猫吸いとは?危険?病気になるの?

猫吸いとは?危険?病気になるの?

1 猫吸いとは?

2 猫吸いは危険、病気になるの?

 

タレントのしょこたんこと中川翔子や、ミュージシャンの坂本美雨などが人前で行っている猫吸い、一体これはどんなものなのか、ちょっとまじめに検証していきたいと思います。

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病気などの危険があるのでしょうか?

猫吸いとは?

まずは、猫吸いという状態が一体どんなものなのかをおさらいしておきましょう。

この猫吸いという言葉が広まったのは、坂本美雨が「猫の吸い方」という本を出版したことからでもありました。

 

ネコの吸い方

ネコの吸い方

 

 

猫の体を吸うという行為を、テレビや写真などで披露したことで、自分たちもやっているという愛猫家の人たちからの賛同などが集まってきて、盛り上がりを見せてきたという流れのようです!

元々、この猫の吸い方という書籍を発売する3年ほど前に、坂本美雨が自分のツイッターで、「猫はお吸い物です」とつぶやいたところ、ものすごい反応があったといいます。

これをきっかけに、自称「猫吸い」と語るようになり、その頃に、一緒に暮らしている愛猫のサバ美の本を出版しませんかという話がやってきて、「猫の吸い方」というフォトエッセイが出来上がったのです!

ツイッターで猫をお吸い物と表現した後から、テレビなどで、猫とのコミュニケーションの取り方について、ぬいぐるみを使いながら実演などを行ったところ、猫好きの共演者も顔をこわばらせるほど驚いたといいますが、彼女の猫の可愛がり方が独特だったのですが、実はこの番組放送終了後には、「普通にこれやるよね」といった共感の声が数多く寄せられたといいます!

これは、普段あまりテレビ出演をしない坂本美雨が、2013年6月20日に放送された「アウト&デラックス」というバラエティー番組に出演したときの貴重な話のようです。

坂本美雨の行う猫吸いは、次のような手順で行われます!

真面目に猫吸いについてまとめている自分にちょっと笑えますが、どうぞお付き合いください(笑)。

まず、仰向けになった猫がお腹を見せると、前足を抱くようにしながら、胸から足のあたりに顔をうずめて口をつけ、猫吸いを行うのです!

猫好きにとっては普通のことのようですが、一般人的には、どうやらアウトの状況のようで、番組放送後、物議を醸したようです。

この猫吸いを広めた坂本美雨は、自らを猫吸い妖怪だと自認していて、エッセイ本では、この行為は、猫に対する愛情の交歓行為であると綴っているようです!

そう、猫を愛するがゆえに、人間の言葉を話さないけれど、この愛すべき生き物と一体化したいという切ない願いを見える形にしたのが、猫吸いという喜びを交換しあう行為であるというのです!

愛猫家には、このような行為を普段から普通に行う人も、一般的にかなりいると考えられているようです。

そもそも、家の中で一緒に暮らすことが多い猫好きにとって、猫吸いは、普通の感覚でもあるようですが、猫と暮らしていない人がそのような行為を見ることは滅多にないので、テレビで坂本美雨が猫吸いを行ったことが、かなり衝撃的だったようです!

その後、2014年12月26日に放送された「モーニングバード」という番組に、今度は本家本元のサバ美と共に登場し、同じく猫吸いを、本物相手に披露したのです。

猫好きは、どうやら毎日これを行っている人もいるようです。

ただ、かなり引き気味でその姿を眺めている視聴者もいたようですが、こればかりは、人がどう思うかはそれぞれです!

このような経緯で、日本に静かに、だけど猫好きの間では瞬く間に、猫吸いという言葉が広まり、自分も私も俺もやってるニャンという感じで、共感する声が上がってきているそうです!

ただ、猫が大好きなんだけれど、自分の家の猫に、猫吸いをしようとすると逃げられるとか、嫌がられるとか、猫アレルギーがあってやりたくても出来ないという方もいて、いろんな意見が飛び交ったようです!

