猫の膀胱炎!症状と原因、治し方、自然療法は?

猫の膀胱炎の症状や原因、治し方はどうしたらいいの?自然療法はあるのか?

1 猫が膀胱炎になるとどんな症状が出る?

2 猫が膀胱炎になる原因は?

3 治し方や治療費は?

4 自然療法は?

 

多くの猫と一緒に幼少時代から暮らしてきた家族は、膀胱炎になった猫と遭遇したことはないそうですが、現代ではあっと驚くような病気の症状を発症する家猫が増えています!

いったいどんな原因があって膀胱炎になり、治し方はどうしたらいいのか情報をまとめてシェアしていきますが、個人的にアーユルベーダや東洋医学などを知り、多くの疾患から脱出してきた経験から、西洋医学寄りの情報はまとめません。

もちろん、そういう情報もシェアしていきますが、腎臓が関係する膀胱炎ですから、付け焼き刃で対処療法だけやればいいという情報では、猫がその後も生活習慣が変わらず再発する可能性もありますから、治し方に関してはさまざまな角度から切り込んでいきたいと思います!

猫が膀胱炎になるとどんな症状が出る?

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そもそも、本来なら免疫力が高い若い猫が、膀胱炎になるということ自体が異常なことでもあります。

膀胱炎は、名前のとおり膀胱に炎症が起こるという症状が出る病気で、基本的に人間や犬に比べ、猫には少ない病気だと考えられています!

猫が膀胱炎になると、次の症状を出します!

● ひんぱんに水をのんで尿をする

● 残尿感がある

● トイレに何度も入るのですが尿が出ない

● 尿がにごる

● 尿に血がまじる

● トイレが長い

● 人間が触ろうとすると唸り声をあげる

● うずくまっている

● 元気がなくなって食欲不振になる

● 尿の匂いが強い

● 尿を出すときに痛がっている

こういった症状を出していたら、猫が膀胱炎になっている可能性が高いと考えられます。

ご存知の通り、膀胱は尿を溜めておく器官です、ここに炎症が起こることで猫の体にさまざまな症状が現れてきます!

もともと、猫の尿は濃いため、細菌が膀胱の中で繁殖しにくい免疫力も高い動物なので、膀胱炎にはなりくいのですが、年齢を重ねた猫などは免疫力が下がり感染しやすくなる可能性が高まると言われています。

猫が膀胱炎になる原因は?

そもそも、何故猫が膀胱炎になってしまうのでしょうか?

症状を出し苦しんでいる姿を見るのは、本当に辛いですね。

原因は次のものが考えられます!

● ほとんどは細菌に感染することで発症します

● 年齢を重ねた猫がなる間質性膀胱炎(通常の膀胱炎は膀胱の粘膜で炎症が起こりますが、この場合粘膜の下に炎症が起こる)

● 決定的な要因が分からない突発性の膀胱炎

細菌感染ならば、検査で原因がすぐに特定できるのでわかりやすいのですが、突発性の膀胱炎は次の原因が考えられるようです!

○ ストレス

○ 寒さや肥満

○ 飲水が不足している

○ 引っ越しをして環境が大幅に変わった

○ 暮らしている家に知らない人が頻繁にやってくる

他には、尿道の一部を切り取った、下半身が麻痺したといったなんらかの理由があると、免疫力に影響をおよぼすので、膀胱が細菌感染しやすくなるのです。

過剰にワクチン接種をしていることが原因となる場合があります。

一部のワクチンは、猫の腎臓の細胞系で作られているので、あなたの大事な猫の腎臓に自己免疫反応を起こす場合があり、これが結果的に腎不全に繋がっているという情報もあります!

慢性の膀胱炎は、環境アレルギーや感染症、慢性便秘や免疫力が低下したということなどが考えられます!

治し方や治療費は

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それでは、猫が膀胱炎になった場合の治し方や、治療費はどれくらいかかるのでしょうか?

まずは治し方から見ていきましょう!

細菌感染による膀胱炎の場合、治し方は抗生物質を投与する対処療法です。

これで良くならない場合、尿の中にいる細菌を培養して、どんな抗生物質を投与すれば効果を発揮するかを調べます!

原因が獣医に分かっていて、対処療法だけで治る見込みがあるのなら、病院で治療するのもいいと思いますが、結局対処療法だけの治し方では、その後の生活スタイルが変わらないため、再発の不安が拭えません。

膀胱炎などの、なんらかの症状を発症する原因は、日々の暮らしの中にあるので、治し方を考えた場合、やはり生活スタイルや食生活の改善及び、ストレスのない暮らしをさせてあげるなどの根本解決が、治し方として大事なポイントになります。

くすりで一旦は膀胱炎が治ったとしても、再発しては意味がありません。

2度とそのような状態にしないために、できることは他にないのか、次の章で見ていきますが、最後に膀胱炎の治療費についてまとめておきます!

病院によって初診料などが異なりますが、個人的に通っているところ(わが家の猫は健康なので、避妊手術と健康診断などで通っています)は、初診料が1000円で、再診は800円ほどですが、病院によっては初診料が1500円ほどするところもあるようです。

その他検査費用3000円ほど、一週間分の抗生物質をいただいて3000円ほどが目安になるようです。

手術が必要になると数万円かかることもあり、症状や状態によってマチマチになります!

自然療法は?

自然療法的な治し方は、次のようなことがあります!

食事はできるだけ新鮮な水と、新鮮な水分の多いものを与えてあげてください。

キャットフードのドライしか食べていない猫は、生のフードを食べている猫よりも水分が不足しています!

