子猫のごはん(離乳食)を手作りしよう~♪
子猫に手作りの離乳食を作ってみませんか?
1子猫の離乳食はいつまで?
2子猫の離乳食の量はどれくらいあげればいい?
3手作り離乳食のレシピ
4カリカリを使ったズボラな離乳食の作り方
2014年7月1日、炎天下の道路脇で、まだ生後1週間~10日の子猫を保護し、大事に育ててきました。
生後5ヶ月から手作り猫ごはんを与え、お陰で毛艶は最高に美しいと自画自賛してしまっていますが、2016年7月10日に、譲渡会に参加し、ハチワレの黒白のMIXの生後2ヶ月の子猫を引き取らせて頂き、今回手作り離乳食を作ってみました!
この記事では、子猫の離乳食についての情報をまとめていきながら、作ったレシピをご紹介していきます!
子猫の離乳食はいつまで?
まずは、子猫の離乳食について、いつから始めればいいのかご紹介していきます!
個体差があるのですが、順調に成長しているのなら、一般的には生後3週間ほどで始められます。
これくらいの時期にちょうど乳歯が生え始めます。
ご自身で子猫の歯肉を触ってみて、トゲトゲした歯が生えていれば準備オッケーとなります。
猫はダラダラ食いなどはしない生き物だと言われていて、本来は少量のごはんを少しずつ食べるのですが、大体食事の回数は年令によって次のような目安になります。
● 生後3ヶ月までは一日3~4回
● 生後4ヶ月~1歳までは3~2回
● 1歳~7歳までは一日2回
● 7歳以上は少量を2~3回
子猫の食物の好みは、生後半年ほどで決まると言われています。
子猫のうちから肉や魚を使った手作り猫ごはんなどを食べていると、グルメ猫になると言われていますが、まさに我が家の先住猫のモモはグルメ猫として立派に成長しました!
お陰で、キャットフードを変えても一切拒否することがないので非常に楽です。
もちろんウェットフードも質の高いものを与えてみたら、喜んで食べていました。
それでは、子猫の離乳食は何時頃までやればいいのか見ていきましょう。
大体生後2ヶ月ほどで乳歯が生えそろいますので、こうなったら硬いドライフードもガツガツ食べますが、個体差がありますので、あくまでも目安として考えてください。
ちなみに、我が家の先住猫は、ミルクの後離乳食は食べずすぐにドライフードをカリカリと食べていましたので、猫によっては必要ない子もいます。
個体差がかなりありますから、こればかりは猫によりけりです!
子猫の離乳食の量はどれくらいあげればいい?
子猫のうちは成長中なので、欲しがるだけ与えてあげて大丈夫です。
成猫になっても同じように与えると肥満猫になりますが、まだまだ子猫の場合は
大きくなるために栄養やカロリーを必要としますから、しっかりとごはんを食べさせてあげてください!
キャットフードが食べられるようになったら、量をしっかりと裏のラベルで確認し、年齢に合わせた量を与えるようにします。
一応、年齢に合わせたごはんの量の目安を書いておきます。
● 生後2ヶ月半・・・体重1gあたり250kcal
● 5ヶ月まで・・・体重1kgあたり130kcal
● 6~8ヶ月・・・体重1kgあたり100kcal
● 活動的な成猫・・・体重1kgあたり80kcal
● 活動的でない成猫・・・70kcal
● シニア(10歳以上)・・・60kcal
● 妊娠中のメス猫・・・100kcal
離乳食を子猫に与えるときに手作りごはんはハードルが高いと感じ、一般的なウェットフードなどを使う場合、総合栄養食と書かれているものを選んでください。
猫のフードは、総合栄養食と一般食があり、一般食では栄養が不足してしまいますので、十分に注意してあげてください。
手作り離乳食のレシピ
それではここからは、我が家で作った手作り離乳食レシピをご紹介していきます!
2016年7月10日に引き取らせて頂きました、ハチワレ黒白のナナは生後2ヶ月で、すでに母猫やきょうだいとキャットフードを食べていましたので、別に離乳食を与えなくても良かったのですが、一度作ってみたいというチャレンジ精神で思わず作ってしまいました。
子猫の離乳食だけでなく、病気などをしていたり、術後や退院後の安静が必要で、消化の良いごはんが必要な療養中の猫にも与えられる内容のものとなっていますから、もしそういった猫が家にいる方は、療養食として作ってあげても良いと思います。
まずは動画をご覧下さい↓
まずは材料から、野菜はスプラウト、エノキ、オクラ、そして乾燥したかぼちゃの種です。
メインのたんぱく質は、ヘルシーで消化にも良い鶏のささみ、そしてうずらの卵の黄身、手作りでとった鶏がらスープです。
かぼちゃの種は子猫が食べやすいように、ミルサーで粉砕しておきます。
すべての材料をミルサーに入れ、細くしていき、器に盛りつけ、鶏がらスープを注ぎ、真ん中に黄身を乗せれば出来上がり。
猫用ですから味付けは一切必要ありません。
それでは、それぞれの栄養についてご紹介していきます。
まずはエノキの栄養ですが、こちらの記事でご紹介していますので、お役立てください。
猫の手作りごはんレシピ(魚、カジキ) - 捨て猫がグルメ黒猫になったブログ!