我が家の家族も、猫はいいにおいがするので、ついつい猫吸いをしてしまい、愛猫に時々嫌がられていますが、それでも辞めないので笑ってしまいます。

坂本美雨は、結婚する前まで、サバ美と自分の境目がわからなくなるほど、猫好きだったといいますが、夫が出来て、ようやくサバ美を猫吸いしながらも、猫なんだと認識することが出来るようになったと語っているほど、猫が幼少時代から大好きなんだそうです!

これが猫吸いというものです!

猫吸いは危険、病気になるの?

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実は猫吸いは危険であると言われています。

ええええええええええええ!?

そう、中毒性があるのです、それは一体どんな?

もちろん、猫が好きすぎて、一度やったらハマってしまい、辞められなくなるというものです!

さらに、猫側にとっても危険なのです!?

ええええええええええ!?なんで?

意外と猫吸いされた家猫は、「ぶす」っとした顔をして、嫌がっていると言われている猫が多いようです。

猫にとってはいい迷惑である場合もあり、あまり好まれない行為である場合もあり、猫によっては猫吸いをされることを喜ぶ子もいて、反応はマチマチであるようです。

ちなみに我が家の黒猫モモは、それほど嫌がる素振りは見せませんが、だからといって、好んでいるかというと、シラーッとしている感じです(笑)。

個人的には、あまり猫吸いをしませんが、家族は時々やっています・・・!

そんな笑い話は置いておいて、実際に猫吸いは人間の体にとって危険があり、病気になる可能性があるのかどうかといった、きちんとした情報をまとめていきましょう!

猫から人間に感染する病気などがありますので、猫吸いは危険か?

病気になる可能性があるのかというシンプルな問いかけに対しては、イエスという答えになります。

では、猫吸いはどんな病気の危険があるのか見ていきましょう!

● 寄生虫        ● 真菌グループ

● エキノコックス症   ● カプノサイトファーガ・カニモルサス症

● 狂犬病        ● エルシニア症

● 疥癬症        ● サルモネラ

● カンピロバクター症  ● 猫ひっかき病

● パスツレラ症      ● 結核  

● 皮膚糸状菌症         

意外と猫から人間に感染する危険のある病気が、数多くあるようですが、逆に人間から猫へ感染する危険のある病気は、理論的にあると言われていますが、現実的には問題にならないと獣医も話しています!

それでは、猫吸いなどを行うことで、人間に伝染る病気の危険があるこれらの症状などについて詳しくみていきます!

まずは寄生虫グループから見ていきましょう!

人間に伝染る危険のあるものをずらりとご紹介します!

● トキソプラズマ症    ● クリプトスポリジウム

● トキソカラ症(回虫症) ● Q熱

● ノミアレルギー症    ● ツメダニ症

トキソプラズマは、トキソプラズマ・ゴンディーという名前が付けられた原虫が原因で起こる、この愛すべき生き物にとって関係の深い虫でもあります。

猫の糞に含まれているトキソプラズマが、猫吸いをすることによって、人間の口に入ったりした場合、病気の危険が出てきます!

多くは無症状なのですが、たまに人間が発熱をしたり、倦怠感を感じたり、リンパが腫れるといった症状を出す場合があります!

目に出ると、視力障害、眼が痛いといった症状が出てしまい、妊婦が感染した場合、流産したり、先天的な障害を持った子供が生まれる危険もあります。

ちなみに、これに感染した猫は、無症状なんだとか!

トキソカラ症は、白いミミズのような回虫が原因になります!

猫の糞便やお尻についていることがあり、寄生虫自体は、動物の種類を超えて寄生することはめったにないと言われているのですが、宿主以外の生き物に迷い込むこともあり、人間にとって危険な病気を引き起こす可能性もあります!