キャットフードに茹でた鶏肉を入れたり、その茹で汁を入れて水分を摂取できるようにしてあげたり、別にスープを与えるようにして水分摂取量を増やしてあげましょう!

猫が膀胱炎になった場合、治し方は多くの水分を確実に与えることで、尿が薄い状態を保ち排尿の回数と量が増えますが、こうすることで尿路系から細菌を洗い流すのを助けてくれます!

おやつの与えすぎが原因となって、猫の腎臓病と診断される場合もあるようです。

こちらの記事もお役立て頂ければ幸いです!

コメント欄にも、役立つ情報がありますので、チェックしてみてください!

猫のおやつ「ちゅーる」!毎日は危険? - 保護猫モモ&ナナのブログ!

ご存知のとおり、クランベリーやブルーベリーには、猫の尿のphを低くするので、このエキスをキャットフードにふりかけて与えるのも効果的といわれていて、海外のプレミアムキャットフードなどには、これらの効能があることからキャットフード自体に入っているものもあります。

クランベリーは、細菌が膀胱壁へ付着するのを防いでくれる働きがあります。

ということで、クランベリー感染症の予防や細菌増殖の阻止に役立ちます。

さらに、この果物はビタミンCが豊富なので、膀胱炎の療法を補完しながら、他の問題を予防するために助けになるだけでなく、果物ですから長期的に摂取しても安全です!

十分な亜鉛を与えたり、亜麻仁油(※で注意喚起しています)を与えるというのも治し方としては有効であると、「ペットの自然療法辞典」という書籍に書いてあります。

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※ 亜麻仁油は人間の世界でも大人気ですが、脂質の摂取のしすぎは、別の炎症を引き起こす恐れがあることが分かっていますので、このあたりもバランスだと考えたほうが安心ですね!

ハーブなら、中国の猪苓湯(ちょれいとう)ものの利用を検討してはと書かれています。

個人的に、興味がありインドのアーユルヴェーダのハーブについても自分で使いつつ、効能についても学んでいて、膀胱炎治し方には次のハーブが良いと考えられているようです。

あくまでも自己責任で情報を取り扱ってください。

● アシュワガンダ

サンスクリット語で馬の匂いという意味があって、馬の力のような元気が湧き出るといわれている力強いハーブです!

個人的にも2018年に入ってから飲み始めましたが、筋トレをしているので分かりますが確かにパワーが湧き上がってくる感じは個人的にしています。

夫も気に入り、何故か飲み続けていますので(笑)、なかなかいい仕事をしているハーブではないかと考えられます。

詳しい効能については、美容ブログのほうでまとめていますので、お役立て頂ければ幸いです!

アシュワガンダの効能と摂取量!副作用は大丈夫? - 40代からの美容を考えるブログ

● トリファラ

これが入った目薬を使ってみましたが、このハーブには腸内の清掃をする働きがあるので、目薬を使っただけなのに、トイレに行きたくなったという不思議なアーユルヴェーダハーブです!

リファラとはサンスクリット語で「3つの果実」という意味があり、ハリタキ、ビビタキ、アムラというインドの果実を混ぜたハーブになります!

抗酸化物質に優れていて、腸内を綺麗にするのです。

● ニーム

インドでは村の薬局という別名もあり、ニームで治らない病気はないとアーユルヴェーダでは言われているハーブです!

血液の浄化、抗菌作用、免疫力をあげてくれ、猫の皮膚病や湿疹などにも作用する可能性があるハーブになります!

猫の歯が清潔でないことが、腎疾患を発症するリスクを高めることになると考えられている面もありますので、歯磨きをしてあげたり、心配ならば定期的に専門家に歯のケアをお願いするのもポイントですが、個人的にはそこまで心配する必要はないのかなと考えますが、どう考えて行動するかはあなた次第です!

トイレは清潔にしてあげて、出来れば猫トイレ自体も定期的に石鹸で洗ってあげ、清潔に保つようにしてあげてください。

猫のトイレについては、こちらの記事もお役立て頂ければ幸いです!

momosan.hateblo.jp

この記事をまとめている、2018年2月3日に経験したことなので、こういうことも猫の膀胱炎の発症の原因になっている可能性もありますのでシェアしておきます。

そろそろ猫砂を足してやらないと少なくなっているなと思っていたところ、愛猫のハチワレのナナが、トイレに入っては出てきて、「にゃぁーにゃぁー」と私たちに向かって何かを訴えかけていました。

その様子を見て、もしかして猫砂が足りないのかなと思い急いで足してやると、待ってましたとばかりにすぐにトイレに入ってきて、満足そうに排便をしていました。

トイレが清潔でない、綺麗にしているけれど猫砂の量が足りていないなど、些細なことが膀胱炎に関係する可能性も否定出来ません。

そして、わが家には白黒猫がいますので気づいたのですが、猫砂に着色をしてある場合これを舐めてしまうことで病気を発症するリスクが高まる可能性もありますので、無添加のものを使用するようにしたほうが安心です。

手が白くない猫と暮らしていると、これが分かりませんので、わが家に白黒がいて良かったと感じました。

治し方に関しては、このような面も、気を配ってあげるようにしてあげてください!

他にも自然療法のやり方はありますが、ペットの自然療法辞典という書籍なども販売されていますので、ご自身で調べていくことも大事になりますので、そういった書籍を手にされることをオススメします!

今回は、猫の膀胱炎の症状や原因、治し方についてまとめていきました!