猫の黄色脂肪症(イエローファット)の症状、原因、治療法は?
猫が黄色脂肪症のイエローファットになる原因や、どんな症状が出るのか?治療法についてまとめていきます!
1 猫の黄色脂肪症とは?
2 黄色脂肪症のイエローファットになる原因や症状は?
3 黄色脂肪症の治療法
4 黄色脂肪症のイエローファットの予防法は?
猫に起こる病気で、黄色脂肪症(イエローファット)とはどんな病気なのでしょうか?
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猫の黄色脂肪症とは?
猫が発症する黄色脂肪症、イエローファットは、栄養の偏りで発症する病気になります。
腹部や胸部にたまってしまった皮下脂肪が酸化してしまい、炎症を起こしている状態です。
脂肪は本来、綺麗な白い色をしたものになりますが、この病気になると、黄色く変色をするので黄色脂肪症、イエローファットと呼ばれています!
近年では、栄養の偏りで起こるこの病気は減っています、その理由はやはり、多くの人間が、猫の栄養に気を配るようになったことと、キャットフードの質が高まっていることなどがあげられるようです!
脂肪組織が炎症することで発症するため、汎脂肪組織炎(はんしぼうそしきえん)とも呼ばれています。
日本人の感覚では、どうしても、猫=魚という理解があるため、例えば野良猫などに、漁師が魚を毎日与えている場合、このイエローファット、黄色脂肪症に猫がなりやすいと言われています。
後ほど原因について見ていきますが、簡単に書けば、ほとんどが青魚の食べ過ぎだと言われています!
世界中で見ると、確かに野良猫に魚を毎日与えている人たちがいます。
ここは、個人的に疑問があります。
岩合光昭さんの世界ネコ歩きを見ると、世界中の猫が、漁師から魚を貰って生きているので、すべての猫がこうなるとは限らないのかなと、ちょっと考えてしまい、もしかしたら、漁師が与えている魚は、青魚ばかりとは限らないという面が、イエローファット=黄色脂肪症になるかならないかに影響があるのかは、データなどがないため、いまいち分かりにくいと感じてしまいます!
黄色脂肪症のイエローファットになる原因や症状は?
それでは、黄色脂肪症=イエローファットになる原因についてまとめていきます!
すでに書いたように、ほとんどは青魚(まぐろ、かつお、あじ、さば、ぶり、さんま、いわし)を、猫が食べ過ぎていいることが原因であると言われていて、この食材に含まれる不飽和脂肪酸という成分が、猫の脂肪を酸化させ、体内で炎症を起こすと考えられています!
魚名 | 100g中の不飽和脂肪酸量 |
---|---|
マグロ赤身 | 0.1~0.5mg |
かつお | 0.2~1.8mg |
あじ | 1~1.7mg |
さば | 2~5mg |
いわし | 2~4mg |
さんま | 4~4.5mg |
ぶり | 4~4.5mg |
*マグロの脂肪(トロ)の部分はもっと多いので危険な部位になります、このデータは
魚の取れる時期や部位によって数字に誤差がでます、旬の時期のサバやサンマは与えすぎ注意ですね!
不飽和脂肪酸とは、脂質の構成成分の脂肪酸の一つで、健康に良く、体内に脂肪としてつきにくい脂質ですが、酸化しやすいのが特徴です!
この、猫のイエローファット=黄色脂肪症を引き起こす原因でもある不飽和脂肪酸は、、必ず猫の体内で悪い影響を及ぼすものではなく、がんを抑制したり、記憶力を増強するなどの影響も与えてくれる脂肪になります!
少量であれば、猫の体にとっては有益な働きをすることが分かっています!
ですから、我が家も手作り猫ごはんを与える時などは、青魚は週に2日以上は与えないように気を配っています。
全体として、栄誉バランスが取れていれば、黄色脂肪症であるイエローファットになることはないと考えられますので、偏りない食事を与えるように気を配ることが大事なポイントなります!
ですから、猫の家族となった人間が、猫は魚という思い込みで、毎日のように青魚を与えたり、猫の主食は魚と思い込んで行動しない限り、不飽和脂肪酸を過剰に摂取することはないと考えられます。
猫が黄色脂肪症のイエローファットを発症した時には、次のような症状が出てきます!
● 2本の後ろ足の腹部あたりに、脂肪の固いしこりが出来る
● このしこりが徐々に胸のほうへ広がる
● しこりが痛みや熱を持つので、猫は突っ立ったようなおかしな歩き方をする
● しこりがあるところを触られるのを嫌がる
● 元気がなくなる
● 食欲がなくなる
食欲がなくなるほど黄色脂肪症のイエローファットが進んでしまうと、しこりの部分が熱を持つこともあります!
これらの症状がなくても、例えば避妊手術などをしたときに、偶然黄色脂肪症が見つかる場合もあります。
黄色脂肪症の治療法
黄色脂肪症のイエローファットの治療法は、脂肪の酸化を抑えるためにビタミンEを飲ませたり、これを食事に混ぜたりします。
キャットフードを見ると分かりますが、魚を使ったフードにビタミンEが添加されていますが、これを防ぐために入っているのです。
患部の炎症を抑えるためには、抗炎症薬(消炎剤)を処方します。
猫が黄色脂肪症のイエローファットを発症して、発熱したり、脱水症状を起こしている場合は、それぞれの症状を抑える治療を行います!
黄色脂肪症のイエローファットの予防法は?
それではここからは、黄色脂肪症のイエローファットの予防法についてご紹介していきます!
すでに書いているように、ビタミンEは脂肪の酸化を抑えることが分かっていますので、これを普段から多く与えたり、青魚を与えるときに一緒に猫がビタミンEを摂取すれば、黄色脂肪症のイエローファットは予防することが出来ます!
手作り猫ごはんを与える場合は、ビタミンEが含まれてるオイルを加えればOKです!
ビタミンEが豊富なオイルは、米ぬか油、ひまわり&大豆油、綿実油、紅花油などがあります!
鶏肉や牛肉にはビタミンEが豊富に含まれていますので、猫は魚という思い込みを持っている方は、この考えを変えていき、青魚を与える頻度を抑え、鶏肉などを与えるようにしてバランスを取ってあげてください!
キャットフードにどんな食材が使われているのかにも気を配り、青魚を使っているものと、肉を使っているもの両方を用意して、食べさせる頻度についても配慮して与えるようにします。
ただ、ビタミンEを猫が過剰摂取した場合、他の問題が出てくることもありますので、バランスを考えて与えてあげましょう!
人間と同じで、偏った食生活は、猫にとっても病気の原因になり、様々な症状を発症させることになりかねません。
治療法はありますが、出来れば発症させないように、人間側も猫の体について学び、どんな食べ物を与えれば、健康でいらえれるのかを理解して、仲良く一緒に暮らしていってください!
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猫の黄色脂肪症、イエローファットの原因や症状、治療法、さらに予防法についてまとめていきました!