こちらも、猫が感染した場合は、ほとんどが無症状ですが、子猫が感染した場合は、体重減少、下痢、嘔吐、お腹が異常に膨らむといった症状が出る子もいます。

人間が猫吸いを含め、なんらかの原因でこの回虫が人間の内蔵などに入り込んだ場合、次のような病気の危険があります。

風邪のような症状で、発熱、倦怠感、咳、食欲不振、さらに脳に入り込むと癲癇を起こしたり、眼だと視力が低下したり、ぶどう膜炎を起こしたり、飛蚊症などが起こったりします。

クリプトスポリジウムは、クリプトスポリジウム・パルバムという原虫が原因です。

猫から人間に感染するルートは、こちらも糞などがなんらかの原因で口に入ったことなどです。

人間がこの原虫に感染すると、4~7日ほど経って、腹痛を伴う、激しい水下痢をし、発熱、吐き気、嘔吐などが起こります。

猫は無症状です。

Q熱は、コクシエラ・バーネッティが原因の病原体になります!

変わった名前ですが、オーストラリアで原因不明の発熱が蓄場で流行したときに、「不明(Query)熱」と呼ばれたことに由来しているそうです。

猫は無症状ですが、人がこれに感染すると、高熱を出し、悪寒、頭痛などのインフルエンザに似た症状を出し、肝炎や肺炎、心内膜炎などを引き起こす場合もあります。

ノミアレルギー症は、猫に接触したり、被毛から落ちてきたノミが伝染ることで感染してしまいます。

症状は、皮膚が赤くなり、強いかゆみが出てきます!

ツメダニ症は、ノミアレルギーと同じで、強い痒みが出て発疹が現れます

エキノコックスは、キタキツネが主な感染源で、猫がこれに感染するのは、ネズミを捕食して食べた場合ですので、家猫でネズミなどを捕まえて食べることがない猫は、特に心配ないと考えられます。

これ、人間に感染すると危険な病気となるもので、5~20年のタイムラグを経て、肝臓などに重大な障害を起こす可能性を持っています。

人間がこれに感染すると、次のような症状が現れます!

臓器によって違いがあり、肺だと咳や血痰、胸痛、肝臓だと黄疸、皮膚の痒みや腹水、猫は無症状か、下痢を起こす程度です。

狂犬病は、感染した哺乳類はほぼ100%亡くなりますから、大変危険な病気になります。

猫から人間への狂犬病の感染は、日本では1957年に報告されて以来ありません。

ラブドウイルス科リッサウイルス属の、狂犬病のウイルスになります。

このウイルスは、感染した動物のなどの唾液に含まれているので、噛まれたり、眼や口などの粘膜を舐められたことで感染してしまいます。

感染してから発症するまでが長く、次のような症状が現れてきます。

まずは痛みや発熱、不安感などが出てきて、興奮してきて精神錯乱を引き起こし、最後は全身が麻痺して亡くなってしまいます。

特徴的な症状に、水を見ると怖がる「恐水症」という症状が見られます。

猫が感染すると、人間と同じ症状になります。

疥癬症は、ダニが寄生することで起こる皮膚の感染症になります。

猫に触れたり、猫が使っているタオルやゲージを触ったことなどで感染してしまいます。

人がこれに感染すると、アレルギーのような症状を出し、発疹なども出てきますが、長く人間に寄生して生存出来ないので、重症になることはないようで、自然治癒していきます。

カンピロバクターとは、原因菌がカンピロバクター・ジェジュニ、カンピロバクター・コリで、いわゆる食中毒を起こす菌として知られているものです!

鳥の生食、馬刺しなどで問題が出ることがあるものです。

人間が感染すると、腹痛、下痢、嘔吐、悪寒、発熱、頭痛、倦怠感などが起こり、特徴としては、感染してから症状が出るまで2~5日ほどのタイムラグがあることです!

猫が感染すると、子猫が下痢をする程度で、ほとんどが無症状です。

パスツレラ症は、猫の口&爪などに潜んでいる細菌になります。

なんとこの菌、猫の10~90%が保菌していると言われていますが、この数字を見ると、幅がありすぎだとツッコミを入れたくなります(笑)。

猫に噛みつかれたりひっかかれることで、人間が感染する病気になります。

そして、人間でも感染しやすい年齢があるようで、40歳以上の人が発症する事が多いといわれています。

猫に噛みつかれた数時間後に、腫れや痛みが傷口に起こり始め、傷の奥深くにまで広がってしまうと、髄膜の壊死を起こすこともある、危険なものになります。

人間の気道に感染してしまうと、肺炎や気管支炎、気管支拡張炎などを起こしてしまうこともあります。

ちなみに、猫は無症状です!

