットフードがあります!
85gで一個224円で販売されていますので、もし猫にカニ缶を与えたいと考えた場合、こちらは猫用に加工されているのでより安心して与えてあげられると考えられます!
・・・ですが何度も書いているように、猫が野生で生きている場合カニを食べることはほぼないと考えると必要性という面から考えても、あまりたべないと思ったほうが分かりやすくなりますね!
ということで、結論としては猫にカニ缶を与えて大丈夫かという質問があった場合、たべさせても良いけれ、積極的に口にさせる必要はないということになります。
※ サワガニなどに猫パンチする猫もいますので、野良で食べる子もいる可能性はありますね!
カニ缶の添加物について
例えば、日本水産株式会社から販売されている紅ずわいがにというカニ缶には、次の添加物が入っています!
増粘剤(加工でん粉・キサンタンガム)、ソルビトール、調味料(アミノ酸・リン酸塩)、酸化防止剤(亜硫酸塩)。
ソルビトールはブドウ糖を還元してできる糖アルコールで、過剰摂取しなければ危険はないと言われていますが、過剰摂取するのは好ましくないと言われています。
ただ、細胞内に溜まりやすいので、糖尿病などがある人などには合併症のリスクがあると言われていますので、人間よりも体の小さい猫が常食したり、しょっちゅう与えるのは危険があると個人的に判断しますが、あなたはどう思いますか?
亜硫酸塩は、ワインの酸化防止剤としてや、ハムやベーコンなどの加工肉などに入っているのでよく目にする人もいるかと思います!
他にはドライフルーツの漂白剤として使用されています。
人体に影響のない量を国が決めて入れているので、基本的には影響しないと考えられていますが、これが入っているカニ缶を猫に与え続けるとどうなるかというデータはないようです。
そして、人間がこれを摂取することで中にはアレルギーを引き起こしたり、喘息の患者がアレルギーを引き起こす、胃腸や肝臓に負担をかける場合もあるのです。
なので、微量であっても人体にまったく影響がないとは言い切れないという面も考慮に入れて、こういった添加物入りのものを与えるかどうかご自身で調べて考えて選択されてください。
ちなみに、我が家では与えません!
今回は、猫にカニ缶を与えても大丈夫なのかといった情報をシェアしていきました!