オクラの栄養はこちらでご紹介しています。
猫の手作りごはんレシピ(牛肉、オクラ、エリンギ、こめ油) - 捨て猫がグルメ黒猫になったブログ!
スプラウトの栄養はこちらの記事です!
猫の手作りごはんレシピ(牛肉) - 捨て猫がグルメ黒猫になったブログ!
鶏のささみの栄養については、こちらでご紹介しています。
猫のトッピングごはん(ササミ、スープ、オクラ、トマト、キュウリ) - 捨て猫がグルメ黒猫になったブログ!
乾燥したかぼちゃの種の栄養についてご紹介していきましょう。
英語ではパンプキンシードと呼ばれていますが、近年この食材の栄養価の高さが話題となっています。
100gで541kcalもある乾燥のかぼちゃの種の栄養は豊富で、漢方や民間療法では虫下しに使われていますから、現在絶賛回虫がいるというナナの体には良さそうな食材になります。
回虫の駆除はすでに始めていますので、2ヶ月以内にいなくなる予定ですが、その後の便を見ると回虫は見当たらないので、すでに最初の駆除で居なくなっている可能性もあります。
かぼちゃの種には、鉄分、マグネシウム、亜鉛、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれていて、骨を丈夫にしてくれたり、血液を作ってくれる働きがある栄養素になります。
脂質の割合が高いのですが、コレストロールは含まれていません。
オレイン酸やリノール酸などの、血中コレステロール値の低下に一役買ってくれる不飽和脂肪酸が多く含まれていて、βカロテンやビタミンEなどの抗酸化作用の高い栄養素も含まれています。
リグナンという強力なポリフェノールの一種が含まれていて、抗酸化作用があります。
良質なたんぱく質を31~46%の割合で含んでいますから、かぼちゃの種のたんぱく質だけでも、かなりたっぷりと摂取出来ます。
ビタミン類もバランスよく含まれていますので、猫の被毛を美しくするサポートをしてくれます。
漢方にも使われるほどですから、その栄養価がいかに高いかがよく理解出来ます。
滋養強壮に良いと言われている鶏ガラスープは、200ccで14kcalと低めですから、栄養は豊富なのにカロリーは低い嬉しい食材になります。
パントテン酸とビタミンB12が豊富に含まれていて、パントテン酸は水に溶ける水溶性ビタミンの一つで、脂質や糖質、たんぱく質の代謝とエネルギー産生に必要な酵素を補助する働きがあります。
皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素でもあり、不足すると成長障害などを引き起こしたり、頭痛などの症状が現れるのです。
ビタミンB12は、同じく水溶性ビタミンで、体内に入ると葉酸と一緒にヘモグロビン生成を助けてくれます。
ということは、鶏がらスープを子猫に与えると、成長を助けてくれ、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるということになります。
その他の栄養素はビタミン類が豊富に含まれていて、コラーゲンが摂取でき、鉄分やオレイン酸なども含まれていますのでコレストロール値を下げてくれます。!
カリカリを使ったズボラな離乳食の作り方
子猫の離乳食をわざわざ購入する必要はないと個人的には思います。
ただ、手作り猫ごはんを我が家では作っているのでそう言えるのであって、忙しい現代人にとって、気軽に使える市販の子猫用の離乳食を使うほうが便利だと考える方もいるかと思います。
ですから、ここからはカリカリ(ドライフード)を使ったズボラに作れる離乳食レシピをご紹介していきます!
動画をご覧ください↓
これは、先住猫のモモが子猫のときに作った離乳食になります。
動画を見ていただければ作り方や用意するものは分かるかと思いますが、一応記事としてもご紹介しておきます。
材料・・・子猫用のミルク 水でふやかした子猫用もしくは、すべての年代の猫用のキャットフード
ふやかしたキャットフードをある程度スプーンで潰していき、子猫用のミルクを注いで混ぜれば完成です!
こんな感じで、ドライフードを使って離乳食を簡単に作る方法もあります。
これなら、いつドライフードデビューをして大丈夫ですし、栄養が不足することもないので安心です。
こんな風に、気軽に離乳食づくりにチャレンジしてみてください!
今後も、ナナと名付けた子猫が元気に成長していけるように、ごはんには気を配ってあげ、もちろんストレスなどにも十分注意をしていきながら、成長を見守っていきたいと思います。
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今回は、子猫のごはん、手作り離乳食について情報をまとめていきました!