サルモネラは、原因菌が「サルモネラ・エンテリカ」といって、牛や鶏、豚などの腸管内では、常在菌として保菌されている菌になります。

猫から人へ感染すると、人間は8~48時間で発症することが多く、急性胃腸炎や、嘔吐や下痢を引き起こします。

猫は下痢を起こすか、無症状になります。

真菌グループは、カビや水虫などが仲間です!

細菌よりも少しだけ大きくて、1~10ナノメートルほどのです。

細菌が、細胞分裂するように増えていくのに対して、真菌は枝分かれするように増えると想像すれば分かりやすいかと思います。

猫から人間に感染するのは、マイクロスポルム属、トルコフィトン属、免疫力の高い人ならなんの症状も出しませんが、小さな子供や免疫が落ちている、皮膚が弱っている人は、症状を出してしまうのです。

例えば、頭、手足の皮膚に感染すると、フケや痒みが出るといった症状が現れます。

猫も同じ症状を出します。

感染ルートは、感染している猫を猫吸いしたりして接触することです。

カプサイトファーガ・カニモルサス症とは、犬や猫の口腔内に常在している菌で、細菌です。

日本国内の犬猫も、高い確率で保有しているので注意が必要だといわれています。

猫に噛みつかれたり、粘膜を舐められることなどで感染するので、猫吸いくらいでは感染しにくいと考えられますが、どんな状況で感染するかは分かりませんので、注意が必要でもあります。

人間がこれに感染すると、頭痛、吐き気、倦怠感、腹痛、発熱などを起こし、重症になると、敗血症や多臓器不全、骨髄炎などを引き起こし、亡くなってしまう場合もあるといいます。

免疫が下がってしまったり、高齢者になると重症化しやすいと言われています。

人間が感染すると大変な状態になるこの細菌は、猫には無症状です。

エルシニア症は、エルシニア・エンテロコリチカや、エルシニア・シュードツベルクローシス(仮性結核とも呼ばれる)という細菌が原因で起こる症状です。

人間が感染すると、下痢や発熱、腹痛などの胃腸炎を起こし、成人では症状が出ることはあまりなく、出るのは幼児だといわれています。

仮性結核と呼ばれているものに感染すると、敗血症や、リンパ節炎などの重症化が見られる場合もあります。

猫ひっかき病は、ベルトネラ・ヘンセラが原因菌で、ひっかかれたり噛まれたりするだけでなく、ノミから感染する場合もあります。

3~10日後くらいから腫れが出たり、わきなどのリンパが腫れたりしますが、多くは自然に完治していきますが、稀に心内膜炎や、脳炎などを起こして重症化する場合もあり、猫は相変わらず無症状なんだとか!

個人的に、ここまで記事をまとめながら感じますが、人間に伝染しといて、猫は無症状って、おいおいっとツッコミを入れたくなりますが、あなたはどう感じますか(笑)?

結核は、肺炎や気管支炎などを引き起こす場合があります。

皮膚糸状菌は、頭や首や腕などに、発赤や痒みが出るのですが、子どもや女性に多いといわれています。

これらが、猫から人間に伝染る病気などになりますので、猫が好きすぎて、猫吸いがやめられないという方は、危険があるものもありますが、やり過ぎ注意で気をつけてください。

猫好きにとってはたまらない猫吸いというコミュニケーションですが、このような危険な病気もありますので、お手柔らかに、気を配りつつ、楽しむようにされてください。

ただほとんどの場合、猫吸いをして危険が及ぶことはそうないとは思いますが、病気にならないと言い切れるものもありませんので、自己責任で楽しんでみてください!

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今回は、猫吸いは危険で、病気が関係するのかといった、まるで楽しみに水を差すかのような記事をまとめてみましたが、なにかのお役に立てていただければと思います!